■はじめに
今、教育の現場はどんどん変化しています。
板書はノートにするのが当たり前でしたが、今は全てパソコンやタブレットで行う学校もあります。
黒板ではなくホワイトボードを使っているというところも。
時代の変化ではあるのですが、ちょっと寂しさもありますよね。
日直が黒板を消したり、放課後みんなで黒板にお絵かきをしたり。
そんな光景が段々と見られなくなっています。
その一方で黒板アートがSNSの話題になることもありますね。
5月9日はそんな黒板の日です。
目 次
■黒板の日とは
黒板の日は全国黒板工業連盟によって2000年に制定されました。
この連盟には、さまざまな黒板製造所が加盟しています。
関係省庁や団体、業界などと交渉や意見交換を行ったり、より良い黒板を作るために調査や研究などを行っています。
まさに黒板業界を盛り立てている存在ですね。
日本の黒板は非常に高品質ですが、それは業者や製作している方々はもちろん、こういった団体による功績も大きいです。
■意味
黒板の日には、黒板の有用性をPRするという意味があります。
黒板には良いところがいっぱい。
例えば、背景が暗い色なので目に優しくとても見やすいんです。
学校には色々な視力の方がいます。
よく見える人もいれば、あまり見えない人も。
席によっても見えやすさは違いますね。
そのため、見えやすい黒板というのは非常にありがたい存在なんです。
また、ペンと比べてチョークは長持ちします。
そのため、コストがかかりにくいというメリットも。
最近はカフェ風のインテリアが人気なので、冷蔵庫や壁一面を黒板風にする方も増えてきています。
■由来
黒板の日の由来は、「5(こ)9(く)ばん」という語呂合わせです。
そして、黒板はアメリカからやってきたのですが、初めて輸入されたのが5月頃でした。
そのためこの日が黒板の日になったそうです。
黒板が初めて日本にやってきたのは1872年のこと。
そう考えると長い歴史がありますね。
ちなみに、黒板の日は全国黒板工業連盟の50周年を記念して制定されました。
■イベント
黒板の日のイベントは、小さな黒板の販売などを催事場で行っているところが多いです。
特に最近人気があるのはインテリアに使える小さな黒板なので、そういった小さめサイズの物を販売されています。
他にも学校で使う大きな黒板を設置してみんなでチョークでお絵かきをするようなイベントもありました。
残念ながら固定で毎年行われているようなイベントを発見することは出来なかったのですが、皆さん思い思いに楽しんでいらっしゃるという感じですね。
#黒板の日はハッシュタグがありますので、そちらへの投稿もおすすめです。
■黒板の雑学
黒板の日にちなんだ雑学を紹介します。
□黒板の本当の色
黒板の色を見てみると、実際には真っ黒ではないことがわかります。
深い緑のような色ですよね。
元々の黒板はその名の通りで黒い板だったのですが、実は今の色の方がより目に優しいんです。
そのため、段々と黒から緑へと変わっていきました。
□黒板の場所で方位がわかる?
実は、黒板が設置されているのは多くの場合西側なんです。
気になって私の母校を調べてみたところ、小中高と全て西側にありました。
この理由ですが、西側に黒板があるということは、北側が廊下、東側がロッカーなど、そして南側が窓側になります。
南側に窓があると、たくさん光が入るので教室内が明るくなりますね。
逆に東側が黒板になってしまうと、右手側から光が入ることになります。
そうすると、その光で右手が影になってしまいます。
すると、手元が見えにくくなってしまうんです。
日本では右利きが多数派なのでそちらを優先しているのですが、もし左利きの方が多い国だったら黒板は東側に設置されているのでしょうね。
ぜひ皆さんの母校も思い浮かべてみてください。
■まとめ
今回は黒板の日を紹介させて頂きました。
黒板というと学生時代のことを思い出す方が多いでしょうが、実は街のあちこちでも黒板を見ることができますよ。
例えばカフェのメニューとしても定番ですし、居酒屋など飲食店ではよく使われています。
保険の相談コーナーや雑貨店など、本当に色々なところにあるんです。
黒板の日は、ぜひそんな街中にある黒板にも注目してみてくださいね。
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