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白玉の日とはいつ?意味や由来、イベントに「白玉の日キャンペーン」

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▪はじめに

夏になると白玉の入ったあんみつや冷やしぜんざいなどが恋しくなりますよね。

最近では、かき氷やパフェなどにも添えられていたり、タピオカのようにドリンクに入れてあったりしていて若い世代にも人気のスイーツとなっています。

つるんとした舌触りともちもちとした食感の白玉に関する記念日が夏真っ盛りの8月8日にあるので紹介していきましょう。

 

白玉の日とは

白玉の日は、毎年8月8日にあります。

この記念日は、全国穀類工業協同組合によって制定されたものです。

 

全国穀類工業協同組合とは、1950年(昭和25年)11月30日に創立された団体で、共同でPR活動などを行っています。

 

▪意味

白玉の日には、米粉を使った白玉を通じて、穀類を見直してもらいたいという意味があります。

 

▪由来

白玉の日が8月8日なのは、白玉を積み上げると「8」の字に見えることが由来となっています。

また、「八」が重なると「米」という字になることも由来の1つとなっています。

 

▪イベント

白玉の日には、日本各地の和菓子屋や白玉を扱っているスイーツ店などでキャンペーンが行われています。

 

小粒白玉を取り扱う3社「株式会社ネットタワー」「川光物産株式会社(玉三)」「株式会社七葉(nana’s green tea)」は、日本の米消費の課題など少しでも日本の農家の手助けをしたいという思いから「国産小粒白玉プロジェクト」を発足し、白玉の日がある8月8日頃に、「白玉の日キャンペーン」を行っています。

 

過去には、株式会社ネットタワーのタピオカ専門店パールレディとCHABARでは8月8日からインスタグラムで商品の写真をあげてくれた人の中から抽選で50名にドリンク無料券をプレゼントする共同キャンペーン、nana’s green teaでは8月6日、7日に小粒白玉トッピング無料、8月8日に「抹茶粒白玉ラテ」「ほうじ茶粒白玉ラテ」を購入した人にどちらかもう1杯をプレゼント(先着50名)するキャンペーン、玉三では小粒白玉のプレゼントやレシピ投稿キャンペーンなどが行われました。

白玉好きの方はホームページやTwitter、インスタグラムなどでチェックしてみてください。

 

パールレディ  http://www.pearllady.jp

nana’s green tea  https://www.nanasgreentea.com

玉三  https://www.kawamitsu.co.jp

 

白玉の雑学

<白玉と餅と団子の違いとは>

白玉と餅と団子はどれもよく似た食べ物ですが、その言葉には次のような違いがあります。

 

団子とは、米や麦、粟、ヒエ、キビなどの穀物の粉に、水やお湯を加えて丸め、蒸したり茹でたりして作る食べ物のことです。

水分を含んでいるため、餅に比べる硬くなりにくく日持ちがしやすいといった特徴があります。

また、肉団子や泥だんごなど、丸めて作ったものの総称として使われる場合もあります。

 

白玉とは、白玉粉(もち米を水洗いした後水に浸し、その後水を加えながら石臼で挽いてふるいにかけ、水を変えながら10日ほど水にさらして沈殿したものを乾燥させて作られた粉)に水を入れてこね、丸めて茹でた団子のことです。

白玉粉は、寒さが厳しい冬に作られていたので「寒晒し(かんざらし)」とも呼ばれ、長崎県島原市では白玉を砂糖やハチミツで作ったシロップに入れて食べる「かんざらし」が伝統的なお菓子として今も残っています。

白玉粉は、手間暇をかけて作られた粉で粒子が小さいので、白玉団子はつるんとした食感になるのが特徴です。

 

餅とは、精米(もち米やうるち米)を蒸してからついて、伸ばして切ったりちぎって丸めたりして作った食べ物です。

精米に含まれるデンプンにより団子よりも粘り気が強く、伸びたり縮んだりするという特徴があります。

また、餅は正月や節句などのお祝い事で食べられることが多いので縁起が良いとされ、「わらび餅」や「葛餅」、「柏餅」、「桜餅」など粉から作った食べ物にも「餅」という名前が使われる場合がありますが、これらは正しくは団子の部類に入る食べ物です。

 

<白玉はいつ頃誕生した?>

白玉粉が日本で作られるようになったのは、室町時代または鎌倉時代で、中国から来た禅宗の僧が日本に伝えたという説や、禅修行のために中国に渡った日本の僧侶が帰国後日本に作り方をひろめたという説がありますが、はっきりとはしていません。

しかし、白玉粉が一般の人に広まっていったのは江戸時代だとされています。

江戸時代に入ると、日本でも砂糖が作られるようになり、庶民も手軽に団子や餡子を使ったお汁粉などの甘味が食べられるようになりました。

それに伴って白玉粉も普及していき、白玉団子は特に夏のお菓子として親しまれていたようです。

1600年代から、夏になると冷たい水(井戸水や清水)が入った桶と砂糖や白玉、真鍮(しんちゅう)や錫(すず)のお椀を持った「冷水売り」が江戸の町にやってきて、白玉の入った冷たくて甘い水を売り歩いていました。

1杯4文でしたが、8文や12文とお金を多く払うと砂糖や白玉を増やすこともできました。

 

この冷水売りは夏の風物詩だったようで、「ひゃっこい~、ひゃっこい~」という売りの声が江戸の町に響くと夏を感じていたそうです。

 

この冷水売りは、1696年に発行された井原西鶴の「浮世草子」や、1853年に発行された喜多川守貞の「守貞漫稿」(江戸・大阪・京都の風俗や事物などを説明した百科事典)、葛飾北斎や歌川国貞などの浮世絵にも描かれています。

 

 

▪まとめ

白玉は、昔から多くの人に親しまれてきた和菓子の1つです。

作り方も簡単なので、家庭で作ったことがある方もいるのではないでしょうか。

私も、白玉は調理実習で作ったり子供が小さいときに一緒に作ったりといった思い出深いスイーツです。

そんな、記憶のどこかにある懐かしくてやさしい甘さの白玉を、暑い夏の日に味わってみてはいかがでしょうか?

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