ミスコンの日とはいつ？意味や由来、イベント。

■はじめに

3月と言えば皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

卒業シーズン、旅行シーズン、ホワイトデー、ひな祭りなど、様々な行事がありますね。

実はひな祭りと同じように女の子に関連深い記念日が3月にあることをご存知でしょうか。

それは、3月5日の「ミスコンの日」です。

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■ミスコンの日とは

ミスコンの日は毎年3月5日にあります。

具体的にいつ制定されたのかはわかりませんが、1908年以降であるということです。

契機となったイベントを行ったのが時事新報社というところなので、その団体が制定したのではないかと考えられます。

ミスコンの日が3月5日になった意味については「由来」の項にて記述させていただきます。

ミスコンの意味として、国際貢献活動の親善大使や、観光キャンペーン活動などといったことを担当する女性を決めるコンテストということが言えます。

しかし、「ミス○○」に選ばれるのは美人でスマートな人であることがほとんどで、1980年代後半から、特に1995年の北京会議(第4回世界女性会議)以降に女性団体から「女性差別」、「人権侵害」等というミスコン反対の動きが活発になっていったそうです。

その影響を受けて、一部ではミスコンを自粛するようになってしまったところもあるようです。

1908年(明治41年)2月9日に時事新報社が主催して行われた「良家の淑女写真コンクール」で全国から女性の写真を募集し、3月5日に入賞者などの結果発表を行いました。

インターナショナル・ヘラルド・トリビューン社(現：インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ社)が「世界美人コンクール」の日本予選として時事新報社に依頼して「良家の淑女写真コンクール」が行われたとのことです。

以後、3月5日をミスコンの日として制定しているそうです。

現在、ミスコンの日に関する定期的なイベントは行われていないようです。

しかし、ご存知のように今でもミスコン自体は各地で行われています。

世界的なミスコンである「ミスユニバース」の日本代表を決める「ミスユニバースジャパン」はよく話題に上がるミスコンの一つではないでしょうか。

ミスコンと言えば容姿が良ければいいのかというとそうでもないのです。

ミスユニバースジャパンの選考基準として、人間性、知性、感性、自信、内面の美しさの5つが挙げられています。

ミスユニバースへの道のりは険しく、まず47都道府県でひとりずつ代表を決定し、その47人の中から日本代表を選出。

その後、世界大会にてミスユニバースが選ばれるという流れです。

各都道府県の代表の選考前には「ビューティーキャンプ」なるものが行われ、それに参加することも選考を受けるうえで必須となるようです。

「ビューティーキャンプ」では、コミュニケーション、自己表現、ヘアー＆メイク、ウォーキング・ポージングについてそれぞれ専門講師に指導してもらい、外面の美しさにも内面の美しさにも磨きをかけて、代表として頑張ってもらおうという育成プロジェクトです。

この「ビューティーキャンプ」以外にも様々なイベントに出演することが求められるようで、見られること、自己表現することに慣れてもらうような狙いもあるようです。

・「良家の淑女写真コンクール」初代グランプリの意外な末路とは？

ミスコンの日制定のきっかけとなった「良家の淑女写真コンクール」ですが、このコンテストで1位に選ばれたのは、小倉市長であった末弘直方氏の四女であるヒロ子で、当時、学習院女子部3年に在学中だったそうです。

ヒロ子の義兄が彼女に無断で写真を郵送してその結果、1位を取ってしまったというここまではよくありそうなエピソードです。

とてもめでたいことのはずですが、学習院上層部、特に学長であった乃木希典氏の怒りを買ってしまい、なんと退学処分になってしまったのです。

その後、乃木希典はこのことを反省して末弘の仲人を務めているそうです。

■まとめ

ミスコンの日についてご紹介させて頂きました。

ミスコンの世界は想像以上に厳しいことがわかりました。

地方に根付いているようなミスコン関連のイベントはミスユニバースほど厳しくはないはずなので気軽に調べて参加してみるのもいいかもしれませんね。

他にもおもしろい記念日がたくさんあります！