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労働法施行記念日とはいつ?意味や由来、イベントは。労働三法の一つ

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■はじめに

3月になると、新年度に向けて様々な動きが活発になっていくような時期でもありますね。

そんな3月の始まりは、働くみなさんの味方?!労働法施行記念日です。

 

■労働法施行記念日とは

労働法施行記念日とは、毎年3月1日にある記念日です。

「労働組合法施行記念日」というのがより詳しい名称です。

 

■意味

労働組合法は労働基準法、労働関係調整法とともに労働三法と呼ばれるもののひとつです。

労働組合法によって、労働者の団結権、団体交渉権、ストライキ権など労働者の権利が保障されています。

労働組合自体は大正時代には存在していたが、団体交渉する権利などは保証されてなく、不当に労働者の賃金が下げられていたことがあります。

そこで、第二次世界大戦終戦後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が、日本人労働者が労働組合を結成することを推奨し、1945年(昭和20年)11月に労働組合法案が帝国議会に提出、同年12月に可決成立しました。

 

■由来

上記の通り、1945年の12月に可決された労働組合法が施行されたのが、1946年の3月1日だったため、毎年3月1日が労働法施行記念日ということになりました。

ちなみに、「労働法」とは、労働法という法律が制定されているのではなく、労働に関する法律の総称となります。

労働法と呼ばれるものは、

1.労働条件に関する法律

2.雇用の確保・安全のための法律

3.労働保険・社会保険に関する法律

4.労働者福祉の増進に関する法律

5.労働組合に関する法律

に大きく分類されます。

労働組合法はその名前の通り、5.に分類されます。

 

■イベント

現在、労働法施行記念日に関する定期的なイベントは行われていないようです。

そのため、あまり知名度もなく、労働法施行記念日を知っている人は少ないようです。

労働組合法が施行された日ということは知っているかもしれませんが、それが記念日として名前がついているということはほとんど知られていないかもしれません。

 

■労働組合法に関する雑学

・世界最初の労働組合はイギリスにあるパブでできた?!

世界最初の労働組合はイギリスでの「産業革命」からできました。

18世紀の終わりごろ、機械化によるモノの大量生産が始まり、賃金労働者がふえてきました。

当時は1日に14~15時間も働かされているようなひどい労働環境だったようです。

そんな生活を送っていた労働者の息抜きの場所がパブでした。

その人達にとってはお酒を飲みながら会社への不満など自分の思ったことをぶつけてストレスを発散する場でした。

 

やがて、パブに集まっていた労働者は病気やケガをしたときにそれぞれお金を出し合って助け合うような仕組みをつくりました。

そのお金がパブのオーナーが預かり、管理していました。

今でいう、共済制度みたいな仕組みです。

そのうち、それぞれの賃金や働く環境をお互いに知るようになり、「これ以下の安い賃金で働くのは、やめよう。」という取り決めがはじまりました。

(最低賃金協定)次に、「これ以上は長い時間働かないようにしよう。」という労働時間に関する取り決めもおこないました。

世界初の労働組合はパブに組合事務所を置き、パブのオーナーが代表兼会計を行っていたとされます。

 

■まとめ

労働法施行記念日についてご紹介させて頂きました。

定期的なイベントなどは特にないため、知名度の低めな記念日かもしれません。

ちなみに、この記念日に関連するものとして、労働組合法制定記念日という記念日もあります。労働組合法が制定された12月21日です。施行された記念日と合わせて覚えておきたいですね。

働いている人にもこれから働く人にも重要な法律のひとつであるのでこの記念日が来た時には少しだけでも労働について考えてみてはいかがでしょうか。

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