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耳の日とはいつ?意味や由来、イベントは。耳にも関心を!

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■はじめに

3月になると、お住まいの地域によってはもう暖かく、心地よい小鳥のさえずりなども聞こえ出すような季節になるのではないでしょうか。

そんな3月の3日は人体にとって、とっても大事な器官。耳の日です。

 

■耳の日とは

耳の日は毎年3月3日にあります。

制定されたのは昭和31年のことだったようです。

日本聴覚医学会が創立し、日本耳鼻咽喉科学会が制定したそうです。

 

■意味

難聴と言語障害をもつ人びとの悩みを少しでも解決したいという、社会福祉への願いから始められたものだそうです。

一般の人々が耳に関心を持って、耳の病気だけではなく、健康な耳を持っていることへの感謝することや、耳を大切にするために良い音楽を聴かせて耳を楽しませてあげ、耳の不自由な人々に対する社会的な関心を盛り上げるといった願いもあるそうです。

日本耳鼻咽喉科学会では都道府県ごとに、難聴で悩んでいる方々の相談や、一般の人々にも耳の病気のことや、健康な耳の大切さを知っていただくための活動を行っているようです。

ちなみに、3月3日はWHO(世界保健医療機関)でもWorld Hearing Dayと言って、耳に関する記念日として制定されています。

World Hearing Dayには毎年テーマがあり、2018年のテーマは「Hear the Feature(未来を聞こう)」というテーマでした。

 

■由来

3(み)月3(み)日の日という語呂合わせから来ているようです。

「3」という数字が耳の形に似ているということも由来の一つとして挙げられています。

電話を発明したグラハム・ベルという人物の誕生日が3月3日だったことも由来の一つです。

グラハム・ベルは、電話の発明以外にも、音声学と聾唖教育(医学的に見て重度の聴覚障害を持つ子を対象とした教育)の第一人者だったそうです。

父親が発音学者、母親が難聴のピアニストであり、グラハム・ベルの奥さんも難聴でした。

父親同様、ベル自身も発音の伝達を研究していたそうです。

このように、とても耳に関連した研究、活動を行っていた人物でした。

 

■イベント

耳の日に関する定期的なイベントとしては、日本耳鼻咽喉科学会が各地で難聴に悩んでいる方々の相談会や、耳に関することの講演会などを開催しています。

相談会は無料で利用することができます。

都道府県ごとの開催となるので、すべてが耳の日である3月3日に行われるということではないようですが、耳の日に近い日程で毎年行われています。

「耳の日 実施報告書」として、その年に各地で行われたイベントをまとめて、日本耳鼻咽喉科学会のホームページ上にアップされています。

難聴のことや、補聴器のこと、めまいのこと、そもそも耳はどうやって音を拾っているのか、どのような仕組みで音が聞こえるのかなど、各地によってさまざまな講演だったり、相談会だったりがおこなわれています。

自身が耳のことで悩んでいなくても、様々な人とかかわっていくうえでとてもためになるような情報が得られるかもしれません。

ぜひ気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

■まとめ

今回は、耳の日についてご紹介させていただきました。

単なる語呂合わせで3月3日になっただけでなく、耳に関する偉大な先人の誕生日であるということはとんでもない偶然ですね。

耳が正常に聞こえているということを日常生活しているうえでそこまで気にかけるタイミングがないかもしれません。

 

現在、世界には3億6千万人の難聴者がいると言われています。

これは世界人口の5.3%を占めています。

100人に5人は難聴である考えると、自分が思っていたより難聴で悩んでいる人が多いことがわかります。

 

自分自身が難聴ではなくても、難聴について知っておくことで、困っている人の手助けになると思います。

この耳の日を機に、一度自分の耳のこと、家族の耳のことについて考えてみるのも大事ですね。

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