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バイキングの日とはいつ?意味や由来、イベント、ビュッフェの違いとは

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▪はじめに

バイキングとは、食べ放題の食事形式です。

実はこの形式、海賊のバイキングとは直接関係なく日本で名付けられたものだったのです。

そして、日本で初めてバイキングスタイルのレストランが誕生した日が記念日として現在も残っています。

 

バイキングの日とは

バイキングの日は、毎年8月1日にあります。

この記念日は、1958年(昭和33年)8月1日に帝国ホテルが「インペリアルバイキング」という日本初のバイキング形式のレストランを開いたことに因んで、2008年(平成20年)4月に株式会社帝国ホテルによって制定されました。

 

▪意味

バイキングの日には、1958年(昭和33年)に「インペリアルバイキング」がオープンしたことを記念する意味があります。

「インペリアルバイキング」は2004年(平成16年)にリニューアルして、「インペリアルバイキング サール」という名前に変わっています。

 

▪由来

バイキングの日は、1958年(昭和33年)の8月1日に、帝国ホテルが日本初のバイキングスタイルのレストラン「インペリアルバイキング」をオープンさせたことに由来して制定された記念日です。

 

▪イベント

毎年バイキングの日である8月1日前後には、帝国ホテル東京でイベントが開催されています。

 

過去には「『バイキングの日』記念スペシャルデイズwithザ・シャーウッド台北」というイベントが、帝国ホテル東京内のレストラン「インペリアルバイキング サール」にて8月1日から8月4日までの4日間にかけて行われました。

このイベントでは、台北のホテル「ザ・シャーウッド台北」のシェフ・高鋼輝(こう・カンフェイ)氏による中華料理7品を含んだ約40種類の料理をバイキングスタイルで楽しめるものでした。

 

毎年趣向を変えて行われるバイキングの日のイベントには、毎回多くの人が訪れています。

バイキングスタイル発祥のお店の味をぜひ堪能してみてください。

帝国ホテルHP 

 

バイキングの雑学

<バイキングとビュッフェの違いとは?>

日本では、レストランで好きな料理を自分で取って食べるスタイルを「バイキング」や「ビュッフェ」と呼びますが、じつはこの2つは全く違う食事の形式だったのです!

 

「バイキング」とは日本で生まれたスタイルで、食事をする前に一定の金額を払い、決まった時間内に好きなものを好きなだけ食べることができるといういわゆる食べ放題サービスです。

このスタイルは、1957年(昭和32年)に当時の帝国ホテルの支配人であった犬丸徹三氏がデンマークに旅行に行ったとき、「スモーガスボード」という好きなものを好きなだけ取って食べる北欧の伝統料理に出会い、これを参考に誕生したものです。

「バイキング」という名前は社内公募で決定したもので、当時上映されていた「バイキング」という海賊映画の中で船上での食べ放題のシーンが印象的だったことや「北欧=バイキング」という印象からこの名前に決まったのだとか。

ですから「バイキング」という名前は和製英語になるので、海外の人には食べ放題という意味では通じないので注意しましょう。

 

「ビュッフェ」とは本来、フランス語で「飾り棚」を意味する言葉で、「自分で料理を飾り棚(ビュッフェテーブル)に取りに行く立食式の食事」のことを指しています。

日本ではバイキングと同じ意味で使われることが多いですが、食べ放題ではなく取った料理の分の料金を払うシステムの所もあるので注意してください。

ビュッフェは立食が基本ですが、テーブルに着席して取ってきた料理を食べるシッティング・ビュッフェという形式もあります。

アメリカやヨーロッパなど海外のホテルなどでもビュッフェスタイルが増えてきていて、「食べ放題」という意味で「buffet(ビュッフェ)」という言葉が使われることも多いようです。

 

<知っておきたいバイキングの正しいマナー>

自分の食べたいものを自由に選んで食べられるバイキングですが、全て自由というわけではなくちゃんとしたマナーがあります。

 

まず、ほかの人やお店に迷惑をかけないようにする基本的なマナーとしては、

・料理の前で長考して列の流れを止めないようにする

・料理を取り過ぎない

・自分で取った料理は自分で食べる

・取った料理は残さない

 

ということが重要です。

一見あたりまえのようですが、守れていない人を見かけることもあるのではないでしょうか。

料理を取るときには、流れを止めないように進みながら気になった料理を取っていきましょう。

また、同席者の分の料理を取ってくるのはマナー違反なので決してしてはいけません。

バイキングでは、元を取らなければ損をすると沢山取ってしまいがちですが、ほかの人にも行き渡るようにしながら、自分が美味しく食べきれる分だけ取って食事を楽しむようにしましょう。

 

料理の取り方やお皿の使い方のマナーは、

・1回使ったお皿は取り換える

・一皿に盛りつけるのは2~3種類まで

・冷たいものと温かいものは同じ皿に盛り付けない

・ソースをかける料理は一皿一品

・使い終わったお皿は重ねずテーブルの端に寄せてスタッフに下げてもらう

 

などです。

 

これらのマナーはきちんと知られていないことが多く、実際バイキングに行ったときに迷うマナーだと思います。

バイキングでは、1度使って汚れたお皿を持って歩くのはマナー違反ですし他の人からの印象もよくありません。

また、お皿に残ったソースが新しく取った料理と混じって味が変わってしまったり残ったソースがトングに付くことで他の人の迷惑になったりします。

お皿は何枚でも使って大丈夫なので、1度使ったお皿は取り換えるようにしましょう。

 

ビュッフェではコース料理の順番に左から並べてあるので、左から前菜・メイン・デザートと数回に分けて取りに行くのがマナーです。

料理を取るときには、味が混ざらないように1皿に盛りつけるのは2~3種類までで量はお皿の7割くらいが美しく食べきれる量の目安となります。

また、ソースやドレッシングをかけたり汁気の多い料理はとくに味が混ざりやすいので、1皿に1種類がおすすめです。

使い終わったお皿は重ねると傷が付いてしまうことがあるので、重ねずテーブルの端に寄せておいてスタッフの人に下げて貰いましょう。

 

これらのマナーを守って、自分も周りの人も、楽しく気持ち良く料理を楽しんでください。

 

▪まとめ

バイキングは、日本で生まれた食べ放題の食事形式で、レストランのコース料理のバイキングだけでなく、ケーキバイキングや焼肉バイキングなど様々な飲食店でもこの形式が取り入れられています。

好きなものを好きなだけ取って食べられるので、テンションが上がりますよね。

我が家も食べ盛りの子供がいるので、バイキングはとても喜びます。

しかし、バイキングにもちゃんとしたマナーがあるので、マナーを守りながら食事を堪能しましょう。

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