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ジェラートの日はいつ?意味や由来、イベント、アイスクリームの違いとは

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▪はじめに

ジェラートとは、イタリア発祥のアイスクリームのようなお菓子です。

日本でも知られていて、最近では専門店だけでなくスーパーやコンビニなどでも買うことができるようになりました。

そこで今回は、日本人にも人気のジェラートに関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう

 

ジェラートの日とは

ジェラートの日は、毎年8月27日にあります。

ジェラートの日は、1953年(昭和28年)8月27日に初めて公開され、作中でオードリー・ヘプバーンがジェラートを食べた映画「ローマの休日」に因んで、日本ジェラート協会が2014年(平成26年)に制定した記念日です。

 

「ローマの休日」はイタリアのローマを舞台としたロマンティック・コメディで、世界的女優であるオードリー・ヘプバーンを生み出したといわれる作品です。

オードリー・ヘプバーンが演じるヒロイン・アン王女がスペイン広場でジェラートを食べるシーンがあり、この映画の名シーンの1つとなっています。

 

▪意味

ジェラートの日には、ジェラート業界全体が盛り上がり、全国のショップから大手メーカーまで。ジェラート作りに関わる、すべての人が一致団結できる象徴的な日にしていくという意味があります。

 

▪由来

ジェラートの日が8月27日なのは、1953年(昭和28年)のこの日に世界中で大ヒットし、現在でも愛され続けている映画「ローマの休日」が初めて公開された日に由来しています。

 

▪イベント

日本ジェラート協会では、日本一のジェラート職人を決める「ジェラートマエストロコンテスト」を毎年5月のゴールデンウィークにイオンレイクタウンで開催しています。

 

このコンテストでは、日本各地で行われた予選を勝ち抜いたファイナリストたちがイオンレイクタウンに集結し、テーマに沿って作られたジェラートをマエストロ自身がプレゼンテーションをして、審査員が味や見た目だけでなく、知識やこだわりなども含めて審査されます。

過去には「千の味 癒しのジェラート」というテーマで行われ、鹿児島県の本多エリカさんが第一位となりました。

 

このコンテストは、イオンレイクタウンで毎年行われている「アイスクリーム博覧会」内で行われるもので、コンテスト商品が一般にも販売され、購入した人は一般審査員として投票することができます。

ジェラートが好きな方はぜひ審査に参加してみてください。

アイスクリーム博覧会

 

ジェラートの雑学

<ジェラートの歴史>

ジェラートの歴史はとても古く、原型となったものは旧約聖書に記録されています。

旧約聖書には、山羊の乳と蜜を氷雪で冷やしたミルクシャーベットのようなものを長老たちが栄養補給のために薬として飲んでいたと書かれていて、これがジェラートの原型ではないかといわれています。

この冷たい飲み物はローマの英雄ジュリアス・シーザーも飲んでいたと伝えられていて、嗜好品として飲んだのはシーザーが最初だとされています。

 

その後、暴君と名高いローマの皇帝ネロが、アルプスから奴隷に万年雪を運ばせて、バラやスミレの花水や果物の果汁・ハチミツ・樹液などをブレンドして作った「ドルチェ・ビータ」と呼ばれる飲み物を愛飲していたといわれており、このドルチェ・ビータが裕福な家庭を中心にローマ市民にも広まっていったとされています。

 

飲み物だったジェラートの原型が食べるスイーツに変わったのは、マルコポーロが「東方見聞録」の中に中国の北京で味わった「アイスミルク」のような牛乳を凍らせたものの製法について書いたからだといわれています。

この氷菓の作り方はヴェネツィアで評判となり、北イタリア全土に広がっていったとされています。

 

また、もう1つのジェラートのルーツとされる「シャーベット」は、9世紀から11世紀ごろまでアラブ王サセランに支配されていた地中海のシチリア島にアラブの商人から伝わった「シャルバート」が原型とされています。

