朝顔に似た可憐な花をつけ花壇を飾ったりコンテナ栽培で窓辺を飾り、フラーワーアレンジメントにも活用されるなどで見る機会の多いペチュニアです。
さて、この花にはどんな花言葉があるのでしょうか。
目 次
ペチュニアの花言葉
ペチュニア全般の花言葉は「あなたといると心が和む」「心の安らぎ」などがあります。
ペチュニアの花は明るい色で花びらも愛らしく淡い香りを放ち、見ている者の心を和ませてくれます、そんなイメージにぴったりの花言葉です。
春から秋の長いシーズンに咲き、ゆったりとした散歩道で庭を飾っている姿を見かけますが、その際には花言葉通りの安らぎを与えてくれます。
ペチュニアが誕生花となる日にち
5月18日、7月22日、9月25日、10月30日
色で変わる花言葉
赤色のぺチュニア
「決して諦めない」
ペチュニアの赤色は他の色とは異なり凛とした姿勢が感じられます、そのイメージからつけられた言葉でしょう。
ピンク色のペチュニア
「自然な心」
ペチュニアのピンク色はきつい色ではなく自然に彩られた色です。
庭にも鉢にも咲いている姿には、自然と素直な気持ちにさせられます。
白色のペチュニア
「淡い恋」
可憐な白い花は清らかな心を表しています。
赤に象徴されるような激しい恋心ではなく、純真にひっそりと心に抱いた恋心を表す花言葉です。
紫色のペチュニア
「追憶」
紫のペチュニアには遠い過去を思い起こさせる力があるのでしょうか、ただ昔を懐かしむというよりは過去からの幸せを思い返させてくれる花色のような気がします。
薄い紫色では「人気者」となります。
使いたくない花言葉
あまり好ましくない花言葉で、黒色のペチュニアには「危険な愛」というのがあるようです、黒色がそのような連想をさせるのでしょうか、他の色の花言葉とはまったくニュアンスが異なる言葉です。
ペチュニアとはどんな花
ペチュニアの特徴
ペチュニアは南アフリカが原産地のナス科の植物で、別名にツクバネアサガオがあります。
朝顔のような花が咲き開花時期も長いため、ガーデニングなどでも人気の花です。
もともと熱帯原の花なので、春に開花し気温が上がるにしたがって、どんどん成長するので長期間楽しめます。
日本へは江戸後期に入ってきました。
ペチュニアの名前の由来
ペチュニアはアフリカ原住民のグラワニ族の言葉でタバコを意味する「Petyn(ペチュン)」に由来してつけられていて、ペチュニアの花がタバコの花に似ているためだと、いわれています。
また、別名のツクバネアサガオは、花の形が羽子板遊びに使う羽根「ツクバネ(衝羽根)」に似た朝顔のようだということからの命名です。
ペチュニアの種類
ペチュニアは様々な品種改良で、色形、大輪・小輪のもの、花の咲き方が異なるなどにより、その種類は500種以上だといわれています。
特に日本での人気が高いことから日本で多くの園芸品種が作られ、その特徴ごとにシリーズ化されています。
ペチュニアの品種
「バカラ」シリーズ
もともとペチュニアはきわめて雨に弱い花ですが、それを改善し花びらを厚くして雨による損傷に強く、中輪の花色を多くしたシリーズで開花も早いものです。
「サフィニア」シリーズ
日本のサントリーフラワーズと京成バラ園芸の共同開発のシリーズで、雨に強くたくさんの花をつける種類のシリーズです。
ペチュニアのブームの火付け役ともなった品種です。
「キリンウェーブ」シリーズ
キリンビールが開発しAAS(オールアメリカセレクション)という世界でもっとも権威のある賞を受賞したことで有名なシリーズです。
ペチュニアは基本的に1年草ですがこのシリーズは手入れ次第で越冬もできます。
他にも、小輪の花をつけるシリーズの「ファンタジー」黄色の大輪の花をつけるシリーズで「カリフォルニアガール」などの様々なものがあります。
つるし鉢やプランターなどでも楽しめるペチュニアです、心に安らぎを与えてくれる色鮮やかな花を、大切な人に花言葉を添えてプレゼントするのも良いかもしれません。