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花言葉・誕生花

シャガの花言葉。別名や名前の由来、言い伝えとは

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白い花びらにまるで水彩画のように薄紫と黄色の模様が入ったシャガの花。

ひらひらと舞う蝶のようにも見え、とても芸術的な花姿をしています。

 

シャガとは

シャガは中国が原産地でアヤメ科アヤメ属の多年草です。

日陰で湿った環境で群生することが多く、葉は細長く艶があり、草丈は50~60㎝ほどになります。

開花期は4~5月頃で白い花びらに紫色と黄色の模様が入り、アヤメのようにひらひらとしています。

二倍体の植物は種を作りますが、シャガは三倍体のため、種を作りません。

別名で「胡蝶花」と呼ばれることもあり、学名では「Iris japonica」、英語名では「Fringed iris」と言われています。

古来から根茎の部分は薬草として扁桃腺炎などに用いられています。

 

シャガの名前の由来

シャガは漢字で「射干」書くのですが、音読みで「しゃかん」と読み、それが変化して「しゃが」になったと言われています。

本来は生薬として使われていたヒオウギ(檜扇)の根茎のことを「射干(ヤカン)」と呼んでいました。

ヒオウギは同じアヤメ科で葉の形が細長で鋭く、花びらに点状の模様があるところがシャガに似ているため、間違えられてシャガに「射干(シャカン)」という漢字がついたそうです。

 

別名の「胡蝶花(コチョウカ)」はアヤメよりも少し小さめでひらひらした花びらと形が蝶に似ていることからつきました。

お祝いによく送られる胡蝶蘭も蝶のような形をしていますね。

 

学名や英語名に「Iris(アイリス)」という名が含まれていますが、アヤメ科の植物の総称でアイリスと呼ばれています。

アイリスの語源はギリシャ神話の虹の女神のことで、彼女がゼウス夫妻の使者として地上に降りて花になったという神話があります。

 

シャガが誕生花となる日にち

4月4日、4月20日、4月25日、4月27日、5月6日、6月22日

 

シャガの花言葉

シャガの花言葉は「反抗」「友人が多い」「決心」「私を認めて」です。

「反抗」の花言葉はシャガの葉が細長く尖った形をしていることから来ているようです。また、植物の多くが日当たりの良い乾いた土を好むのと違って、日陰の湿った環境で育つところも「反抗」というイメージがあるようです。

 

「友人が多い」の花言葉はシャガは種子が出来ないのにたくさん固まって群生していることからついたようです。

シャガは種がないので地下茎で増えたり、人工的に株分けで増やしていくそうです。

 

「私を認めて」の花言葉は日陰の暗い所で育つ植物なのに美しい花を咲かせることからついたようです。

同じアヤメ科だけどアヤメほど有名ではないところも私を認めてという花言葉に結び付けることが出来るのではないでしょうか。

 

「決心」の花言葉の由来はよくわかっていません。

花を咲かせるまで日陰でひっそりと自生する様子からついたのでしょうか。

 

シャガの色別の花言葉

シャガの色別の花言葉は特に無いようです。

 

シャガの怖い花言葉

「反抗」という花言葉はありますが、シャガの怖い花言葉は特に無いようです。

 

シャガの言い伝え

シャガの仲間でヒメシャガという花があります。

ヒメシャガは紫色に白色がかかった花びらで、形はシャガに似ていますが、シャガよりも少し小さめです。

このヒメシャガは日本では古来から「花かつみ」と呼ばれ、安積山に自生していると言われ、万葉集や松尾芭蕉にも詠まれてきました。

松尾芭蕉は「奥の細道」の中で安積山で花かつみを探し歩いたが、なかなか見つからなかった幻の花と書いています。

また、古今和歌集にある「みちのくの あさかの沼の 花かつみ かつ見る人に 恋ひやわたらむ」や、歌人の能因法師が残した「はなかつみ おひたるみれば みちのくの あさかの沼のここちこそすれ」という歌でも安積山で花かつみを探し求めたが見つからなかったということが詠われています。

そして、この花かつみは室町時代の桶狭間の戦いの時に、徳川家康の母が城部城で家康の武運長久を願い「勝つ」という思いを込めて仏前に捧げたという言い伝えもあります。

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