■はじめに
コットンとは綿のこと。
日本でも古くから愛されている素材の1つですね。
さまざまなメリットが多いため、近年ではますます注目を集めるようになりました。
特に人気があるのがオーガニックコットンで、健康に気遣う人が増えたため、世界的に注目を集めるようになりました。
昔から私達の生活を支えてくれているだけではなく、本当に魅力がぎっしり。
5月10日はそんなコットンの日です。
目 次
■コットンの日とは
コットンの日は日本紡績協会によって19995年に制定されました。
日本紡績協会は繊維業の中核を担ってきた団体です。
元々は違う団体でしたが、昭和23年に再組織されました。
創立してから100年と長い歴史を誇っています。
日本の紡績業界が安定し、さらに発展していくために欠かせない存在といえます。
■意味
コットンの日は、もっと多くの人にコットンの魅力を知ってもらうために制定されました。
今、安くて便利な化学繊維がたくさん登場しています。
プチプラブランドだけではなく、ハイブランドで使われていることも多いですね。
しかし、コットンは自然のもの。
はるか昔から栽培されてきたのですが、それだけコットンが優れているからというわけでもあります。
一言で言うと、夏は涼しく冬は暖かい素材なんです。
吸水性が高く、通気性も良いので汗をかいてしまっても吸収してくれます。
また、しっかり保湿もしてくれるんです。
静電気が起こりにくいので、シーズンになるとあちこちでバチッとなってしまう方にもおすすめですよ。
■由来
コットンの日の由来となったのは、語呂合わせです。
5(コ)+10(英語でten=テン)
また、コットンを使った商品は特に夏に好まれて使われることが多いです。
サラリとしたワンピースや汗をよく吸うハンカチ、タオルなど。
こういった夏物は、店頭販売での最盛期を5月に迎えます。
そのためコットンを扱う業者さんからするととても大切なシーズンなのですね。
これもまたコットンの日が5月になった理由の1つでもあります。
■イベント
コットンの日の有名イベントといえば、Tシャツ・プリント・デザインコンテストですね。
2018年で20回目を迎える、長くから続いているイベントなんです。
CCI国際綿花評議会と一般財団法人日本綿業振興会がメインになったイベント。
ほかにも日本紡績協会、コットン・インコーポレーテッド、一般社団法人日本テキスタイルデザイン協会も主催です。
コットンのTシャツにふさわしいデザインをしようというデザインコンペ。
有名なデザイナーや紡績、綿花の関係者などが審査員にあたります。
CG系の作品もプリントすればOKですよ。
毎年テーマが決められていますので、それに合わせてデザインをするだけ。
内容はシンプルです。
そのため、プロのデザイナーはもちろんお子様やご家族でも楽しんで参加することができるイベントですね。
■コットンの雑学
コットンの日にちなんだ雑学を紹介します。
□とても古いコットンの歴史
現在明らかになっている木綿栽培の証拠は、なんと約8000年前のもの。
メキシコで栽培されていたことがわかっています。
8000年も前から存在していただけではなく、栽培までされていたと考えると純粋にすごいですよね。
それだけ長く私達人間の生活を支えてくれていることになります。
ちなみに、世界の89.9%の木綿はアメリカ栽培綿で、これはメキシコなどの野生の木綿をアメリカで改良して作られた品種です。
栽培しやすく繊維の品質も高い優秀な品種ですね。
□日本だけの独自規格
ピュアコットンマークとブレンドコットンマークというマークがあります。
これは綿の混入率だけではなく、国内で作られているかどうかが基準になります。
ピュアコットンマークは国内で製造された綿を100%使い、国内で製造された製品に付けることができます。
特に国産の物にこだわる方にはうれしいですね。
ブレンドコットンマークは、同じく国内で製造された物ですがこちらは綿100%ではなく国内で製造された綿を50%以上使っているかどうかが基準になります。
■まとめ
今回はコットンの日を紹介させて頂きました。
洋服やハンカチなど、本当に色々なところでお世話になる機会の多い素材です。
特に最近は手ぬぐいが見直されています。
そのため、夏になると100円ショップでもコットンを使った手ぬぐいがたくさん販売されます。
逆に品質にこだわった製品も多いですし、コットンは今新しい歴史を迎えていますね。
5月10日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!