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生コンクリート記念日とはいつ?意味や由来、イベントは

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「11月15日  生コンクリート記念日」

■はじめに

筆者が子どものころは、町のあちらこちらで土間屋さんがセメントや砂利、砂を水で練ってコンクリートを作っていましたが、最近はDIY以外で見かけることはほとんどありませんね。

 

生コンクリート記念日とは

1949(昭和24)年11月15日、日本で初めて生コンクリートが出荷され、工事現場でコンクリートを作る手間が省けることになりました。

全国生コンクリート工業組合連合会と同協同組合連合会はこれを記念し、同日を「生コンクリート記念日」に制定しました。

 

■生コンクリート記念日の意味と由来

生のコンクリートはセメントと水が反応し、数時間で固まり始めてしまうので、昔は工事現場で作るしかありませんでしたが、コンクリートミキサー車の登場によって大量の生コンクリートを迅速に現場に届けられるようになりました。

当時は巨大なビルこそありませんでしたが、やがて訪れる高層ビル建築ラッシュにコンクリートミキサー車がなければ、途方もない人手が必要で、成長の歩みも遅くなっていただろうと思います。

両連合会は記念日制定の趣旨を「社会的使命を認識し、高品質・安定供給・適正価格を3原則として、社会の発展と国民生活の向上に貢献する」としています。

ずいぶん大きく出たなとも思いましたが、戦後の復興や高度経済成長を思えば、あながち大風呂敷だったとも言えませんね。

 

■生コンクリート記念日のイベント

2017年、東京の建設会社が「生コンクリート記念日」にちなんで、7回目となる子ども向けの体験型学習イベントを開催しました。

例年人気の「生コンにさわってみよう!」という企画をはじめ、「セメントで手形を作ろう!」のほか、保護者向けにも振動で砂が固まる現象を体験できる「バイブレーターにさわってみよう!」や免震構造マンションの最先端技術見学会など、興味深い企画が目白押しでした。

 

生コンクリート記念日の雑学

▽日本の道路舗装はなぜコンクリートが少ないのか

日本の道路の9割はアスファルトで舗装されています。

これは熱を加えると簡単に軟らかくなる上、冷えればすぐに固まるアスファルトの性質によるところが大きく、舗装工事の簡便さと、通行可能になる所要時間の短さが最大の利点です。

また、騒音やクルマの乗り心地、舗装費用などの点でコンクリート舗装よりも採用しやすいことが挙げられます。

 

しかし、アスファルトは軟らかいために道路の表面が欠けたり、へこんでしまったりすることも多く、毎日、どこかしらで修復工事が行われているようです。

それに加え、アスファルトにとって熱は両刃の剣で、あまりの猛暑では変形してしまいますね。

そんな道路を歩くと、靴の底に粘りを感じたりもします。

 

では、なぜコンクリート舗装が普及していないのかと言えば、アスファルトのメリットがコンクリートにはないからですが、逆にアスファルトのデメリットはコンクリート舗装なら解消することができます。

コンクリートの利点は耐久性で、初期コストはアスファルトを上回るにしても、長期にわたる維持管理コストを計算すればはるかに安上がりになります。

その初期コストも原油が原料であるアスファルトの価格が不安定で、国内で賄えるコンクリートの主材料であるセメントとの価格差は20%程度にまで縮まっているようです。

 

またコンクリート舗装は大型車の燃費を向上させるので、二酸化炭素の排出量も削減でき、アスファルトに比べて最大10度の路面温度低減効果があるので、ヒートアイランド対策にもなりますね。

ところが、さすがは技術立国の日本、アスファルトとコンクリート双方の利点を合わせ持つ「コンポジット舗装」なる技術が登場し、トンネルや空港、高速道路などに使われることが増えています。

 

■最後に

東京・業平橋にあった日本初の生コンクリート工場は、東京スカイツリーの建設用地となったために閉鎖され、今はスカイツリーの一角に「生コンクリート工場発祥の碑」が残されるだけとなりました。

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