杜若(カキツバタ)の花を見たことはありますか?
どんな花ですかと聞かれ頭の中で描ける人は少ないでしょう。
中にはアヤメにそっくりで見間違いてる人もいるのではないでしょうか。
目 次
【カキツバタ全般の花言葉】
大きく分けて3つの花言葉があります。
「幸福が来る」、「幸せはあなたのもの」、「贈り物」、この3つがカキツバタにつけられている花言葉です。
幸福が来るという花言葉は、万葉集(日本に存在する最古の和歌集)にのっている歌の一つから由来している花言葉です。
幸せはあなたのもの、贈り物という花言葉は、カキツバタの見た目や見た目から感じられるイメージからつけられた花言葉です。
杜若(かきつばた)が誕生花となる日にち
4月17日、4月29日
『カキツバタとは…どんな花』
【カキツバタの特徴】
アヤメ科、アヤメ属の植物です。
見た目もアヤメにそっくりで見わけをつけるのがとても難しいです。
花の色は、青、紫、白など暗めな色が多くみられます。
その中でも青紫色が多くみられるかと思います。
今では観賞用の植物として改良されいろんな品種が増えました。
5月~6月頃と梅雨の時期に花を咲かせます。
花といわれてイメージするような形ではなく珍しい形をしており、花びらに白、薄い黄色の線が入っているのはカキツバタならではの特徴です。
5月~6月頃に咲く花ですが暑さ、寒さ両方の気温に強く、難易度は低めなので初心者さんには育てやすいです。
ただカキツバタは水生植物といわれる水の中で芽をはやし生きる植物なのでその環境をつくってあげるのに手間はかかってしまいます。
また最近では梅雨の時期から夏にかけて花を咲かせるカキツバタですが少しでも多くの時期楽しめるように秋に咲くカキツバタも品種改良され販売されるようになりました。
江戸時代の日本で育てられ、品種改良され発展をしてきた植物の一つで平安時代の歌人が歌の題材にしていたほど日本とカキツバタの歴史は古いのです。
【カキツバタの名前の由来】
花の汁を絞り服など布を染めるために使われていたことからそれを意味する書付花(カキツケバナ)からきているといわれています。
漢字ではいくつか書き方はありますが、漢字にも由来があり、花の見た目がツバメが飛んでいるような見た目からつけられました。
私たちが生まれるかなり昔から歌の題材にされたりなど、よく目にするほど親しまれているのがわかります。
【カキツバタの種類・品種】
カキツバタは昔から観賞用として進化してきた花なのでいろんなたくさんの品種があります。
もともと日本の花だったので品種改良された名前にも日本らしい和の感じがあります。
・羅生門(らしょうもん)
きれいな真紫色で、360度全方向にしっかり垂れていて、花びら1枚1枚の中心が白くなっているのが特徴の品種です。
・折り鶴
横から見た花の形が折り鶴に見えることからこの名前になっています。
ほかの種類に比べると白の割合が多めで、外側のふちが紫色になっています。
この色のバランスがよくとてもきれいな花です。
・四季咲きカキツバタ
花の形など見た目は羅生門に似ています。
違うのは羅生門に比べ中心にある白い部分が少なめでここが見分けるポイントです。
・裕美
葉のほうに珍しい特徴があります。
緑ベースに白色がまだらにいりまじった葉っぱです。
とてもきれいな青紫色の花を咲かせ花と葉のバランスがとてもよくすごくきれいな見ごたえのある種類です。
春から秋頃までと咲いている時期が長いのでたくさん楽しむことができます。
・舞孔雀(マイクジャク)
花の色の付き方に特徴があります。
大きく花びらを広げ外側はきれいな青紫色をしていて中心部分に向かっていくにつれて白になっています。
多くの種類の中でかなり人気があります。
・原種カキツバタ
きれいな紫色の花を咲かせます。
ほかの種類に比べると細く小さめな花びらです。
・紅丸
濃い紫から薄い紫までいろんな色の花を咲かせます。
丸に近いような大き目な花びらです。
・もろこし舟
主に赤紫っぽい赤みのある花を咲かせます。
ほかの種類は紫が多めなので赤紫の花というのが特徴です。
・朝の袖
濃い紫いろの花を咲かし茎が太くしっかりした品種です。
カキツバタの中では珍しい垂れていない花を咲かせます。
・ドクトル大森
ほかの種類に比べ多くの色合いの花があります。
紫ベースの花、白ベースの花、濃い紫色がまだら模様になっているもの、薄い紫色がまだら模様になっているものなど一つ一つ全然違います。
ですが、花の形は違いがありません。