シャルバートとは果物などから作ったシロップを水で薄めて氷を入れて冷やした飲み物で、それが果物などを使った氷菓の「ソルベット(シャーベットのイタリア語)」に変化していったといわれています。

このシャーベットを、フィレンツェの大富豪メディチ家のカトリーヌ・ド・メディチが1533年にフランス王アンリ2世に嫁いだ時に連れて行った菓子職人や料理人が、婚礼のパーティーで作ったことで、フランスに伝わりました。

木苺やオレンジ、レモン、イチジク、レーズンなどのフルーツやナッツやピスタチオなどを使ったシャーベットはフランス貴族たちを驚かせたといいます。

 

シャーベットがさらに現在のジェラートの形になったのは、16世紀に活躍した建築家のベルナルド・ブオンタレンティによるものだといわれています。

スペイン大使がフィレンツェを訪問した際に、メディチ家でパーティーが開かれることになりました。

そのパーティーの準備を、ベルナルド・ブオンタレンティが命じられたのです。

美食家としても有名だったブオンタレンティは、雪・塩・レモン・ハチミツ・卵白・牛乳を使ったクリーミィな新しいデザートを生み出しました。

これがジェラートの発祥とされ、ベルナルド・ブオンタレンティは「ジェラートの祖」とも呼ばれています。

 

ジェラートは貴族だけが食べられる高級なスイーツでしたが、17世紀末ごろから庶民にも広まっていき、その後世界中で食べられるようになりました。

 

<ジェラートとアイスクリームの違いとは>

ジェラートとアイスクリームはよく似ている氷菓です。

ジェラートはイタリア語で「凍った」という意味があり、イタリアではアイスクリームもジェラートと呼ばれています。

ですから、ジェラートとアイスクリームは同じ食べ物としても間違いではないのですが、日本では違う氷菓として扱っています。

 

その違いとは次のような点です。

 

  • 乳脂肪分の違い

日本では脂肪分の分量によってアイスを分類しています。

乳固形分15.0%以上でうち乳脂肪分8.0%以上のものをアイスクリーム、乳固形分10.0%以上でうち乳脂肪分3.0%以上のものをアイスミルク、乳固形分3.0%以上のものをラクトアイス、それ以外のもの(乳固形分3.0%未満)を氷菓としています。

 

ジェラートの乳脂肪分は4.0~7.0%なので「アイスミルク」に分類されます。

また、乳脂肪分がアイスクリームよりも少ないので、口当たりもアイスクリームよりさっぱりしているというわけです。

 

  • 空気の含有量の違い

ジェラートとアイスクリームは、製作過程で材料をかき混ぜるので空気が入ります。

その空気の含有量に大きな差があるのです。

 

アイスクリームの空気の含有量は60%~100%で、ふんわりとした食感になります。

一方ジェラートの空気の含有量は20%~40%で、ねっとりとした食感と素材の味をしっかりと味わうことができます。

 

  • 食べごろの温度の違い

アイスクリームの食べごろの温度は-8℃~-14℃とされていて、この温度が冷たさではなくなめらかさを感じられる最適な温度といわれています。

そのため、アイスクリームのショーケースは-18℃以下で管理されています。

 

ジェラートの食べごろの温度は-8℃~-10℃とされていて、なめらかでクリーミーな味わいを楽しめる最適な温度といわれています。

そのため、ジェラートのショーケースは-12℃~-15℃とアイスクリームより高めに管理されています。

 

ジェラートとアイスクリームには以上のような違いがあるため、食感や風味などが全く違うものとなっているのです。

 

▪まとめ

ジェラートは、歴史の古いイタリアの冷たいスイーツです。

私も大好きで時々食べますが、あのもったりとした食感なのにあっさりとした口当たりと果物などの濃厚な味わいがなんともいえません。

みなさんも、まだまだ暑い8月の終わりごろにあるジェラートの日には、アイスクリームとはまた違った味わいのジェラートを味わってみてはいかがでしょうか。

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