▪はじめに
靴は、私たちの日常生活に欠かせないものの1つです。
一言で靴といってもそのバリエーションはとても豊富で、スニーカーや革靴、パンプスや散サンダルなど沢山の種類の靴があります。
特に女性は、多くの靴の中から好みのものやファッションに合わせて靴を選び、おしゃれを楽しむツールの1つとなっているのではないでしょうか。
そこで今回は、女性の靴に関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう。
目 次
靴の日とは
靴の日は、毎年9月2日にあり、「ダイアナ靴の日」とも呼ばれています。
この記念日は、女性の靴を中心としたオリジナルブランドの販売を行うダイアナ株式会社の社長・谷口秀夫氏によって制定されたものです。
因みに、「靴の日」という記念日は3月15日にもあり、1870年(明治3年)3月15日に日本初の西洋靴の工場が開設されたことに由来して制定されたものです。
▪意味
靴の日(ダイアナ靴の日)は、ダイアナの靴の素晴らしさをより多くの人に知ってもらうという目的のために制定された記念日です。
▪由来
靴の日(ダイアナ靴の日)が9月2日なのは、「く(9)つ(2)」という語呂合わせが由来となっています。
▪イベント
靴の日(ダイアナ靴の日)に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
靴の雑学
<ハイヒールとは元々は男女共通の靴だった?>
ハイヒールは、女性用靴の代表ともいえる女性の足を最も美しく見せることのできる履物といわれています。
しかし、もともとハイヒールは男女兼用の履物でした。
ハイヒールの前身となる履物は、紀元前400年ごろのアテネで誕生したとされており、背を高く見せるために男性や遊女の間で流行したといわれています。
この頃のハイヒールは、一般的に履かれていたサンダルのソール全体が厚底になったもので、現在のハイヒールとは形が違っていました。
また、中世ペルシャでは、ペルシャが誇る最強と呼ばれた騎馬軍隊の戦士たちが馬に乗るときに足をかけるあぶみの上で弓を引くときに体を安定させる目的や、あぶみにかかとを引っかけて乗りやすくするためにかかとの高い靴を履いていたといわれています。
この、ペルシャで履かれていたハイヒールが16世紀にヨーロッパに伝わり、貴族の男性の間で、ペルシャの戦士たちのような男らしさを強調するための履物としてファッションに取り入れるようになりました。
この頃のハイヒールは、かかとの部分がしっかりしてやや高くなっているものでした。
このハイヒールはヨーロッパで大流行し、貴族だけでなく一般市民にまで広まっていったため、貴族たちは市民との違いを示すため、よりかかとの高い靴を履くようになっていきました。
とくに、太陽王と呼ばれたフランスのルイ14世は背が低かったため、ハイヒールをこよなく愛し、脚線美を競ったのだとか。
このとき誕生したハイヒールは「ルイヒール」とも呼ばれ、現在のハイヒールの原型となりました。
また、ハイヒールにはファッション性だけでなく実用的な履物としての重要性もありました。
それは、ズボンやスカートの裾を汚さないようにするためです。
16世紀のヨーロッパは、下水道が整備されておらず、汚物を道に捨てていたため普通の靴ではズボンやスカートの裾が汚れてしまっていました。
そこで、かかとの高いハイヒールは服の裾が汚れないという理由からもヨーロッパで男女関係なくみんなが履く靴として広まっていったのです。
こうして、男女共が履いていたハイヒールでしたが、その後ナポレオン戦争頃から男性は動きやすいブーツタイプの靴を履くようになり、ハイヒールは女性用の履物となりました。
<自分の足に合った靴を選ぶポイントとは>
靴を買う時に重要なのは、必ず試し履きをして自分の足に合った靴を選ぶという点です。
靴が自分の足に合っていないと、靴の一部分が足に当たって痛くなったり、歩くたびにかかとが脱げてしまったりしてストレスを感じてしまうからです。
さらに、足に合っていない靴を履き続けることで、外反母趾や靴擦れを起こしたり、歩行バランスが崩れてしまったりといったトラブルが発生する原因にもなってしまいます。
そうならないために試し履きが重要なのです。
試し履きをする際に確認しておくポイントとしては、次のようなものがあります。
・足の甲周りはきつ過ぎず緩すぎないものを選ぶ
・靴の一番幅の広い部分が足の幅とぴったり合っているものを選ぶ
・つま先は先端に5~10mm程度の余裕があり、指が自由に動くものを選ぶ
・土踏まずがぴったり合っているものを選ぶ
・かかとが靴のかかと部分のアーチとぴったり合っていて、きつ過ぎず緩すぎないものを選ぶ
・履き口がくるぶしにあたらないものを選ぶ
また、靴を試し履きして購入する際、時間帯は夕方が良いとされています。
その理由として、人間の足は朝と夕方の方では5~10mmほど大きさに差が出るといわれているからです。
なぜ大きさに違いが出るかというと、日中は足に体重がかかりアーチ部(土踏まずや足の甲など)がたるんで広がってしまったり、血液が足の方に下りてきてむくんでしまったりするためです。
ですから、靴を選ぶ際は午後3時以降をお勧めとしている靴屋さんもあります。
とくに女性はむくみやすいので、午後に試し履きをすることをおすすめします。
▪まとめ
女性が履く靴にはいろいろな種類があり、中でもハイヒールは女性用靴を代表するものだと思っていましたが、かつては王様も愛用する靴だったことに驚きました。
たしかに、ルイ14世の肖像画は足を強調したようなポーズで、ハイヒールを履いていますので、興味のある方は確認してみてください。
また、靴を買う際は今回紹介したポイントを参考に、午後にフィッティングをしてみて、お気に入りの靴を探してみてください。
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