「7月15日 マンゴーの日」
■はじめに
みなさんは「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」って歌をご存じでしょうか。
それはともかく、その3つのフルーツは日本の庶民の伝統的果物ではないためか、筆者はいい大人になるまでその3つの区別がつきませんでした。
目 次
マンゴーの日とは
沖縄県は2000(平成12)年、沖縄産マンゴーの消費拡大のため、出荷最盛期である7月15日を「マンゴーの日」に制定しました。
■マンゴーの日の意味と由来
マンゴーはインド、東南アジア原産のウルシ科の常緑灌木で、沖縄へは1920年代に台湾から輸入され、国内で本格的な生産が始まったのは1970年ころだと言われています。
亜熱帯気候の特性を生かした沖縄のマンゴーは、樹上で完熟させるために味が濃く、
深い甘みと適度な酸味が特徴で、それに加えて独特の香りは外国産マンゴーをはるかに凌ぐものと評価されていますね。
また、JAおきなわでは県産マンゴーのブランド価値をさらに高めようと、糖度15度以上、サイズ3L以上、色は真紅という3条件を設定し、この条件を満たすマンゴーを「美らマンゴー」に認定しています。
■マンゴーの日のイベント
毎年、「マンゴーの日」を中心として県内では「マンゴーまつり」が開催され、試食会や即売会、抽選会などで、マーケットはほぼマンゴー一色となります。
もちろん県外でも沖縄県とJAおきなわなどが主催するイベントが開催され、ミス沖縄による「旬入り宣言」の後、マンゴーの試食や抽選会、プレゼントなどが企画されているようです。
変わったところでは、沖縄県内の食品会社とJAおきなわが協力し、マンゴーの里宣言で知られる豊見城市産のマンゴーを使った「マンゴー風味のメロンパン」「冷やしておいしいマンゴーヨーグルト蒸しパン」の2種を、同市で限定発売したこともありました。
マンゴーの日の雑学
▽みやざきマンゴーの日
宮崎県でもマンゴーは生産されていましたが、知名度がなくて沖縄県産の陰に隠れた存在でした。
しかし、2007(平成19)年に東国原県知事が就任して宮崎のマンゴーを全国にアピールしたことで、一気に宮崎マンゴーは全国区の高級フルーツに昇格しました。
さらに2014年にJA宮崎経済連は5月25日を「みやざきマンゴーの日」に制定、沖縄マンゴーのシェアに追い付こうと頑張っているようです。
現在、沖縄マンゴーのシェアは約55%でトップ、2位は宮崎で約30%ですね。
また、宮崎でも厳しい基準を満たしたブランドマンゴーがあって、その名も「太陽のタマゴ」、いかにも宮崎らしい命名です。
ところで、なぜ5月25日なのかと言うと、「マンゴー(5)ニッ(2)コ(5)リ」なんだそうで……もうちょっと何とか考えられなかったのかとも思ってしまいます。
▽マンゴー選びと保存法
マンゴーはプリンやアイスクリーム、パフェなどに使われるようですが、マンゴー1個をまるまる買う機会もあまりないようなので、マンゴーの賢い選び方、何かの拍子につい買ってしまった場合の保存法についてお教えしましょう(偉そうに言うほどの話でもありませんが)。
マンゴーは果皮に張りとつやがあって赤く色づき、香りのいいものを選ぶことが肝心です。
熟すと少し弾力が出て香りが漂いますが、買う前に弾力を試してはいけません。
たまに黒い斑点の目立つマンゴーもありますが、これは熟し過ぎなので敬遠しましょう。
次に保存ですが、やんわりと押してみて固いと感じたら完熟前なので、常温で追熟しましょう。
熟したら冷蔵庫の野菜室へ、食べきれなかった場合は皮をむいてカットし、ラップにくるんで冷凍保存もできます。
自然解凍してそのまま食べるか、シャーベットやスムージーでもどうぞ。
■最後に
ひところ、犬にマンゴーを食べさせることの是非が話題になりました。
マンゴーは高カロリーなので肥満の原因となり、関節や内臓に悪影響を及ぼすと言われましたが、それは何も犬に限ったことではなく、そうなら世のお父さんたちもマンゴー禁止となってしまいます。
本当のところは、マンゴーの皮に含まれるマンゴーオールという成分が接触性皮膚炎の原因となり、皮膚や目のかゆみ、ひどければ嘔吐や下痢、脱毛といった症状を引き起こすためで、このマンゴーオールに対してアレルギーを持つ犬にマンゴーを与える際には注意してくださいということなんです。
飼っている犬にアレルギーの有無なんてわかりようがないので、とりあえず皮だけはきちんとむいて、すこしずつ食べさせましょう。
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