ウエディングブーケなどで、ブルースターの花を見たことがある人も多いかもしれません。
パステルカラー調のきれいな水色の花が、とてもさわやかに感じます。
ブルースターには、ウエディングブーケにピッタリの花言葉がつけられていました。
目 次
ブルースターとは
ブルースターは、ブラジルやウルグアイなどの南米が原産の花です。
南米が原産であるため、暑さに強いのはもちろんですが、比較的寒さにも強いです。
そのため、日本でも外で冬を越すことができます。
水色の花びらが多いですが、ピンクや白もあります。
5枚の花びらからなり、ヒトデのような形です。
開花期は5月から10月と長く、花が開いた後には、大きな実をつけます。
実の中には、種のついた綿毛があり、タンポポよりもふわふわです。
この綿毛が飛ぶため、こぼれ種で良く増える花です。
ブルースターの名前の由来
ブルースターという呼び名は、品種の名前の1つです。
「Oxypetalum(オキシペタラム)」が本来の名前で、こちらが呼びにくいことから、親しみやすいブルースターという名前が使われるようになりました。
ちなみに、ブルースターという名前がついた理由は、水色の花が、星のような形に見えることが由来です。
学名「Oxypetalum(オキシペタラム)」は、花の見た目に由来する、ギリシャ語からつけられています。
5枚の花びらが細長く鋭いことから、鋭いという意味の「oxys(オキシ)」と花びらという意味の「petalon(ピタロン)」です。
西洋名は旧学名であった、「Tweedia(ツイーディア)」や、「southern star(サウザン スター)」などです。
日本ではブルースターという名前と並び、「瑠璃唐綿(ルリトウワタ)」でも知られています。
花びらが青紫色で、花の後にできる実が「トウワタ」とう植物に似ていることが、名前の由来です。
ブルースターが誕生花となる日にち
3月8日、4月14日、6月14日、9月7日
ブルースターの花言葉
「幸福な愛」「信じあう心」がブルースターの花言葉です。
また、西洋の花言葉も「happy love(幸福な愛)」、「believing heart(信じあう心)」です。
これらの花言葉は、聖母マリアにちなむとされています。
イエス・キリストの母である、聖母マリアのシンボルカラーは青です。
青色は幸福や平和、誠実などを意味するため、「幸福な愛」や「信じあう心」という花言葉がつけられました。
ブルースターの色別の花言葉
ブルースターには、水色以外に、白やピンク色の花があります。
しかし、色別の花言葉はつけられていません。
ちなみに、白色はホワイトスター、ピンク色はローズスターと呼ばれます。
ブルースターの怖い花言葉
聖母マリアの印象からつけられている花言葉は、どれも幸せや平和を願う物ばかりです。
そんなブルースターですが、「早すぎた恋」や「身を切る想い」といった、少しネガティブな花言葉もつけられています。
これらの花言葉は、相手への想いが強すぎるあまり、つけられたとされています。
ブルースターの言い伝え
ブルースターの花言葉は、聖母マリアに由来するとされています。
西洋では、聖母マリアのシンボルカラー以外にも、これらの花言葉がつけられた逸話がありました。
西洋の結婚式では、花嫁が4つのものを身につけると、一生幸せになるという言い伝えがあります。
花嫁が身につける4つのものを総称し、「サムシングフォー」と呼ばれます。
1つ目は「Somthing old(サムシング・オールド)」
2つ目は「Somthing new(サムシング・ニュー)」
3つ目は「Somthing borrowed(サムシング・ボロード)」
4つ目は「Somthing blue(サムシング・ブルー)」
「Somthing old」は、母親や祖母などが身につけていた、先祖代々伝わる物を意味します。
「Somthing new」は、新しい生活のスタートを意味し、新しいものを身につけるそうです。
「borrowed」には借りるという意味があります。
「Somthing borrowed」は、親友などが結婚式で身につけた物を借りるそうです。
「Somthing blue」は何か青い物という意味です。
この青い物として、ブルースターの花をブーケなどで使います。
日本でもブルースターは、花嫁のブーケに利用されることがあります。
パステルカラー調の水色が、さわやかさを感じさせるブルースター。
花を見ているだけで幸せな気分になれます。
幸せや平和を願う花言葉は、プレゼントにしても喜ばれますね。