喜寿と言えば長寿の中の一つであるのですが、喜寿だからこそしっかりとお祝いをしたいと考える人が多いと思います。
喜寿まで長生きすることは最近では珍しくなくなって入るのですが、大切な人が長く行き続けることはめでたいことでもありますよね。
そこで実際に喜寿とはどのようなものか、喜寿のお祝いはどのようにしたらいいのかについてご紹介したいと思います。
目 次
喜寿とは
喜寿の読み方は?
最初にもご紹介しましたが、喜寿は長寿の中の一つでもあります。
長寿のお祝いというと特に有名なのが還暦ですよね。
この他にも古稀や米寿・白寿なども有名なのですが、喜寿もめでたいお祝いごとでもあります。
そのような喜寿ですが読み方はご想像どおりで「きじゅ」と読みます。
至って簡単なので、読み方を間違えることは少ないと思いますが、ご参考いただけたらと思います。
喜寿の年齢はいくつ?
次は喜寿の年齢についてご紹介したいと思います。
長寿のお祝いも先程触れたようにたくさんあるのですが、年齢を勘違いしてしまう人が多いです。
還暦は多くの方にご存知だと思いますが、長寿は還暦から順番に10歳ずつお祝いをしていくと思うと間違いないかと思います。
しかし、その中でも特殊なのがご紹介する喜寿と米寿です。
喜寿は後述でもご紹介しますが、喜寿のお祝いの年齢は由来や意味にも関係しています。
喜寿の年齢は古稀の次の「77」歳というダブルラッキーセブンだと思っていただくと覚えやすいです。
喜寿の由来や意味
次は喜寿の由来や意味についてご紹介したいと思います。
こちらは由来や意味が年齢と大きく関係しているのですが、喜寿の「喜」という字の草書体をご存知ですか?
草書体は漢字を早く書けるように崩したもので、喜寿の「喜」は七を3つ崩して書いたような字になります。
このような七が3つ並んでめでたい様子が由来となり、喜寿は77歳になったと言われています。
喜寿の花は何がいい?
喜寿の年齢や由来についてご紹介しましたが、次は喜寿におすすめの花についてご紹介したいと思います。
喜寿にもおすすめの花が存在し、喜寿のお祝いの際にも花束でプレゼントする人は多いです。
喜寿の花でオススメなのが紫のビオラの花束などがおすすめです。
紫のビオラの花言葉には小さな幸せという意味があり、相手に贈ることによって幸せが訪れますようにという意味で渡すことが可能です。
ただし、紫のビオラの花束で注意していただきたいのが白色の花や青色の花と組み合わせないという点です。
これはなぜかと言うと、花言葉など縁起が良いものだとゲン担ぎはできるのですが、白や黒・青といった花との組み合わせには葬儀などにも使われるため縁起があまり良くないと言われています。
そのため、できれば葬儀とは無縁のような組み合わせで花束を作ってもらうのが好ましいです。
もこの他にも紫のバラなどもかなりおすすめで、紫のバラでは花言葉として尊敬や気品・誇りというような意味も含まれています。
そのため、尊敬していますという意味やこれからも気品がある姿でいつまでも元気に過ごしてくださいという意味で渡すことができます。
喜寿の色は何色がいいの?
還暦などでは赤色がおめでたいことから赤色中心のプレゼントを贈る人が多いのですが、還暦のように長寿には長寿ごとのイメージカラーが存在します。
還暦は赤ですが、喜寿は古稀と同様に、紫色がイメージカラーとなっています。
そのため、さきほどご紹介したおすすめの花は紫のビオラがいいと挙げました。
このようなことからもわかるように、喜寿のお祝いでは紫色のものをプレゼントすると喜寿のお祝いにぴったりです。
喜寿のちゃんちゃんこは着るの?
ちゃんちゃんこと言えば長寿の還暦に赤いちゃんちゃんこを羽織ることは有名ですよね。
赤色のちゃんちゃんこは還暦の由来からも来ているのですが、還暦を迎えることによって暦が還るので、赤ちゃんの頃魔除けとして着ていた赤の産着に似せて赤いちゃんちゃんこを身に纏うと言われていました。
そのため、赤いちゃんちゃんこはゲン担ぎでもあるのですが、喜寿にもお祝いごとのゲン担ぎとして紫色のちゃんちゃんこを着る人が多いです。
最近では長寿のお祝いのイメージカラーに合わせたちゃんちゃんこを作っているメーカーも多いので、これからも長生きしてもらうというゲン担ぎとして紫色のちゃんちゃんこを羽織ってもらうのもおすすめです。
喜寿のお祝いの仕方はどうしたらいい?
