ゼラニウムといえば、小さな花弁に鮮やかな色が印象的な花です。
華やかで女性らしいイメージから、贈り物として花束に入れられることも多いですが、その花言葉をご存知でしょうか?
ゼラニウムは品種が多い分、花言葉もいくつか存在します。
目 次
ゼラニウムの花言葉
ゼラニウム全般の花言葉は「尊敬」、「信頼」、「真の友情」です。
昔、イスラム教の開祖であるマホメットが洗濯したシャツをアオイ科の植物にかけて干していたところ、シャツを掛けていた植物の花が、あざやかな赤色に変わり強い香りを放ったそうです。
このアオイ科の植物がゼラニウムの始まりだそうで、そのマホメットの偉大さを称え「尊敬」や「信頼」となってのではないでしょうか。
色別の花言葉
ゼラニウムは赤色のものが多いのですが、実はとてもカラフルな花です。
明るいものだけではなく、暗い色や淡い色もあります。
そんなゼラニウムは、色によって花言葉が異なります。
赤色のゼラニウム
「君がいて幸福」
あでやかな赤い色は愛する人に贈るのにぴったりです。
ピンク色のゼラニウム
「決心、決意」
可愛らしいピンクのイメージからはちょっと想像しにくい意味ですが、プロポーズに贈る花としていいかもしれません。
白色のゼラニウム
「私はあなたを信じない」
純白な白からは想像しがたい花言葉ですが、ゼラニウムの葉からのきたようです。
ゼラニウムの葉は青臭く独特な匂いで、蚊の嫌がる成分が含まれているそうです。
白い純粋さを感じる花と違って、近寄りがたい葉の匂いは裏切られた感があり、「あなたの愛を信じない」となったのかもしれません。
黄色のゼラニウム
「予期せぬ遭遇」
青春や元気さ、友情を感じさせる黄色は希望の色です。
新しい友達や恋人など、出会いを予感させる花言葉ですね。
深紅のゼラニウム
「憂鬱」
明るい活発的な赤に比べ、深紅は何かしら影の部分が見え隠れするイメージがありますね。
他にもオレンジや紫、複色といった色のゼラニウムがありますが、それらには特に決まった花言葉は付けられていないようです。
実は怖い花言葉
ありませんでした。
使ってはいけない花言葉
ゼラニウムは贈り物に適した花ではありますが、「偽り」「詭計」といったあまり良くない意味の花言葉もあるので注意しなければいけません。
ゼラニウムの葉は独特な青臭さがあり、可愛らしい姿に似つかわしくない面があることから、このような花言葉がついたのでしょう。
ゼラニウムが誕生花となる日にち
1月26日、4月3日、4月24日、5月26日、6月28日、7月27日、8月11日
ゼラニウムとは
ゼラニウムの特徴
ゼラニウムはフウロソウ科ペラルゴニウム属で多年草で、開花時期が3月~11月と長いです。
原産地は南アフリカで、乾燥にも強いです。
ゼラニウムの名前の由来
種子の突起がコウノトリのくちばしに似ており、ギリシア語の「pelargo(コウノトリ)」から属名の学名「Pelargonium(ペラルゴニウム)」となったようです。
和名では「天竺葵(テンジクアオイ)」といい、「天竺(インド)」の「葵」という意味になります。
ゼラニウムの種類
ゼラニウムの花は3月~11月と春から初夏にかけて開花します。
ゼラニウムは数百種の品種が存在するされ、その花は色も咲き方も多種多様です。
ゼラニウムの品種
ゼラニウムは世界中に数百種類ともいわれる数の品種があり、その形や名前もそれぞれ個性的で、同じゼラニウムでも全く違う美しさがあります。
「アメリカーナ」
花茎が丈夫で大きな花房がつきます。
「星咲きタイプ」
花弁が深く切れ込みます。
「モミジ葉ゼラニウム」
手を広げたようなモミジに似た葉色・形で、茶色と緑のグラデーションが美しいです。
「リンゴ2000」
人気の高い種子系ゼラニウムで品種で草姿がくずれにくく、切り戻しなどの必要が少ないです。
色や大きさによって、違う花のように特徴がありますが、どの種類も可憐で女性らしく、とても綺麗です。
一年中楽しめるお花として愛されているゼラニウムを、ぜひみなさんも育てたり誰かへ贈ってみたりしてみませんか?