皆さんは長寿のお祝いをどのくらいご存知ですか?
特に有名なのが還暦ですが、還暦以降にも長寿になった際のお祝いが存在します。
実は長寿のお祝いは中国から伝わってきた風習なのですが、日本でも歴史は古く、今でもお祝いをするところが多いです。
さらに、昔は平均寿命も50歳や60歳と短かったのですが、今では医療技術の進歩もあって平均寿命も伸びました。
この影響で長寿のお祝いを行う機会も増えてきたので、長寿のお祝いでもある茶寿はどのような意味や由来なのか、さらに、茶寿のお祝いはどのようにしたらいいのかについてご紹介していきたいと思います。
目 次
茶寿とは
茶寿の読み方は?
まず最初にご紹介するのは茶寿の読み方についてです。
茶寿の読み方は至って簡単でシンプルです。
茶寿と書いて「ちゃじゅ」と読みますので、ご参考いただけたらと思います。
ちなみに長寿のお祝いは茶寿以外にもたくさん存在するのですが、年齢や名前を間違えてしまいやすいです。
しかし、名前と合わせて意味を覚えておくと年齢がわかりやすいので、ぜひご参考いただけたらと思います。
茶寿の年齢はいくつ?
次にご紹介するのは茶寿のお祝いの年齢についてです。
茶寿のお祝いは長寿のお祝いの中でもかなり珍しいと言われています。
というのも、還暦だと60歳だと思いますが、茶寿のお祝いは「108歳」のお祝いになります。
日本の平均寿命は83歳と昔と比べて圧倒的に伸びているのですが、その中でも108歳まで長生きする人は今も少ないです。
そのため、茶寿のお祝いをできる方はとても珍しく、お祝いできる機会も少ないと言われています。
このことからもわかるように、茶寿のお祝いは珍しいので、お祝いできる機会がある場合は思い出に残るようなお祝いをするのがおすすめです。
茶寿の由来や意味は?
次は茶寿の由来や意味についてご紹介したいと思います。
長寿にはそれぞれ意味や由来が存在し、特に有名な還暦では十干十二支が自分の生まれたときと初めて一緒になるという意味で「暦が還る」という意味合いから「還暦」という名前がついたとされています。
茶寿の意味や由来は還暦よりも更にシンプルで、先程あげたように茶寿は108歳をお祝いする長寿のお祝いのひとつなのですが、年齢と大きく関係しています。
茶寿の「茶」の字を崩すと「八」と「十」と「八」という漢字になると思います。
さらに、草冠は十が2つくっついた十十というように見えたことから88+10+10ということで108歳のお祝いに当てられたとされています。
実は長寿のお祝いではこのような年齢の漢字を崩して組み合わせたものが多いです。
そのため、茶寿は「108歳=茶」ということを意識しながら覚えていただけたらと思います
茶寿の花は何がいい?
次は茶寿のお祝いの際におすすめの花束についてご紹介したいと思います。
茶寿のお祝いなど長寿のお祝いでは花束をプレゼントすることが多いのですが、花束にもやはり好ましいものと好ましくない物が存在します。
茶寿のお祝いなどにおすすめの花は「胡蝶蘭」「バラ」「スイートピー」などがおすすめです。
胡蝶蘭やバラ・スイートピーなどは見栄えも美しく女性人気が高いですよね。
花言葉も幸せが訪れるというようなものや尊敬という言葉が存在するので、花言葉と合わせてもおすすめです。
茶寿の色は何色?
次は茶寿の色についてご紹介したいと思います。
長寿には実はそれぞれイメージカラーが存在します。
最もわかりやすいところで言うと還暦が赤色のイメージカラーです。
これは後述でもご紹介するちゃんちゃんことも関係があるのですが、他にも喜寿なら紫色・米寿なら黄色などとあります。
しかし、茶寿は残念ながら決まっているイメージカラーは存在しません。
ただ、茶寿という名前でもあるようにきれいな茶色のものをベースにした贈り物にすると茶寿のお祝いらしい雰囲気を作れるので、茶色を選ぶのがおすすめと言えます。
また、これほどのお祝いになりますので、めでたい金色を選ぶこともあるようです。
茶寿にちゃんちゃんこは着るの?