喜寿のお祝いの仕方は環境や人間関係も大きく関係しているのですが、できれば落ち着いたお祝いをしてあげるのが好ましいです。
大勢でお祝いするのもたしかにいいのですが、喜寿のお祝いではお祝いする人が77歳ということもあり、賑やかすぎると気を使ってしまうことが多いだけでなく、体調が急に悪くなっても無理をしてしまう可能性が高いです。
そのため、できれば身内だけでのお祝いを行い、他の人にはそれぞれバラバラにお越しいただいてお祝いしてあげるのが好ましいと言えます。
元気であっても77歳は体調の変化も激しいので、身内だけでまずはお祝いをしてあげましょう。
喜寿のメッセージ・お祝いの言葉は?
喜寿のメッセージ・お祝いの言葉はこれからも長生きしてほしいというメッセージで大丈夫だと思います。
還暦には昔では仕事納めとして定年退職する方が多く、お疲れ様という言葉をかけることが多いのですが、喜寿のお祝いの際には仕事をしている人は比較的少ないと思います。
そのため、喜寿では「これからも元気でいてほしい」という気持ちを伝えましょう。
喜寿のお祝い金額の相場はいくら?
次は喜寿のお祝いの金額相場についてご紹介します。
喜寿のお祝いの場合も相場が存在するのですが、喜寿のお祝いの相場は1万円から3万円前後と言われています。
もちろんこの点は相手との関係によって相場を変えたので大丈夫なのですが、身内ではない人に対しての相場は1万円前後が相場です。
喜寿のお祝いのプレゼントは何がいい?
喜寿のお祝いではビオラなどの花束もおすすめなのですが、この他にもおすすめのプレゼントが存在します。
喜寿のお祝いのプレゼントでは名入のプレゼントなどが好評です。
最近では名入だけでなく、似顔絵入りのプレゼントなども多いので、その人にとって特別なプレゼントになるようなものを選ぶのがおすすめです。
喜寿のお祝いのプレゼントを父には何がいい?
自分の父親が喜寿のお祝い対象の場合はやはり趣味のものをプレゼントしてあげるのが好ましいです。
趣味のものがわからない場合は普段日常でも使うコップや湯呑・お皿などをプレゼントすると使っていただきやすいです。
更に先ほども挙げましたが、このようなコップや湯呑・お皿では最近は名入れや似顔絵を入れてくれるサービスが多いです。
そのため、このようなサービスも利用してプレゼントを贈るのがおすすめです。
喜寿のお祝いのプレゼントを母には何がいい?
次は自分の母親が喜寿のお祝いの場合です。
女性のお祝いではやはり花束が喜んでもらいやすいのですが、最近では多くの女性が美容を意識することが多いので体験エステ券などをプレゼントしても喜んでもいただきやすいです。
さらに、女性では動いていることが多いので、マッサージ機など日頃の疲れを癒やすような家電でも喜ばれやすいのでおすすめです。
喜寿のお祝いの食事はどんなのがいい?
喜寿のお祝いの食事はできればヘルシーで健康にいいものが好ましいです。
やはり歳を取るほど体調を崩しやすいと共に、消化も若い頃と比べて落ちています。
そのため、好きな食べ物でもできれば消化に良く、体にいい料理・食事にしてあげると喜んでいただきやすいです。
喜寿のお祝い体験談
●ペンネーム: ちるこ
私は祖母の喜寿のお祝いのために敬老の日に合わせて休みをとり、祖母を草津温泉旅行に連れていってあげました。
草津は祖母にとって、とても思い出深い地であることを知っていたのでこの時私は草津を選びました。
また、草津の湯は万能湯としても有名なので腰痛や関節痛などに困っていた祖母はとても喜んでいました。
夕食の際は、あらかじめ用意しておいたオーダーのプリザーブドフラワーの写真たてとスカーフをプレゼントしました。
●ペンネーム: とってぃ
祖母は脳の病気にて体が麻痺し、介護施設で過ごしています。
釣りが好きで元気な祖父には釣竿を渡すと喜んでもらえたのですが、体が動かない祖母には見て楽しめるものをプレゼントしようと思いました。
小さい頃、祖父母の家で撮った写真のアルバムがあり、小さい頃から社会人になるまでの写真がありました。
祖母は麻痺によって喋ることはできませんが、目ははっきり見えているので、一緒に過ごした時間を見て思い出に浸れるようにと、喜寿の言葉とともに小さい頃から社会人になるまでの祖母と一緒に写っている写真を一枚に並べて、さらに施設に入って座って一緒に微笑んでいる写真も添えてプレゼントしました。
帰郷の際、祖母のいる施設に寄るのですが、今もしっかり見える位置に飾ってもらっているようで、プレゼントした私も嬉しく思います。
●ペンネーム: さくら
普段は孫たちと離れて暮らしているので、孫たち全員をつれて、みんなで温泉旅行に行きました。
夕食のときに喜寿のお祝いとして特別な料理を作っていただける温泉を予約しておきました。
いつもより少し豪華な食事をいただき、孫たちに囲まれながらみんなでお祝いしたところ、本当に楽しそうで喜んでくれました。
