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コックさんの日とはいつ?意味や由来、「かわいいコックさん」の原型とは

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▪はじめに

みなさんは「かわいいコックさん」という絵描き歌をご存知でしょうか?

子供番組などでも歌われたことのあるこの歌でかわいいコックさんを歌いながら描ける人は少なくないと思いますし、描き方を知らない若い世代の人もコックさんのキャラクターはどこかで目にしたことがある人もいると思います。

そこで今回は、今でも愛されているかわいいコックさんに関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう。

 

コックさんの日とは

コックさんの日は、毎年6月6日にあります。

この記念日は、東京のわらべうた「かわいいコックさん」という絵描き歌の中に「6月6日」という歌詞があることに因んで制定されたものです。

 

「かわいいコックさん」の歌詞は以下の通りです。

 

棒が一本あったとさ

葉っぱかな

葉っぱじゃないよカエルだよ

カエルじゃないよアヒルだよ

六月六日(ろくがつむいか)に雨ザーザーふってきて

三角定規にヒビいって

あんぱん二つ豆三つ

コッペパン二つくださいな

あっという間にかわいいコックさん

 

 

因みに、「かわいいコックさん」のキャラクターは、イラストやキャラクターのデザイン開発、キャラクター商品の企画・製造・販売を行っている株式会社オムテモワンによって、1997年(平成9年)8月に商標登録が認められています。

 

▪意味

コックさんの日にどのような意味があるのかは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

▪由来

コックさんの日が6月6日なのは、絵描き歌の中に「6月6日」という歌詞が出てくることに由来しています。

 

▪イベント

コックさんの日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

コックさんの雑学

<「かわいいコックさん」の原型は江戸時代の落書きだった>

現在多くの人が知る「かわいいコックさん」のキャラクターには原型があったとされています。

その原型とはかわいいコックさんによく似た顔でちょんまげ姿に前掛けをした着物姿の番頭さんのような落書きで、大阪のとある旧家の蔵にあった書き損じの書類に描かれていたものだそうです。

この落書きが描かれたのは江戸時代末期の文政の頃(1818年~1831年)とされており、この頃にはコックさんに似た落書きが子供たちによく描かれていたのではないかと考えられています。

ただし、歌いながら描いていたのかどうかは定かではありません。

 

その後、明治時代の中期ごろに描かれたとされるかわいいコックさんによく似た落書きが登場します。

これは、コックさんと同じ顔で角帽に長髪、袴姿に高下駄という当時の学生の服装の落書きで、旧制高等学校のトイレの壁や本の見返しなどによく描かれていたようです。

この落書きの多くに「帝大合格」などの文字が書かれていたことから、帝国大学(現・東京大学)など自分の目指す学校に合格できるように気合を入れるためや願掛けをするために描かれたのではないかといわれています。

また、古本屋で見つかった当時の教科書に描かれたこの落書きの下には「寮歌の節をもって歌うべし」と書かれていたそうで、絵描き歌だったかもしれませんね。

この学生さんの落書きは、その後「カフェの女給さん」や「芸者さん」「噺家さん」など別のバージョンも誕生し、学生さん以外にも広まっていきました。

 

しかし、第二次世界大戦が始まる少し前からこの落書きは「兵隊さん」一色に変わってしまいます。

形はコックさんにかなり近いものでしたが帽子をかぶって軍服を着た姿で、歌いながら描く絵描き歌で下。

歌詞は「あんぱん二つ、豆三つ、コッペパン二つ」の部分が「饅頭二つ、団子が三個、大福二つ」と当時馴染みのあるお菓子が使われていて現在と近いものでしたが、メロディは今と違った軍歌のようなものだったそうです。

 

戦後になると「兵隊さん」は描かれなくなり、代わりに「コックさん」が描かれるようになりました。

東京の子供たちの間でよく歌われていたこの絵描き歌は、「かわいいコックさん」という曲名で1964年(昭和39年)から1965年(昭和40年)にかけてNHK総合テレビで放送されていた「うたのえほん」(現・「みんなのうた」)で歌われ、全国に広まっていったのです。

 

 

<コックとシェフの違いとは>

日本では、フレンチやイタリアン、中華料理、洋食店などで料理を作る人を「コック」や「シェフ」と呼びます。

どちらも料理を作る職業の人には変わりないのですが、実は大きな違いがあるのです。

 

「コック」とはオランダ語で「料理人」を意味する「kok(コック)」が語源となっていて、料理人全般のことを意味しています。

「シェフ」とはフランス語で「厨房のリーダー」を意味する「chef de cuisince(シェフ・ド・キュイジーヌ)」が語源となっていて、コックたちをまとめる「総料理長」を意味しています。

 

仕事の内容も違っていて、コックは調理や味付け、盛り付け、下ごしらえ、皿洗い、後片付けなど料理の関する業務を行いますが、シェフは料理の組立てや新しいメニューの開発、スタッフの配置、料理のクオリティのチェックなどを行います。

ですから、大きなレストランなどではシェフが実際に料理をする機会は少ないのです。

また、お店によっては、肉料理・魚料理・前菜・デザートなどの部門に分かれて料理をするので、各部門に「スー=シェフ(副料理長)」が配置されてシェフをサポートします。

 

▪まとめ

みなさんは「かわいいコックさん」を描けますか?

今、小学生の息子は、何となく知っているけど描けないと言っていました。

私が子供の頃は、小学校1年生の算数の教科書に載っていたことをよく覚えています。

歌詞の中に丸や三角などの形や6という数字が入っていたからなのだと思います。

また、「かわいいコックさん」は少しずつ姿を変えてきた落書きだったことに驚きました。

しかし、その時代の背景を映し出していて、大切な歴史の1つでもあると思います。

現在はキャラクターとしても愛されている「かわいいコックさん」は、この先また歴史と共に姿を変えるのかもしれません。

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