▪はじめに
ヨーヨーは、アメリカや日本など、世界各国で昔から遊ばれているオモチャです。
近年では進化系のヨーヨーともいえるハイパーヨーヨーの世界大会で日本人が優勝して話題になったこともあり、世代を超えて人気が高いオモチャでもあります。
そこで今回は、現在も老若男女問わず親しまれているヨーヨーに関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう。
目 次
ヨーヨーの日とは
ヨーヨーの日は、毎年6月6日にあります。
ヨーヨーの日は、ヨーヨーメーカー「ダンカン」の創設者で、ヨーヨーを世界中に普及した立役者といわれているドナルド・F・ダンカンの誕生日に因んで制定されたアメリカの記念日です。
また、4月4日もヨーヨーの日ですが、こちらはハイパーヨーヨーを製造販売しているおもちゃメーカー「バンダイ」によって1998年(平成10年)に制定された日本の記念日です。
▪意味
ヨーヨーの日には、ヨーヨーメーカー「ダンカン」の創設者であり、ヨーヨーを世界中に広めたとされるドナルド・F・ダンカンを称えるという意味があります。
▪由来
ヨーヨーの日が6月6日にあるのは、アメリカの起業家でありヨーヨーメーカー「ダンカン」の創設者でもあるドナルド・F・ダンカンの誕生日に由来しています。
▪イベント
ヨーヨーの日に因んだイベントは、ダンカン製のヨーヨーを取り扱っているおもちゃメーカーや専門店などでヨーヨーのセールや販売キャンペーンなど色々な形で行われています。
また、日本では毎年「ジャパンナショナルヨーヨーコンテスト(JN)」が行われています。
この大会は、西日本・中部・九州・関東・北海道の5つの地区に分けて予選を行い、各地区の優勝者が神奈川県横浜市で行われる全国大会に出場し、日本一を競うものとなっています。
競技は、フリースタイル競技A部門・B部門・オンラインB部門、規定トリック競技アドバンス部門・ベーシック部門があり、それぞれの部門に分かれています。
世界トップクラスの選手たちが出場する大会ですので、興味のある方はぜひ観覧してみてください。
観覧には下記のサイトから事前申し込みが必要ですのでご注意ください。
ヨーヨーの雑学
<ヨーヨーは世界で2番目に歴史の古いオモチャ>
現在の日本では誰もが知るオモチャですが、いつ頃誕生したのでしょうか?
ヨーヨーの起源については諸説ありますが、1番古い説は紀元前1,000年ごろに中国で誕生したという説です。
ヨーヨーの起源とされるのは、現在もジャグリングなどに使われている中国ゴマ(ディアボロ)だといわれています。
また、紀元前500年ごろの古代ギリシアに作られた花瓶にヨーヨーに似たものを使って遊んでいる絵が描かれていたため、これがヨーヨーの起源という説もあります。
いずれにしても太古の昔からヨーヨー遊びは行われており、ヨーヨーは人形に次ぐ世界で2番目に古いオモチャといわれているのです。
ヨーヨーは、シルクロードや海路などの交易路を通じてヨーロッパやアジアに広く伝わっていき、世界中で遊ばれるようになっていきます。
18世紀にはフランスの貴族たちの間でおしゃれなオモチャとして大流行し、その後フランス革命で他国に亡命した貴族たちによって亡命先の国の貴族たちに伝え、ヨーロッパ貴族の間で大流行したそうです。
ヨーヨーはフィリピンにまで伝わりましたが、ヨーロッパでの流行が終わった後、長い間他の国に伝わらず、フィリピンの現地の遊びとして留まっていたようです。
ヨーヨーが日本に伝わったのは江戸時代中期で、中国から長崎の出島に輸入され、長崎を中心に京都や大阪、江戸の町でも大流行したといわれています。
当時ヨーヨーは、「手車」や「釣り独楽」と呼ばれ、絵や書物などにも書き残されています。
現在の形のヨーヨーが誕生したのは、1900年代に入ってからです。
長い間フィリピンの遊びとして残っていたヨーヨーは、1928年にフィリピンからの移民であったペドロ・フローレスによって改良され、アメリカで販売されるようになりました。
その後、ドナルド・F・ダンカンによって設立されたおもちゃメーカー「ダンカン・トイズ」によってペドロ・フローレスのヨーヨー会社は買収され、ヨーヨーはダンカン・トイズによって世界中に広まっていったのです。
因みに、ダンカンではデモンストレーションをしてヨーヨーを販売しており、その際にヨーヨーがフィリピンで武器として使われていたという話をしていたようですが、これには歴史的な証拠や記録が無いため、現在では間違った説とされています。
<ヨーヨーの名前の語源とは?>
「ヨーヨー」という名前は、ペドロ・フローレスによって名付けられたとされています。
「ヨーヨー」という呼び方は、元々フィリピンで呼ばれていたものだとされています。
「yo-yo(ヨーヨー)」には、フィリピンで使われているタガログ語で「come-come」という意味があり、これが語源になったのではないかといわれていきましたが、タガログ語で「come」を意味する言葉は「dumating」という単語なので、信憑性は薄れているようです。
しかし、「yo-yo」という言葉は1860年に出版されたフィリピン語の辞書に載っていたので、フィリピンの言葉が語源となっているのは確かだとされています。
現在、ヨーヨーの名前のはっきりとした由来はよく分かっていませんが、案外と子供たちが遊びながらなんとなく言い出した掛け声などが由来だったりするのかもしれませんね。
▪まとめ
ヨーヨーは日本だけでなく世界中で親しまれているオモチャです。
私は、昔遊びとして幼稚園や小学生のころ教わったので、日本独自の遊びかと思っていましたが紀元前から中国やヨーロッパ地域で遊ばれていたことに驚きました。
近年、ハイパーヨーヨーの登場による人気の再燃によって世界大会なども行われ、プロのヨーヨープレイヤーもいます。
子供だけでなく大人になっても楽しめるヨーヨーを、みなさんも手に取ってみてはいかがでしょうか。
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