▪はじめに
きのこの山は言わずと知れたチョコレート菓子です。
そのきのこの山の記念日は、8月の祝日である山の日と同じ日にあります。
なぜこの日になったのか、きのこの山に関する雑学と共にご紹介しましょう!
目 次
きのこの山の日とは
きのこの山の日は、毎年8月11日にあります。
きのこの山の日とは、菓子・牛乳・乳製品・医薬品などを製造・販売している大手食品会社である株式会社明治が2016年(平成28年)から施行された国民の祝日「山の日」に合わせて制定した記念日です。
▪意味
きのこの山の日には、お客様に日頃の感謝を伝えるという目的と、「きのこの山」をより多くの人に食べて貰うきっかけとなって欲しいという願いが込められています。
▪由来
きのこの山の日が8月11日になったのは、「きのこの山」のチョコレート部分を2つ縦に並べると「8」に、クラッカーの部分を2つ横に並べると「11」になることが由来となっています。
また、「山」のつく国民の祝日「山の日」が2016年(平成28年)8月11日から施行されたこと合わせたことも由来の1つです。
▪イベント
きのこの山に関するイベントと言えば「きのこの山 たけのこの里総選挙」です!
きのこの山派かたけのこの里派かという問題は1980年ごろから消費者の間で論争がおき始め、Twitterなどでもよく上がってくる質問でした。
これが結構微妙な差で割れたり男女比があったりすることも話題になったりしたことから、2001年(平成13年)から明治が公式に選挙イベントを行う運びとなったのです。
2019年(令和元年)は8月~10月までの3か月間に及ぶ大きな選挙で、その期間は毎年テレビCMなどでも大々的に取り上げられています。
また、投票者には抽選でオリジナルグッズやクオカードなどの景品が当たるキャンペーンも行われました。
結果は「きのこ党」が6,021,986票「たけのこ党」が4,565,799票と「きのこ党」の勝利となっていますが、前年はたけのこ党が勝利しているのでやはり甲乙つけがたいのが実際のところかもしれませんね。
今後も開催されるかもしれないので、その時には投票してみてはいかがでしょうか。
きのこの山の雑学
<きのこの山が生まれたのは「アポロ」があまり売れなかったから⁈>
かわいいきのこの形も人気の理由の1つとなっているきのこの山ですが、どのようにして誕生したのでしょうか?
じつはきのこの山は、1969年(昭和44年)から販売されていた同社のチョコレート菓子「アポロ」があまり売れなかったことがきっかけで生まれた商品だったのです!
「アポロ」は当時話題になっていた月面探査機「アポロ11号」をモチーフとして作られた商品でしたが、発売当初は売れ行きがあまりよくありませんでした。
大阪に製造工場も作ったのに売れないので、当時の工場担当者はアポロの円錐状の形を利用した別のチョコレート菓子が作れないか考えたのだそうです。
そして生まれたのが、円錐状のチョコレートにクッキーの軸をさしてきのこの形にするというアイディアでした。
さっそく試作品を明治本社に持っていったのですが、最初は安否両論意見が分かれました。
なぜなら当時はまだチョコレートとクッキーを合わせたお菓子はほとんど無く、ポッキーが発売されたばかりのころだったので、消費者に受け入れられないのではないかという懸念があったからです。
結果的には製造することに決まったのですが、発売に至るまでには5年もの歳月を費やします。
アポロの型をそのまま使うのではなく、よりきのこの形に近いものにしたり、軸の部分をクラッカーに変えたり、チョコレートとクラッカーの相性が1番いい品質のものを探求したりと何百回もの試作が行われました。
そしてついに1975年(昭和50年)にきのこの山が発売されたのです!
当時はお菓子のパッケージには不適切とされていた緑色を使った懐かしい日本の里山風景のデザインも目を引き、きのこの山は大ヒット商品となりました。
このきのこの山のヒットにより「ファンシーチョコスナック」という新しいジャンルが開拓され、現在でもその人気は続いているのです。
<きのことたけのこの兄弟商品「すぎのこ村」はなぜ消えたの?>
きのこの山に続いて発売されたのが「たけのこの里」でした。
たけのこの里も大ヒットし、明治は1987年(昭和62年)にきのこの山とたけのこの里の兄弟商品を発売します。
それが「すぎのこ村」でした。
すぎのこ村はビスケット(発売1年後にココアビスケットに変更)の軸にクラッシュアーモンドとミルクチョコレートをかけたお菓子で、杉の木をイメージしたものです。
私が子供のころに売られていたのは覚えているのですが、ちいさいポッキーという感じの形状できのこの山やたけのこの里ほど人気がなく、私自身もあまり手に取ることはなかったように記憶しています。
実際、発売当初は人気があったもののすぐに売れ行きが減少したので1988年(昭和63年)には発売中止になりました。
売れなかった理由としては杉の木はきのこやたけのこと違って食べ物じゃないからという理由があったとされていますが、定かではありません。
たった1年しか販売されなかったすぎのこ村ですが、じつは明治が販売していたポッキーとよく似たお菓子「ラッキー」の姉妹品「ラッキーミニ」として1992年(平成4年)から販売されているのです!
ラッキーミニは小さくて食べやすく、見た目も可愛かったことから女の子に人気の商品となりました。
残念ながらラッキーミニも2008年に販売中止となりましたが、名前を変えただけで人気商品となったということはおいしいお菓子だったという証拠ではないでしょうか。
▪まとめ
きのこ派とたけのこ派、みなさんはどちら派ですか?
この2つは男女差も大きいといわれています。
実際我が家でも男性陣はきのこ派で女性陣はたけのこ派と分かれました。
どちらもおいしいので敢えて選ぶなら、という前提でしたが。
季節によって色々な味も出ているきのこの山をぜひご賞味ください!
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