■はじめに
虫に対して思い浮かべるイメージは、人によって大きく異なります。
ただ単に嫌な存在だと思う人もいれば、ペットとして飼い家族として大切に生活しているという方もいらっしゃいますね。
そして、実は私達の生活の色々なところで虫は大活躍しています。
こういった虫は益虫と呼ばれ、大切にされることが多いですね。
6月4日はそんな虫の日です。
目 次
■虫の日とは
6月4日を虫の日にしようと提唱しているのは、日本昆虫クラブです。
実はあの手塚治虫先生が呼びかけして作られた団体なんです。
昆虫が住めるまちづくりを考えていこうというのが日本昆虫クラブのあり方ですね。
ちなみに、6月4日はムシの日でもあります。
こちらは福島県田村市常葉町(当時は福島県常葉町)が制定したものです。
■意味
虫の日が意味しているのは、やはり虫に対する理解と認知です。
もちろん害虫もいますので、その恐怖を知ってもらうという意味でも大切な日です。
しかし、それ以上に益虫についてもっと知って欲しいという方が多いですね。
他にも昆虫に対しての理解も大切です。
昔は夏休みになると昆虫を見に行くという子どもも多かったのですが、現代ではそれが難しくなってきています。
都会に住む子なら、全く昆虫を見たことが無いという方もいますよね。
つまり、昆虫を知るということは自然を知るきっかけにもなります。
■由来
6月4日が虫の日になった由来は、わかりやすく語呂合わせです。
「6(む)+4(し)」で、虫の日ですね。
このことからわかる通り、虫の日もムシの日もどちらも日本独自の記念日です。
語呂合わせを使った記念日はほとんどが日本独自のものですね。
これを覚えておくと、「この記念日は語呂合わせだから日本独自のものだな」と理解することができます。
今は日本も外国人の方が増えてきて国際化していますので、覚えていて損は無いポイントですよ。
■イベント
虫の日のイベントは、実は益虫ではなく害虫に関するものが多いです。
例えばペストコントロール協会では6月4日から7月4日をむしなし月間として、さまざまなイベントを行っています。
人が不快に思うような虫の展示を行ったり、生態や駆除に関する情報を呼びかけるという内容が多いですね。
こういったイベントは害虫にお悩みの方だけではなく、子連れの方々からも非常に人気があります。
中には業者が協賛しているところもあり、プロの方に駆除の方法を教えてもらえるところもあります。
■虫の雑学
虫の日にちなんだ雑学を紹介します。
□実は助かるあの虫
黒くて大きなあの虫を家で見かけると、本当にゾッとしてしまいますよね。
しかし、そんなGを倒してくれる虫がいます。
それが蜘蛛です。(益虫と言われますが、正式にはクモは昆虫ではなく節足動物に含まれます。)
蜘蛛を嫌う人もいるのですが、実は益虫なんですね。
近年はSNSで拡散されることも多くなり、蜘蛛の有用性を知る方も増えてきました。
我が家では蜘蛛を見かけると、そのまま放置しています。
蜘蛛は害虫を食べてくれるだけではなく、その病原菌を体に宿すことはありません。
家に蜘蛛がいるということは、害虫がいるということ。
そのため、蜘蛛を見かけたら退治するのではなく、そのまま放置してあげましょう。
あなたの家の害虫を倒してくれますよ。
□野生に戻れない虫って?
虫の多くは野生にいるものなのですが、逆に人間がいなければ生きられない、つまり野生に戻ることができない虫もいます。
それが蚕(カイコ)です。
例えば野外にある葉っぱの上に蚕を乗せて放置したとしても、ほとんど1日で捕食されてしまいます。
また、そのまま葉っぱから落ちて死んでしまうことも。
蚕も絹を生産してくれる、私達人間にとってありがたい虫ですね。
■まとめ
今回は虫の日を紹介させて頂きました。
虫には害虫と益虫がいます。
その区別をしっかり行うことはとても大切。
どちらの虫も、私達の生活の中に存在しています。
ぜひ虫の日には、この害虫と益虫の違いについて調べてみてくださいね。
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