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ロールケーキの日とはいつ?意味や由来、イベントにロールケーキフェスタ

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▪はじめに

ロールケーキとは、スポンジ生地に生クリームやジャム、果物などを乗せて巻いたケーキです。

近年ではクリームがたっぷり入ったロールケーキが大人気となっていて、コンビニのヒット商品にもなりました。

そこで今回は、多くの人に人気のロールケーキに関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう。

 

ロールケーキの日とは

ロールケーキの日は、毎年6月6日にあります。

この記念日は、福岡県北九州市の小倉地区にあるロールケーキでの町おこしを行っている団体「6月6日はロールケーキの日実行委員会(旧・小倉ロールケーキ研究会)」によって、2005年(平成17年)に制定されたものです。

 

「6月6日はロールケーキの日実行委員会」とは、〝ロールケーキを通して町おこしを″をスローガンに2004年(平成16年)に結成された団体で、ロールケーキに関するイベントを行うだけでなく、ロールケーキの食べ比べやそれをもとにしたロールケーキの冊子の作成、新しいロールケーキの開発などの活動を行っています。

 

▪意味

ロールケーキの日は、小倉はロールケーキに古くから親しんできた文化がありロールケーキの名店も多いので、バラエティ豊かな小倉のロールケーキを通して、小倉の街を活性化させたいという思いから制定された記念日です。

 

▪由来

ロールケーキの日が6月6日なのは、ロールケーキの断面が数字の「6」に見えることが由来となっています。

また、ロールケーキの「ロ」と「6」の〝ろ″の発音が同じことから6が2つ並ぶ6月6日がロールケーキの日となりました。

 

▪イベント

小倉ロールケーキを通して町おこしを行っている福岡県北九州市では、毎年9月に開催される「西日本陶磁器フェスタ」で県内以外のロールケーキを日替わりで販売する「ロールケーキフェスタ」を開催しています。

 

このイベントでは、ロールケーキと1ドリンクをセット販売するイートインカフェが設置されたり、10mの巨大ロールケーキを巻くイベントを行ったりしており、毎年多くの人が訪れています。

 

ケーキが無くなり次第終了となりますので、気になる方はお早めに足を運んで下さい。

また、テイクアウトはありませんのでご注意ください。

西日本陶磁器フェスタ公式HP

 

ロールケーキの雑学

<ロールケーキはいつ誕生したの?>

現在、ロールケーキはケーキ屋さんだけでなくスーパーやコンビニなどでも常に置かれている人気のケーキですが、いったいいつごろ誕生したケーキなのでしょうか?

 

ロールケーキの発祥については諸説ありますが、1880年~1890年代にヨーロッパの料理本で紹介された「スイスロール」と呼ばれるケーキがはじまりという説が最も有力なようです。

「スイスロール」とは、スイスの料理「ルーラード(巻いたもの)」を原型としたお菓子で、

イギリスに伝わったルーラードを参考にして作られたものといわれています。

イギリスに伝わったのは、スイスとの交易があったからという説や、ヴィクトリア女王がスイスに旅行に行ったときに見つけて伝えたという説があるようです。

 

また、スペインのカステーリャ地方で古くから食べられている「ジプシーの腕(Brazo de Gitano)」と呼ばれるお菓子がロールケーキの祖であるという説もあります。

「ジプシーの腕」は焦がしたカラメルを表面に塗った褐色のロールケーキで、甘さに中にほのかな苦みがあるスペインで最もポピュラーなロールケーキです。

見た目が褐色の肌のジプシーの腕に似ていることから名付けられたといわれています。

 

ヨーロッパの料理本で紹介されたスイスロールはアメリカにも伝わり、アメリカでは「ジュリーロール」という名前で紹介され大ヒットとなりました。

アメリカでの人気がヨーロッパに伝わって再びヨーロッパでも人気が高まり、その後世界各地へと広まっていったとされています。

 

<日本に伝わったロールケーキは伊達巻やご当地お菓子の原型だった?>

日本にロールケーキが伝わったのは16世紀半ば(江戸時代初期)とされています。

そのロールケーキはポルトガルから伝わった「トルタ・デ・アゼイタオン」というお菓子で、カステラでジャムやカスタードクリームなどを巻いたものでした。

長崎ではトルタ・デ・アゼイタオンを手本として卵と魚のすり身で作った練り物をロールケーキ状に巻いた「カステラ蒲鉾」が作られるようになり、江戸に伝わったとされています。

カステラ蒲鉾が「伊達巻」と呼ばれるようになったのは、伊達政宗の好物だったからという説や、おしゃれを意味する「伊達もの」が身に付けていた着物に似ていたからという説などがあります。

 

また、トルタ・デ・アゼイタオンは現在も人気の高い愛媛県松山市の郷土菓子「一六タルト」のもとになったともいわれています。

これは、1647年(天保4年)に長崎に行った松山藩主・松平定行が、柑橘系のジャムを巻いたトルタ・デ・アゼイタオンをとても気に入り、松山にレシピを持ち帰りました。

このレシピを元に、四国の特産品である柚子と餡子を使った一六タルトが誕生したといわれています。

「タルト」という名前も、トルタ・デ・アゼイタオンの「トルタ」が由来となっているそうです。

 

このように、日本でも昔からロールケーキのような食べ物は食べられていましたが、ロールケーキが一般に普及するようになったのは1950年代に山崎製パンが「スイスロール」という名前で販売したことからです。

1948年(昭和23年)に創業した山崎製パンでは、1950年(昭和25年)から一般家庭向けの洋菓子を作るようになりました。

1956年(昭和31年)に山崎製パンの創業者である飯島藤十郎氏がイギリスのケーキ会社を視察したときにロールケーキの商品化を思いつき、1958年(昭和33年)ごろから「スイスロール」という名前で発売が開始されました。

「スイスロール」は人気商品となり、日本全国へと広まっていきました。

その後、ロールケーキは色々な味やデコレーションなどバラエティに富んだ商品が次々と誕生し、現在でも人気の高いケーキとなっているのです。

 

▪まとめ

ロールケーキの歴史は古く、日本の食文化にも大きな影響を与えてきました。

私が子供の頃は、クリームが少なめのロールケーキが一般的でよく食べていましたが、最近のクリームたっぷりのロールケーキやケーキ屋さんの豪華なロールケーキがご褒美スイーツとしても人気ですよね。

ロールケーキの日には、街のケーキ屋さんで独自にフェアを行っている所もあるので、ぜひチェックしてみてください。

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