一番新しい日本の祝日「山の日」ができ、日本の祝日の数は16となりました。
意外と、いつの間に増えた?ぐらいに思っている人もいるのではないでしょうか。
今回はそんな新しい祝日「山の日」について由来やイベントをお伝えします。
目 次
山の日 2023年はいつ
2023年の山の日は8月11日(金)です。
山の日とは
2014(平成26)年に制定され、2016(平成28)年に施行された国民の祝日のひとつ。
山の日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨として制定されました。
山の日の意味や由来
2013(平成25)年、日本山岳会をはじめ全国「山の日」協議会加盟団体や、既に「山の日」を制定していた地方自治体、自然保護団体などの意見を受け、超党派議員たちによる「山の日制定議員連盟」が設立しました。
山の日をいつにするかは、いくつかの案の中からお盆休みの前日である8月12日が採用されましたが、その日は日本航空機墜落事故と同日であったため、見直した結果、8月11日に決定。
翌年各党共同で祝日法改正案が国会に提出され、衆議院・参議院とも賛成多数で可決し「山の日」が決定しました。
現在は8月11日ですが、将来的には山の日もハッピーマンデー制度の対象予定のようです。
山の日の行事・イベント
「山の日」制定を記念した全国大会が開催されます。
第1回は2016年に長野県松本市上高地と松本市内で開かれました。
記念式典、信州四方山祭りなどが行われ、限定の「山の日制定記念乗車券セット」も発売されています。
山の日フォトコンテスト
mont-bell(モンベル)では「山で撮った」「山を撮った」写真を募集し、8月11日山の日に各賞の発表がモンベル・ウェブサイトで行われます。
モンベル賞のモンベルクラブポイントギフトカード10万円分をはじめ商品が豪華ですので、ぜひ山に登ったり山を眺める機会があれば、写真におさめてみてはいかがですか?
またmont-bellでは全国で山遊びイベントを上級者から初心者向けまでの山遊びイベントを全国で開催予定です。
トレッキングやシャワークライミングなどが楽しめます。
きのこの山の日
「山の日」にあやかり、明治が販売している「きのこの山」が8月11日を「きのこの山の日」と制定しました。
2016年は新宿で「ヤッホー」と叫ぶと「きのこの山」をプレゼントするイベントが開催されたので、今年も何があるか楽しみですね。
ジョージア山分けキャンペーン
缶コーヒーを販売しているジョージアでは、「山の日」まであと1年記念キャンペーン、初の「山の日」記念キャンペーンと既に2年連続プレゼントを行っています。
内容は三択の中から選び、最も多かった選択肢を選んだ方1000名で18000本のジョージア製品を山分けするという企画。
今年もジョージアのウェブサイトは注目です。
各地の山イベント
昨年度は第一回目の「山の日」とあって各地の山々でポイントラリーやトレッキングなどのイベントが行われました。
主なものをあげると・・・
群馬県 谷川岳. 「山の日イベントin谷川岳」
東京都高尾山. 「山モリ!フェス」
神奈川県 陣馬山・藤野. 「山の日」制定祝賀会
神奈川県丹沢. 「ハダ恋山恋」
山の日記念全国大会開催地の長野県以外でも、全国でさまざまな企画が行われたようですね。
ツアー会社も山の日を記念して、日帰りツアーや一泊ツアーなど企画していたので、今年も山の日はぜひ地元の山や、夜は温泉に入りがてら遠方の山々でも大自然を楽しめそうです。
山は信仰の対象
日本でも世界でも古来、山は信仰と結びついていました。
山岳信仰には、山を敬遠して眺める信仰と山へ登る信仰があり、近代に入り信仰色が薄れたものが、レジャーとしての登山となったものです。
昔は山伏などの僧が修行として山へ籠ることがあるため、女人禁制の山も多くあり、今は老若男女でにぎわう富士山も、江戸時代後期まで女人禁制でした。
他に明治時代に解禁となった山には、立山、白山、比叡山、御嶽山、高野山などがあります。
奈良県の大峰山山上ヶ岳には女人結界門があり、現在も女性は立ち入ることができません。
「山」の読み方
先にあげた「山」の読み方、立山(たてやま)以外は”やま”とは読まず、”さん””ざん”と読みます。また中国地方にある大山は”おおやま”ではなく”だいせん”と読みます。
この読み方の違いは”さん”ざん””せん””ぜん”と読むものは、信仰の対象となった山で、”やま”と読むものは、信仰を対象としない山、という傾向があるようです。
立山のような例外もありますが、身近な山の名前の由来について調べてみるのも面白いかもしれませんね。
まとめ
2万5000分のⅠ地形図に載っている名前のついた山の数は、なんと1万6667もあるそうです。
単純に都道府県の数で割ると、各県355の山があることになります。
「山の日」をきっかけに身近な山から登山やトレッキングに挑戦してはいかがですか。
ただ登頂の記念にと、植物や石を持ち帰るのはマナー違反だそうです。
山のマナーを守って楽しく山に親しむことができるといいですね。
日本の祝日2022年カレンダー・国民の祝日・休日一覧表