夏場暑い時や、外出していて日差しを浴びているときに、
「あれなんか気分が良くないな、少し休んでもあんまり良くならない」
なんていうことありませんか?
もしかしたらそれ「熱中症」かもしれませんよ!
もし大丈夫なんて思っていると気づいたら救急車のなかだった、なんてことも事例としてあります。
毎年何万人という数の人がかかっており、総務省の2013年発表だと58729人となっています。
半数はお年寄りですがもう半分は高齢者以外となっており明日は我が身ということです。
死亡者数も1000人を超える年もありました。
今回はそう大事にいたらないように熱中症について調べてみました。
目 次
熱中症とは
まず、熱中症とはなんなのかといいますと簡潔にいえば、普段は肌から放熱したり、汗で体温を下げている機能が、周りの温度が皮膚の温度や湿度が高すぎると、
放熱や汗では体温を下げることが間に合わなかったり、できなかった場合に熱中症を引き起こします。
通常は太陽の下炎天下で運動や作業などしていたり、日差しをあびていて体調が悪いのに続けて作業していると熱中症にかかってしまいます。
ほかにはアルコールが入った人がサウナに入った時や車内に閉じ込められた幼児のなどがかかったりする報告もあります。
ですが、思わぬときにかかる時もあるので注意してください。
熱中症の症状
炎天下の中などの高温多湿の状態でめまい、ほてりが出てきたら熱中症の可能性があります。
また同じ条件下で
筋肉のぴくぴくしたりして痙攣する
体調がなんとなく悪く元気でなかったり、力が思うように働かない
汗のかきかたが活動している以上に噴き出している
というような条件が一つでもあったり複数みられるようならば熱中症の可能性が高まってきます。
運動していたら汗の量では判断できませんが気持ちが悪くなったり筋肉が痙攣していたりする時は疑ってみてください。
さらに症状が酷くなってくると、
足もとがふらついたり激しい頭痛
他者からの掛け声に反応できない
水分補給が自らできない
ようなことになってきます。
こうなってくると自分ではどうしようもなくなってしまうので症状が軽いうちに対処しておきましょう。
熱中症になったら
もし上記の症状で自分がどうにかできそうならばひどくなる前に処置をしてください。
まず、大丈夫これくらいなら平気と思わず早め早めに作業中断することを強くお勧めします。
体の異常サインに気づいたら屋外なら木陰でなるべく風通しのよい場所へ行き、室内ならエアコンが効いている部屋に入りましょう。
次に衣服ゆるめて体を縛るようなベルトや時計、ネクタイをはずして体を楽な状態にしてください。
それから首、脇の下、足のつけ根に冷たいもの(水に浸したタオルや保冷剤)をあてたり、うちわや扇風機にあたって体温を下げましょう。
また、汗を大量に書いている恐れがあるので水だけではなく塩分の入った飲み物を飲みましょう。
スポーツドリンクなどがお勧めです。
もし手元に飲み物が水しかない場合は塩分のあるものや塩をなめてから水を飲む事でもかまいません。
今は塩分入りの飴などもでているので暑い日などに外出する際は持っていたほうが良いかもしれません。
応急処置
出ている症状で応急処置の仕方が変わってきます。大まかに分けて4つに分けられ
・熱けいれん
・熱疲労
・熱失神
・熱射病
になります。
熱けいれんの場合は手足などが痙攣して筋肉痛などを引き起こしています。
水分摂取が上手にできていなかったり水分だけで塩分がたりていない症状なので塩分補給をしましょう。
熱疲労の場合は全身のだるさ吐き気、頭痛がおきます。
熱けいれんと同じように水分補給をしてください。
また、足を頭より高く上げて横になり休んでください。
熱失神の場合は熱疲労の場合はめまい、一時的な失神が見られます。
頭にしっかりと血液がまわっていない状態なので、涼しい場所で足を頭より上げて横になり休みましょう。
熱射病の場合は体が熱を発散できておらず、体温が高まっており言語障害をひきおこしたりします。
掛け声に反応しない、自分の名前もうまくしゃべれないなどになります。
その場合大変危険な状態なので救急車を呼び、その間は体温を下げましょう。
首や脇の下、足の付け根に冷たいものを当てて体温を下げましょう。
その際、水分が飲める状態ならば無理のない程度に飲みましょう。
以上が熱中症に関してとなります。幼児やお年寄りは症状が出ていても無理をしていたり気づいていない場合があります。
あるお年寄りが兄弟で住んでいてエアコンを付けずに熱中症にかかってなくなっていたという痛ましい事件もおこりました。
もし、周りの人がどうも調子が悪そうな人が高温多湿のなかいたら、気にかけて適切な処置をしてください。
また、若い人でもかかるので明日は我が身と思い気をつけて生活しましょう。