スタッフの方に家族写真を撮ってもらいました。なかなか全員そろうことがないので、その写真は貴重な宝物になり、ずっと父の部屋に飾ってあります。
●ペンネーム: ゆう
喜寿のお祝いで喜んでもらえたかというと私の場合は国内旅行をプレゼントしたら喜んでもらえました。
喜寿の祝いでまだ元気なうちに旅行をプレゼントしたのが良かったと思っています。
さすがにもっと年齢が上になってから旅行をプレゼントしてもそこまで喜んでもらえなかったと思いますが、喜寿の祝いとしてかなり前から行きたいと言っていた北海道旅行をプレゼントしたのは良かったです。
私もこれ以上良いタイミングはないと思っていたのでちょうど良かったです。
●ペンネーム: nemopon
祖父の喜寿のお祝いに家族全員の温泉旅行をプレゼントしました。
祖父は普段から温泉が好きでよく銭湯などに行っていますが、田舎に住んでいるので湯船がたくさんありません。
なかなか家族が揃って出かける事もないので、両親の他に私の兄弟にも声をかけて全員参加してもらいました。
8人なので事前に大きいレンタカーを借りて、片道2時間の温泉に宿泊しました。
夕飯時には、事前に宿にお願いしていたケーキでお祝いしました。
祖父は涙を浮かべて喜んでくれ、滞在中には3回温泉に入りスッキリした顔をしていました。
今でも家族が揃うとこの思い出話が出るので、企画して良かったと思います。
●ペンネーム: 奈良のくま
喜寿のお祝いはその当時の祖母がまだ足腰も丈夫で元気だったので思い切って3泊4日の旅行に招待しました。
飛行機で北海道へ行き、ちょっと贅沢にハイヤータクシーを頼みました。
ハイヤーで色々な観光地へ向かい小樽では祖母と一緒にオルゴール作りを体験しお互いの作ったものを交換しました。
このときのオルゴールはまだ我が家で大事に飾られています。
海鮮丼やラーメンをたくさん食べお年寄りには少し刺激の強すぎる旅になったかもしれませんが笑顔がたくさん見れました。
●ペンネーム: ぷりりん
祖母の喜寿のお祝いに、近場の料亭の個室を予約し家族と親族一同で祖母を囲んでお祝いしました。
食事は美味しいと沢山食べてもらえました。
久しぶりに家族と親族が勢揃いしたので昔話に花が咲き、終始にこにこしてくれていました。
途中で黄色のちゃんちゃんこが登場し恥ずかしがっていましたが、個室だったのもあり着てくれました。
ちゃんちゃんこ姿の祖母を囲んでみんなで写真を撮りましたが喜んでくれて、今でも写真を飾ってくれているようです。
●ペンネーム: わん
一昨年、私の父が77歳になるという事で本人から「還暦はして貰ろたけど古希はして貰うてない。喜寿はしてくれへんのんか?」と催促の電話がありました。
変わった父です。
早速兄弟に連絡し、神戸の中華レストランを予約しました。
普段は長男の嫁とは不仲から会うことが無いのですが、こんな機会が無いと会えないのでいいお祝い会でした。
父はお酒が好きなので住んでいる地域のお酒を持って各々プレゼントしました。
孫達からは花束を皆んなで贈呈しました。
来年傘寿の祝いの催促が来るかと思うと嬉しい様な大変な様な複雑な気持ちです。
●ペンネーム: やまち
喜寿のおじいちゃん、おばあちゃんのお祝いをしました。
お祝いの日に家族親戚が集まって高級な料理屋さんを予約して行きました。
あまり食べない料理などが出てきて私も嬉しくなりました。花束やサプライズでケーキを頼みお祝いしました。
すごく喜んでくれました。最後に10人以上集まったので写真をお願いしプレゼントしました。
10人以上集まることもないのですごく喜んでくれて良かったです。
最後におじいちゃん、おばあちゃんに挨拶をお願いしたら泣いて嬉しかったと言ってくれて嬉しかったです。
●ペンネーム: カサブランカ
おじいちゃん、おばあちゃんが77歳の時に家族全員でお祝いしました。
私たち孫、母、父、叔父さん、叔母さん、いとこたち全員揃ってお祝いをしました。
それぞれプレゼントを渡したり、手紙を渡したりしました。夕飯を全員で食べました。
豪華な料理、お寿司にオードブル、みんなでワイワイ食べました。
おじいちゃん、おばあちゃんはお祝いされたことはもちろん喜んでいたけど、全員が集まってワイワイしたことが嬉しかったようです。
物というよりも気持ちが嬉しかったようです。喜んでもらえて私たちも嬉しかったです。
「まとめ」喜寿のお祝いをしっかりと喜んでもらおう!
今回は喜寿のお祝いについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
喜寿のお祝いというとかなりおめでたいことではあるのですが、最近は平均寿命も伸びているため多くの方が長生きして喜寿をお祝いしています。
長生きすることはもちろんいいことなので、これからも元気でいてもらうようにお祝いしましょう。