「音の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
現在は、音楽に関するイベントは規模を問わずほぼ毎日のように様々な場所で行われており、CDまたはインターネットから音楽をダウンロードして聴いたり、音(音楽)は我々の生活にとってとても身近な存在となっています。
皆さまも一度くらいはライブ・コンサート・フェス等行ったことがあるのではないでしょうか?
上記のように音といえば音楽が先行してイメージされますが、「音の日」とはどういった経緯で制定されたのでしょうか?
以下にてご紹介していきます。
目 次
音の日とはいつ?意味や由来は?
「音の日」は、毎年12月6日となります。
音と音楽文化の重要性を広く認識してもらうとともに、オーディオおよび音楽文化・産業の一層の発展に寄与することを目的として、日本オーディオ協会(Japan Audio Society 以下JAS)が日本レコード協会、日本音楽スタジオ協会等と協力して1994年(平成6年)に12月6日を「音の日」と定めました。
12月6日はトーマス・エジソンがであり、1877年に世界で初めて蓄音機「フォノグラフ」を発明した日であり「音の日」と呼ぶにはふさわしい日となっています。
音の日のイベント
1996年以降は「音の日」のイベントとして、JASにより音を通じて文化や生活に貢献した人を「音の匠」として顕彰し、オーディオ・音楽・放送業界のみならず広く一般の方々に素晴らしい音の世界を認識できるよう普及活動が継続して行われています。
また、2006年からは12月6日の前後約2週間を「期待する音の探求・視聴体験旬間」として会員各社と協力してキャンペーンを展開するようになりました。
さらに、近年の「音の日」イベントとしては「日本プロ音楽録音賞」授賞式のほか、「記念コンファレンス」や「音の日の集い」が実施されています。
以下にてイベント内容を少しご紹介します。
「音の匠」顕彰式・特別講演会
生体の分泌する代表的なたんぱく質としてクモの糸の物理化学的研究に長年取り組み、多くの著書や論文を発表し、実用化レベルのクモの糸の機能性を明らかにするために、クモの糸でヴァイオリン用の弦を開発した、奈良県立医科大学 名誉教授の大崎 茂芳氏が「音の匠」として顕彰されました。
なお同人による講演会も開催されました。
学生の製作する音楽録音作品コンテスト
「学生の製作する音楽録音作品」の優秀作品表彰とその作品に関するパネルディスカッションが行われました。
日本プロ音楽録音賞 授賞式
優秀作品を制作した録音エンジニアが表彰されました。
音・音楽にかかるイベントと聞くと、どうしてもメディア発信の華やかなものを想像してしまいますが、「音の日」に行われているイベントはもう少し学術的・実用的なものが取り上げられているようです。
顕彰者も医療関係者ということで、ちょっと我々の想像する音楽イベントとは違いますが、視点を変えればこういった研究も含め、業界はクロスオーバーして発展を遂げていくということなのでしょう。
TV・ラジオ等の華やかな場面だけではないということですね。
音楽は様々なジャンル、仕事内容も華やかなものから裏方まで多岐にわたりますが、我々の生活を豊かにするものなので、学術的・実用的な面も音楽文化として広く認知され益々発展していくといいですね。
以上「音の日」についてでした。
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