春になり暖かくなる頃、色鮮やかな花を咲かせ甘い香りを漂わせるフリージア。
色によりその香りは少しずつ異なりますが、数本の切花を飾るだけで部屋も気分も明るくなり、またガーデニングで植えても春の庭を楽しませてくれます。
そんなフリージアの花言葉をご紹介します。
目 次
フリージアの花言葉
フリージア全般の花言葉は「期待」「あどけなさ」「純潔」「親愛の情」「友情」などがあります。
フリージアの開花に期待をし、可憐な花をイメージしてつけられた花言葉でしょう。
「友情」「親愛の情」はフリージアの命名の由来から来ているものです。
フリージアが誕生花となる日にち
1月10日、1月24日、2月11日、8月20日、12月17日
色別の花言葉
黄色のフリージア
「無邪気」
フリージアの黄金色ともいえる黄色からは、何の邪気もない天真爛漫さが感じられます。そのイメージからつけられた言葉でしょう。
赤色のフリージア
「純潔」
赤のイメージからは情熱などとされるところですが、フリージアは違います。
バラのような真紅の花をつけるわけではないので、その花の姿はポッと頬を染めた乙女のようです。
そのイメージからきたのではないでしょうか。
白色のフリージア
「あどけなさ」
フリージアが可憐な白い愛らしい花をつける姿は、まさにあどけなさを感じさせます。
純真無垢な姿に見える白色です。
紫のフリージア
「憧れ」
フリージアの愛らしい花からは先に記したような幼いイメージがあります。それに比べてて紫は大人びた色合いです、そこには凛とした大人の姿があり、その姿への憧れからきた花言葉だと思われます。
フリージアとはどんな花
フリージアの特徴
フリージアは南アフリカケープタウンが原産地のアヤメ科の植物で、別名(和名)にアサギスイセンがあります。
種類にもよりますが草丈30センチ~90センチほどの細い茎がなり、その先に花が順序良く弓なりに並んで咲く愛らしい花で、チューリップのように球根栽培をします。
甘く強い香りを放ちますが、黄色や白の花はキンモクセイのような香りで、赤や紫の花は少し甘酸っぱい香りとなります。
この香りが幸せな気分をもたらせてくれて、香水の原料にも使われています。
フリージアの名前の由来
フリージアはデンマークの植物学者エクロンが発見し、命名に際し敬愛する友人のドイツ人医師フレーゼの名前をとり、それを英語読みでつけました。
そのエピソードから「友情」「親愛の情」という花言葉が生まれました。
また、和名のアサギスイセンは浅黄水仙と書き日本に入ってきた際に、薄黄色の水仙のようだということからの命名です。
フリージアの種類
フリージアは年々改良され、様々な花色をはじめ草丈も大きく改良されています。
大きな花をつけるもの、二重・八重の花をつけるものまであり、その数150種以上だといわれています。
「アラジン」
濃い黄色のフリージアの代表格ともいえる花です。濃い黄色が気分を盛り上げてくれます。
同じく黄色い花では「ゴールドフィンガー」「ゴールドリバー」などがありますが「シンデレラ」などという花もあり、まるでディズニー映画のようですね。
「アンバサダー」
白色のフリージアで一重咲きの巨大輪で花数も多いです。他の白色系では「エレガンス」があり、名前からして上品なイメージの純白の花です。
「オベロン」
赤色のフリージアで、豊かな香りがあります。
極端に寒い地域でなければ露地で冬越しもできる、比較的作りやすい品種です。
他には「トンガ」という、蕾のときは赤色ですが、開花すると薄ピンクになる花などもあります。
「ブルーへブン」
紫色のフリージアの代表格です。
紫色のものでは「ブルーシー」「ブルームーン」などもあります。
ほかにも薄紫もの、斑入りのものなど多数あり、花色・形状・香りとそれぞれの違いを楽しむことができます。
こんなフリージア、春の訪れと共に飾ってみるのは如何でしょうか。
きっと春らしい晴れやかな気分になることでしょう。