洗車の日はいつ？意味や由来、「tenki.jp」の洗車指数とは

「11月28日　　洗車の日」

■はじめに

筆者は運転免許を持たずに来たので、洗車をしたことがありません。

休日に近所のお父さんが駐車場で洗車をする光景をよく見かけ、大変だなあと思いましたが、よく見るとけっこう楽しそうでした。

そう言えば、ペットの犬を洗う光景も家族そろってワイワイと楽しそうで、洗車もマイカーに寄せる愛情なのかもしれません。

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洗車の日とは

11月28日は自動車用品小売業協会（APARA）が、洗車を通じてマイカーへの愛情をより強めてもらいたいという願いを込めて制定した「洗車の日」になります。

日付は洗車でクルマに「いいツヤ」が生まれることから、

い→１、い→１、ツ→２、ヤ→８

ということで11月28日となりました。

同様に４月28日も「よいツヤ」ということで、「洗車の日」は年に２回ありますね。

APARAはまめに洗車をしているクルマは汚れにすぐ気がつき、汚れ落としも簡単で、知らないうちについたキズも面倒なことにならないうちに手当てできると言っています。

きれいなクルマに乗る人は運転が上手で、周囲の状況に気づくのが早いとも言いますが、どうも根拠の説得力がイマイチな気もしますね。

しかし、泥で汚れたり、キズだらけのクルマの持ち主を尊敬しにくいのは確かです。

忙しい日々、まめに洗車をする時間も取りにくいでしょうが、やはりきれいなクルマは見ていて気持ちがいいものです。

APARAのほか各自動車関連団体や小売店が「洗車の日」に合わせて、洗車用品の特徴や正しい洗車方法を乗せた小冊子の配布、店頭POPの展開法など、製品の拡販につなげるキャンペーンを展開しましたが、これは４月28日に合わせたイベントで、11月のほうのイベントはほとんど見かけません。

どういうわけでしょう？

日本気象協会はHP「tenki.jp」で天気予報のほか防災情報、PM2.5分布予測、地震情報など多くの情報を提供していますが、その中に星空、睡眠、水道凍結、不快など季節に応じた「指数情報」があります。

ビール指数や鍋もの指数、アイス指数、のど飴指数などはご愛敬で済みますが、「洗車指数」については根拠が怪しいという批判も多く見られますね。

どの指数も10%単位で100%までと見当がつけやすくなっていて、傘指数100%なら間違いなく雨が降るということですが、これはその前に降水確率でわかるので、やはり指数はちょっとしたお遊びなんでしょう。

しかし、「数字が小さいと雨が降りやすい、もしくは雨が近いため、洗車を見送ったほうがよさそう」という洗車指数の説明は単なる降水予測で、雨降りは洗車できないという前提になっています。

たしかに雨では洗車しにくいのは確かですが、ボディについた汚れが雨でやわらかくなって落としやすく、水道水の水垢もつきにくいメリットがあるそうです。

逆に日差しの強い日中はウォータースポットやイオンデポジットが発生する恐れがあって、ボディに汚れが染みついたままになってしまいます。

結局のところ、炎天下はもちろん、晴れ、雨の日は洗車に不向きで、風が強くても砂ぼこりが付着しやすいのでNG、「風のない曇りの日」が洗車には最適なんだそうです。

「tenki.jp」の洗車指数はそこまで織り込んでいるでしょうか。

APARAは小売業で構成されるので、日本自動車部品協会（JAPA）などと並んで「部品用品流通団体」という位置づけです。

この他にも日本自動車工業会や車体工業会などの「自動車メーカー団体」、軽自動車、中古車、輸入車販売の「自動車販売団体」をはじめ整備や部品メーカー、トラック、バスなど数多くの団体があって、自動車産業の国内就業者数は約550万人、全産業の就労人口の１割を占めています。

基幹産業である自動車産業が新型コロナのダメージを受けることは、日本経済全体のダメージになることから、各団体の垣根を超えた結束が求められ、日本自動車工業会をはじめ部品、車体、機械器具、販売の５団体が共同で、資金繰りに苦しむ関連企業の資金調達を支援する「助け合いプログラム」をスタートさせています。

「洗車の日」どころではなくなってしまいました。

■最後に

ボディをきれいにしただけでは本当の洗車とは言えません。

汗によるカビ、衣服の繊維くず、ドリンクのしみなどで車内には汚れや異臭の発生原因が多く、洗車の際は車内の掃除も忘れてはいけませんね。

他にもおもしろい記念日がたくさんあります！