「11月29日 イーブックの日」
■はじめに
「eメール」から始まって「eラーニング」「eスポーツ」「e-Tax」等々、ついに書籍まで「e」の時代になってしまいました。
「e」は「electronic」の頭文字で、名詞の前について「電子的な」「インターネットの」という意味の接頭辞なんだそうです。
目 次
イーブックの日とは
11月29日は電子書籍販売サイト「ebookjapan」を運営するイーブックイニシアティブジャパンが制定した「イーブックの日」です。
日付は「いい→11、ブック→29」からだそうで、いい本をたくさん読むきっかけになればとの思いから制定された記念日です。
■イーブックの日の意味と由来
マンガ、ライトノベル、文芸、ビジネス、趣味、雑誌、写真集など、取扱60万冊と言われますが、ラインナップの多くはマンガで、国内最大の電子書籍マンガの販売サイトというのが「ebookjapan」ですね。
筆者は「ゴルゴ13」「こまわり君」で卒業しているので、最近のコミック、マンガ市場の動向はさっぱりですが、文芸書の電子書籍が伸び悩んでいるのをよそに、マンガの電子書籍は好調のようです。
■イーブックの日のイベント
同社は一年中、クーポンや割り引きのキャンペーンを展開していますが、さすがに「イーブックの日」だけは特別にテーマを決めたマンガの調査結果をランキングで発表しています。
例えば「運命を変えたマンガ」「読み尽くしたい漫画家100人」「書店員年代別おすすめマンガリスト」「100年後に残したい最強マンガ・文芸100」などでした。
ちなみに「運命を変えたマンガ」というのは、1位「スラムダンク」2位「ドラゴンボール」3位「ワンピース」でした。
マンガで変わった運命……って、どんな運命なんだか、ちょっと心配は心配ですね。
イーブックの日の雑学
▽「本は紙で読むもの」でも雑誌は例外!
年寄りの世迷い言と言われそうですが、「本は紙で読むもの」と筆者はかたくなに思っていました。
しかし利便性と値段に負けて、雑誌を読むために楽天ブックスやdマガジンと契約したこともありました。
数百種類もの週刊誌や月刊誌を月額400円ちょっとで読み放題、しかもPC画面の大きな文字で老眼対策もバッチリなので、これを使わない手はないと思いました。
もっとも、すべてのジャンルの雑誌に目を通せるはずもなく、それほど多趣味ではないため、「きょうの料理」や「ひよこクラブ」「ベストカー」「アニメディア」「メンズノンノ」などはスルーで、文春や新潮などの週刊誌、「SCREEN」「DVDデータ」「週刊アスキー」「ねこのきもち」「Gallop」などを読むのが精一杯です。
しかし、文春や新潮はトップの目玉になる記事は掲載しないので、だまされたような気になりましたが、それでもコスパは十分だと思います。
筆者は外出先で読むことはありませんが、電車や休憩のちょっとした時間にスマホやタブレットで読めて、いろんな機能も使いこなせれば、電子書籍の利点を最大限に満喫することになりますね。
▽電子化されないのは「著作権」「同意」がネック
人気があると言っても、すべてのマンガが電子書籍になっているわけではありませんね。
電子化されていない最大の理由は「著作権」です。
電子書籍が普及し始めた2010年以前の出版契約には電子化の項目がないため、あらためて電子化の許可が必要ですが、作者が死亡していて著作権の継承者が不明、あるいは連絡が取れないなどで、電子化契約ができない場合です。
また、電子書籍を嫌う作家も多く、この場合は電子化の同意を得られませんが、それでも徐々に軟化してくれて、電子化にこぎつけた作品もあります。
森川ジョージ「はじめの一歩」や、井上雄彦「リアル」がそうですね。
マンガに限らず、紙媒体の出版は減る一方で、いずれは電子化を避けては作品発表の場がなくなってしまいます。
■最後に
筆者が最近読んだ本の中に、数学者・藤原正彦著「本屋を守れ」があります。
もちろん、紙の新書版です。
著者の思い込みの激しさに首をひねることもありますが、大いに賛同する記述も多く、一読をおすすめしたいと思います。
11月29日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!