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母親大会記念日とはいつ?意味や由来、イベント。子どもの未来を守る

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▪はじめに

そろそろ梅雨入りをする6月の初めは、日本中のお母さんたちが熱中症や食中毒などで子供や家族の体調が心配になる時期でもありますよね。

そんなお母さんたちの子供や家族を守りたいという気持ちが形になったのが母親大会の日です。

 

母親大会の日とは

母親大会記念日は毎年6月7日にあります。

母親大会の日は、1955年の6月7日に平塚らいちょうらの呼びかけで開催された母親大会にちなんで制定された記念日です。

「生命を生みだす母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」というスローガンの下、年1回講演会などが開催されています。

現在では、47都道府県の実行委員会と50の中央団体が参加しています。

 

▪意味

「暮らしと子供」「平和」「女性の地位の向上」の3つを柱として、母親の立場から話し合い、連携を深めることを目的とした大会の日です。

母親大会の日では、これまで世界各地で起こった戦争や紛争に対する反対運動や、保育所設立や高校増設や小児麻痺生ワクチンの普及などの子供の問題、老人問題、物価問題などを課題に話し合ったり、阪神淡路大震災などの災害時に募金活動を行ったりとその時代に応じた活動の必要性などを呼びかけたりしています。

 

▪由来

1954年にアメリカがビキニ環礁で行った水爆実験に対し、平塚らいちょうと4人の女性が全世界に向けて原水爆禁止のための訴えを送ったことがきっかけとなり、翌年の1955年6月7日に原子戦争の危機から子供の生命を守る母親の大会として、誕生したことが母親大会の日の由来です。

 

▪イベント

毎年7月または8月に2日間かけて開催されています。

第1回目から第6回目までは3日間かけて行われていましたが、第7回目以降は2日間で行われています。

毎年、1日目は全体会で2日目は分科会の日程で行われています。

 

開催県は持ち回りになっていて、2018年は8月25日と26日の2日間にかけて高知県で64回目の母親大会が行われました。

1日目は全体会で、高知県立県民体育館にて渡辺治さん(一橋大学名誉教授)の記念講演が開かれました。

 

また、地元高校の学生による清流太鼓の演奏や地元のダンススクールによるよさこい鳴子踊りが披露されたり、物産展や母親売店、書籍バザールなども行われています。

2日目は、各専門分野に分かれた分科会が複数の会場で行われました。

 

▪母親大会の雑学

▫母親大会開催中、子供たちはどうしているの?

母親の大会なので、参加するほとんどの人は子供がいます。

小さなお子さんがいるお母さんは家族の人に預けることもありますが、大会開催中は託児所が設けられます。

託児所の設置は第1回目から行われていて、お母さんたちが安心して勉強することが出来るようになっているのです。

さすが母親大会、母親目線でのサポートが充実していて凄いですね。

 

▫母親大会では、召集令状が配られているって本当?

母親大会では毎年、召集令状いわゆる赤紙の模写を印刷して配布しています。

これは、1980年に憲法9条の改正や徴兵制の案が国会で議論されたことに抗議する目的で配布されるようになったものです。

赤紙の裏には、1955年にスイスのローザンヌで開かれた世界母親大会に寄せられたギリシャの詩人ペリディス夫人の詩が印刷されています。

また、この赤紙を模したチラシは毎年、アジア太平洋戦争が開戦した12月8日に日本母親大会連絡会が日本各都道府県の街頭で配り、戦争の恐ろしさや平和の大切さを訴え、核兵器の廃止などを呼びかけるなどの運動を行っています。

 

▪まとめ

今回は母親大会の日についてご紹介しました。

母親大会という名前ですが、実際には母親だけでなく10代から80代の多くの女性が参加しています。

60年以上の歴史のある母親大会、もし興味を持たれたなら、あなたが住んでいる県や近く都市で母親大会が開催された時に参加してみてはいかがでしょうか?

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