アカシアは日本では「ミモザ」の名で呼ばれることもある花です。
長い枝にポンポン状の花が沢山咲く可愛らしい植物ですが、花言葉はご存知でしょうか?
アカシアはその花言葉から、「誰にプレゼントしても喜ばれる花」として人気があります。
目 次
アカシアの花言葉
アカシア全般の花言葉は「愛情」「友情」「魂の不死」です。
相手に気持ちを伝えるプレゼントとして選ばれる理由がわかりますね!
「魂の不死」というのは、例え死んでも魂は永遠にそこにある、転じて、ずっと変わらない気持ちを表します。
古くからの友人や、これからもずっと付き合っていきたい人に贈ることで、より相手との絆が深まるかもしれません。
アカシアが誕生花となる日にち
2月14日、4月9日
色で変わる花言葉
黄色のアカシア
「秘密の恋」「プラトニックラブ」
アカシアと言えば黄色の花を連想する方が多いと思います。
黄色のアカシアは、かつてインディアンの若い男女が、告白をするときに相手に贈った花と言われています。
言葉にしきれない気持ちを花で伝えようとしたところから、「秘密の恋」という花言葉が付けられたのでしょう。
「プラトニックラブ」は「精神的な愛」という意味です。
こちらも、若い男女の純潔の愛からつけられたものだと思われます。
オレンジ色のアカシア
「エレガンス」「上品」「品格」
色鮮やかで豪華なオレンジ色のアカシアには、品性の高さを表す花言葉が付けられています。
長い枝に、緑の葉とオレンジの花の対比は美しく、確かに上品さを感じさせます。
プレゼントとしてもふさわしいですが、「品格のある大人になりたい」という願いを込めて部屋に飾るのもおすすめです。
白色のアカシア
「頼られる人」「死に勝る愛情」
白のアカシアは、濃い黄色やオレンジのアカシアとはまた違う、儚げな印象を与える花です。
白く小さな花ですが、その花言葉は見た目に反しています。
身近にいる、誰からも信頼されているような人、いつでも頼りになる人、そんな人に日頃の感謝や信頼の証に贈る花としてぴったりです。
また、「死に勝る愛情」ということで、「死」という避けられない現象を引き合いに出すほど強い愛を伝えたいときには、その情熱を上手に表現してくれるでしょう。
種類別の花言葉
アカシアの中でも、ミモザアカシアという種類のアカシアには、特別な花言葉が与えられています。
別名をギンヨウアカシアとも言い、ガーデニング用としてはやや育てるのが難しい花です。
そんなミモザアカシアの花言葉は「友情」「思いやり」。
愛や強い思いを伝える言葉ではありませんが、何でもないような日に、友達や普段お世話になっている人にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
国別の花言葉
日本では「愛情」「友情」といった花言葉が一般的ですが、実はアカシアは国によって花言葉が異なる場合があります。
イタリア
「感謝」
イタリアでは、日頃の感謝を伝えるためにアカシアを母親に贈る習慣があるそうです。
日本で言うと、母の日のカーネーションにあたります。
母親に「ありがとう」と言葉にして伝える機会がないという人も、この花を贈って感謝を伝えることが出来るなんて素敵ですよね!
フランス
「感覚」「感性」「感受性」
少しこれまでに紹介した花言葉とはイメージが変わります。
芸術の街パリがあるフランスらしい花言葉です。
ゴッホやルソー、ゴーギャンといった有名な画家も多数生まれた国ですが、もしかしたら彼らも美しいアカシアの花を好んでいたかもしれません。
使ってはいけない花言葉
基本的に、アカシアの花言葉には怖い意味を持つものはありません。
ですが、「気まぐれな恋」という意味を持つことがあり、時には軽薄な印象を与えてしまうかもしれません。
しかし、素敵な花言葉を持つ花として有名ですから、気にしすぎる必要はないでしょう。
アカシアとは
アカシアの特徴
マメ科アカシア属の木ですが、花を咲かせます。
庭木として人気ですが、風害を受けやすいため台風には注意しなければいけません。
花の色は黄色が主で、品種によって濃淡には幅があります。
オーストラリアやアフリカなどの雨の少ない乾燥地帯に多く分布しています。
日本では、ガーデニングのほか、贈り物として切り花にされたり、リースなどにも多く使われます。
名前の由来
アカシアという名前は、「トゲがある」という意味のギリシア語「akazo」に由来します。
その名前の通り、アカシアは多くの種類がトゲを持つため、育てる際は注意しなければいけません。
ちなみに、日本では長らく「ニセアカシア(ハリエンジュ)」がアカシアと混同されていたため、今でもニセアカシアを本物のアカシアだと思っている方がいますが、この二つは別の花です。
「アカシア蜂蜜」などが有名ですが、蜂蜜に使用されるのはニセアカシアの花であることがほとんどです。
アカシアの品種
「ハーフムーンアカシア」 葉が半月状にカーブしていて、花はやや薄い黄色です。甘い香りがします。
「ディーンズワトル」 淡い黄色~白の花が特徴で、小ぶりだが良い香りがします。
「ホワイトサローワトル」 アカシアの中でも特に花の量が多く、ごく薄い黄色です。
「ゴールデンレインワトル」 鮮やかなレモン色の花で、20mほどまでに高くなることもあります。
プレゼントとして喜ばれる花・アカシア、いかがだったでしょうか?
目立つ花ではないですが、その素朴でさりげない花には、飾らない素直な気持ちを伝える力があるような気がします。
特別な日に贈るもよし、何気ない日常の中でちょっとしたプレゼントにするもよし、勿論自分の為に飾ってみるのもいいですね!