次はちゃんちゃんこを茶寿に着るのかどうかについてご紹介したいと思います。
還暦では先程も触れたように赤いちゃんちゃんこを着ますよね。
これは還暦の暦が還るという意味が関係しているのですが、赤ちゃんなどは普段生まれたら魔除けの意味も踏まえて赤い産着を着せられていました。
還暦ではもう一度暦が帰り、第二の人生を歩む人が多いことから赤ちゃんのときに着ていた産着に似せて赤いちゃんちゃんこを羽織るとされています。
このような意味でちゃんちゃんこは羽織るのですが、今ではげんを担いでそれぞれの長寿のお祝いでもちゃんちゃんこを羽織るところが多いです。
平均寿命も伸びたことによって長寿のお祝いをする機会が増えたので、ちゃんちゃんこを販売しているメーカーも様々なカラーのちゃんちゃんこを販売しています。
そのため、茶寿のお祝いでもちゃんちゃんこを羽織るのがおすすめと言えます。
茶寿のお祝いの仕方はどうしたらいい?
次は茶寿のお祝いの仕方についてご紹介したいと思います。
茶寿のお祝いはできれば身内・家族同士でのお祝いがおすすめです。
これはなぜかと言うと、大勢でお祝いをしても喜んでいただきやすいのですが、途中でもご紹介しているように茶寿は108歳のお祝いでもあります。
そのため、茶寿を迎える方はかなりのご高齢になります。
大勢で押しかけると相手も体調が悪くても無理をしてしまう可能性が高いので、できれば体に負担が少ないように少ない人数でのお祝いがおすすめです。
体調が優れない場合はできれば日程をずらすようにしましょう。
茶寿のメッセージ・お祝いの言葉はどのような言葉がいい?
茶寿のお祝いをメッセージ・言葉として伝える人が多いと思いますが、茶寿のお祝いではやはりかなり珍しいことと、ご高齢でもあるので体調には気をつけていただきたいという気持ちを伝えるのがおすすめです。
元気な状態でないと長生きは難しいのですが、「自分の素直な気持ちを感謝の言葉にして伝える」のが好ましいです。
茶寿のお祝い金額の相場は?
茶寿のお祝いの際にはプレゼントを用意する人も多いのですが、茶寿のお祝いの際にはお祝いの金額の相場が存在します。
相手とのつながりも大きく関係しているのですが、家族・身内の場合はお祝い金額の相場は1万円から2万円前後と言われています。
それ以外の場合は相場が1万円前と言われていますので、ご参考いただけたらと思います。
茶寿のお祝いのプレゼントは何がいい?
茶寿のお祝いの際にはできれば思い出に残るような特別なものがいいです。
今では様々なサービスが存在し、似顔絵や感謝の言葉入りのプレゼントも用意することができやすいです。
そのため、できれば名前入りのコップや湯呑・似顔絵入りのポエムや感謝言葉入の時計などをプレゼントすると喜んでいただきやすいです。
茶寿のお祝いのプレゼントを父には何がいい?
自分の父親が長寿のお祝いをする際にはできれば思い出に残るようなものが好ましいです。
男性に特に人気なのは似顔絵や名前入りのお酒や時計が喜ばれやすいです。
時計と言っても置き時計・掛け時計の部類です。
さらに、最近では家族の写真が見えやすいようにフォトフレームなどをプレゼンとすると比較的喜んでいただきやすいです。
茶寿のお祝いのプレゼントを母には何がいい?
次は自分の母親が茶寿のお祝いをする際についてのプレゼントです。
女性はやはり花束をプレゼントすると喜んでいただきやすいです。
普段日常でも使うことが多い、お皿やコップ・湯呑などに名前や似顔絵入りのものを贈るのもおすすめです。
茶寿のお祝いの食事はどんなのがいい?
茶寿のお祝いをする際にはできれば体にいい食事を用意するのが好ましいです。
やはり108歳というとかなりのご高齢になります。
消化機能も大きく落ちているので、できれば消化しやすいメニューにすると相手にも負担が少ないです。
「まとめ」茶寿のお祝いをしっかりと祝おう!
今回は茶寿のお祝いについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
茶寿のお祝いは珍しいことから長寿のお祝いの中では少ないですが、108歳を迎える人がいる場合はかなりめでたいです。
そのため、ぜひ茶寿のお祝いができる場合はしっかりとお祝いをしてあげるようにしましょう。
長寿の祝い一覧。還暦・古稀・喜寿・傘寿・米寿・卒寿・白寿・百寿・茶寿・皇寿・大還暦