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古材の日とはいつ?意味や由来、古材の定義やメリットとデメリット

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▪はじめに

古材(こざい)とは、古い民家で使われていた再利用可能な木材のことです。

SDGsが勧められている昨今、家を建て替える際に今まで住んでいた家の古材を再利用したり、古材を使って古民家風の新築の家や店を建てたりリフォームなどをする人が増えてきています。

そこで今回は、現在注目されつつある古材に関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう。

 

古材の日とは

古材の日は、毎年5月31日にあります。

この記念日は、「古材流通の文化」を創造することを目指して、古材の再活用に向けた事業を展開する愛媛県松山市に本社を置く株式会社アステティックスジャパンによって制定されました。

 

▪意味

古材の日は、「古材の魅力を伝え、その有効利用を考えるなど、古材にとって大切な日」として制定された記念日です。

 

▪由来

古材の日が5月31日なのは、「5(こ)31(ざい)」という語呂合わせが由来となっています。

 

▪イベント

古材の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

古材の雑学

<古材とは>

古材とは、古い民家で使われていた再利用できる木材のことですが、きちんとした定義はあるのでしょうか。

 

古材に対する法律上の定義というものはありませんが、一般社団法人古民家再生協会東京では、「昭和25年以前に建てられた建築物に用いられた木材」すなわち「築50年以上経った伝統構法並びに在来工法の建物に用いられた国産木材」を古材と定義しています。

 

また、以前は古材を「ふるざい」と呼んでいましたが、再利用を進めていく上で「ふるい」という言葉はイメージ的にあまり適切ではないということから、「こざい」という呼び方に変更となりました。

 

古材を昭和25年以前と線引きした理由としては、戦前は木材が豊富で、その土地の環境に合った質の良い木材が使われており、現在でも充分に再利用可能なものが多いからです。

戦後の高度経済成長期に入ると、日本の建築物には海外から輸入した国産のものより安価な木材を使用することが増えましたが、国産の木材に比べるとクオリティが下がってしまったといわれています。

これは、安価なものであることと、日本の環境に適していない性質の木材であったためとされています。

 

ただし、海外産の木材を使った建築物のすべてクオリティが低いというわけではなく、でも、日本の環境に合った上質な木材を使用してある建築物は海外産の木材を使っていてもクオリティの高いものとなっています。

 

<古材のメリットとデメリット>

先ほど古材として再利用される木材は質の良いものであると述べましたが、具体的にはどのような特徴があるのか紹介していきましょう。

 

古材のメリットとして、次のような特徴が挙げられます。

 

強度が高い

切ったばかりの木には水分が含まれており、乾燥していく過程で縮んだり形が変わったりするため、乾燥させてからでないと木材として使えません。

近年の木材は、早く使えるようにするため、高温で強制的に乾燥させるのが主流です。

この方法だと反りや割れが少なく加工に適した木材となりますが、樹脂までしみだしてしまい、パサパサになるというデメリットがあります。

これにより、木の弾力性や艶が無くなってしまうだけでなく、木材が行う呼吸による調湿効果や耐震性も減ってしまい、年月が経つにつれ建物の強度が低下してしまいます。

 

一方、古材は時間をかけて自然に乾燥させており、樹脂が木材の中に残った状態になるので艶があり美しい木材になるだけでなく、強度が強く、木の弾力性や耐震性、調湿効果に優れた建物になるのが特徴です。

 

古材特有の味わい深さがある

50年以上使われていた古材は、囲炉裏で長年燻されて黒く艶のある質感が生まれたり、傷や割れ、大工さんの刻んだノミの跡が残っていたりするなど、新しい木材には決して出せない味わいがあるのもメリットの1つです。

 

環境に優しい

古材を再利用することで、廃材を減らし、木の伐採を軽減することができます。

 

戦前は、人が住まなくなった家を解体した後も、古材を再利用するのが当たり前でした。

しかし、戦後は安い木材を海外から輸入したり効率を良くしたりするため、古材は燃やされたり捨てられたりするようになりました。

これにより、木を燃やしたときに発生する二酸化炭素量が増えたり、木を大量伐採することによる環境破壊が進んだりする結果となりました。

 

古材の再利用は、これらの環境破壊を軽減させる方法の1つとしても注目されているのです。

 

しかし、古材を使う際には次のようなデメリットもあります。

 

加工に手間とコストがかかる

古材を再利用するためには、加工が必要になります。

古材は、再利用できる状態にするために、選別して水洗いし、乾燥させて釘を抜き、綺麗に磨いて、使えない部分を削り、新しい建物に合ったサイズに直すなどの作業が必要となります。

もちろん、これらの作業をするためには人件費や保管費、運搬費などのお金もかかるので、新しい木材だけを使うよりコストがかかってしまうというデメリットがあります。

 

一度のたくさんの古材が揃わない

古材は年に何度も古くなった家を解体する際にしか出ないので、一度に必要な分の古材が揃わないことが多いというデメリットがあります。

 

 

▪まとめ

自然乾燥した国産の木材は、何百年も強度を保っていられるといわれています。

実際、世界最古の木造建築とされる法隆寺の木材は1300年以上経った現在でも、朽ちることなく、カンナをかければ真新しいヒノキと同じ香りがしてくるといわれています。

最近では、古民家カフェや古民家風の旅館など古材を再利用したお店やインテリア品などをテレビなどでよく見るようになりましたよね。

SDGsの観点も合わせて、古材の良さが今後も広まっていくといいなと思います。

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