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プラチナエイジの日とはいつ?意味や由来、イベント。永遠に輝き続ける世代

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「7月5日  プラチナエイジの日」

■はじめに

筆者が社会人になったころの定年はたしか55歳だったと記憶しています。

職場へ挨拶に回る新人にあれこれと声をかけてくれた定年間近の先輩方を思い出すと、今の55歳よりはるかに好々爺然としていたように思えます。

自分がそれよりひとまわりも齢を重ねた今、若い人の目には当時の自分が抱いたような印象をもって見られているのかもしれません。

もっとも、筆者を好々爺とするのは、いささか褒めすぎの感もあるので、その部分の表現は返上したいと思います。

 

プラチナエイジの日とは

7月5日は大阪にある「プラチナエイジ振興協会」が制定した「プラチナエイジの日」で、プラチナが7月5日の誕生石であることが日付の由来ですね。

筆者は初耳でしたが、これは60歳以上の人たちを、永遠に輝き続ける世代という意味で「プラチナエイジ」と呼ぼうと同協会が提唱している記念日です。

最近は「アラ還」なんて言葉もあるそうですが、60歳過ぎても元気な人はいっぱいいるのに「高齢者」では違和感大あり、「シルバー」なんて呼ばれたら老け込みそう、「老人」なんぞはもってのほか、ということで経年劣化のない「プラチナ」を採用したもようですね。

永遠に輝き続ける「プラチナエイジ」とか、60歳過ぎても挑戦し続ける「プラチナエイジスト」なんて呼ばれたら、筆者は恥ずかしくて鏡を見られませんね。

 

■プラチナエイジの日の意味と由来

プラチナの石言葉は「永遠」、原石は「多感な心」だそうです。

どうも「多感な心」は少年にこそふさわしそうですが、しかし、いくつになっても少年の心を持っていたい、そう素直に解釈できる人が愛される「プラチナエイジ」なんでしょう。

60歳過ぎたら「永遠」がキーワードになりそうです。

 

■プラチナエイジの日のイベント

同協会は毎年の「プラチナエイジの日」に、各界で活躍する「プラチナエイジ」の中から約20人ずつを選定し、「ベストプラチナエイジスト」として表彰しています。

受賞者に有名人ばかりを選ぶわけでもないため、メディアの扱いも地味なイベントで、「プラチナエイジの日」の浸透ともども、もうひと工夫が必要に思えます。

 

プラチナエイジの日の雑学

▽健康寿命

1950(昭和25)年の日本人の平均寿命は女性61.50歳、男性58.00歳でしたが、2019(令和元)年には女性87.45歳、男性81.41歳になり、わずか69年間で女性が25.95歳、男性23.41歳という驚異的な伸びとなっています。

しかし、日常を制限なく健康的に過ごせる期間である「健康寿命」は女性が74.79歳、男性が72.14歳と言われています。

つまり、病気で寝付いたり、介護が必要になる年月が、女性は12.66年、男性が9.27年も計算上は存在することになります。

平均寿命までにはまだまだ余裕とのんびりしている筆者ですが、健康寿命を思うとうかうかしてもいられません。

 

▽あるプラチナエイジの日常

筆者は足元がおぼつかない程度で、高い所へ登る以外は日常で困ることはなく、どうにか要介護の手前で踏みとどまっています。

「プラチナエイジ」に突入後、いつごろからか「おっ、これが老化、いやプラチナ化か」と思うことが多くなりました。

身体的には高血糖と高血圧の判明、駅まで歩く時間がだんだん長くなりましたが、この両方はなんとなく予期していたので驚きはしませんでした。

 

しかし、じわじわと押し寄せるプラチナの波は、

・昨日食べたものを思い出すのに時間がかかる

・好きだったタレントや女優、映画のタイトルが思い出せない(特にカタカナ名前が顕著で、先日はディープインパクトを思い出せずに愕然とした)

・目がスピードについて行けない(3連単馬券を買っていると、ゴール前で3頭の前後が瞬時に認識できない)

・めったに自分ではかけない自宅の電話番号をどうしても覚えられない

・ネット検索しようと画面を立ち上げた際、ついニュースに気をとられると、何を検索するんだったか忘れてしまう

まだまだいろいろあるはずですが、それもまた急には思い出せませんね。

雑学の項にはどうかとも思いましたが、多くの人がいずれ通るであろう道案内をちょっとしてみました、悪しからず。

 

■最後に

「永遠に輝き続ける世代」なんて聞かされると、「今からでも何かを始めよう」とも思いますが、そのとたんに「終活はどうなった?」の声も聞かされて、どうにも腰のすわらないプラチナエイジです。

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