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貿易記念日とはいつ?意味や由来。江戸時代、鎖国からの開港が

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「6月28日  貿易記念日」

■はじめに

各経済研究所の調査によると、1980年代半ばには世界人口の3%に満たない日本が、世界貿易の輸出シェアの10%近くを占めていましたが、2016年には4%にまで低下しています。

また、1986年の米国の全輸入品における日本のシェアは22%で、米国最大の輸入国の地位を占めていましたが、2016年には6%に減少し、同4位に落ち込んでいます。

 

2011年の東日本大震災の影響で赤字に転落した貿易収支は、現在、黒字に持ち直してはいますが、それでも黒字幅は以前の半分程度にとどまっています。

環太平洋経済連携協定(TPP)による輸出拡大も、まだ希望的観測の域を出ていません。

日本の貿易の先行きには暗雲が立ち込めているようです。

 

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■貿易記念日とは

1859(安政6)年6月28日、江戸幕府が前年にアメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスと結んだ条約によって、横浜、箱館(函館)、長崎を開港しました。

1963(昭和38)年に通商産業省(現経済産業省)が、多くの国民に輸出入の重要性を認識してもらうため、6月28日を「貿易記念日」と制定しました。

貿易記念日は、電気記念日(3月25日)発明記念日(4月18日)計量記念日(11月1日)とともに、経済産業省の4大記念日となっています。

 

■貿易記念日の意味と由来

3港開港の前年、江戸幕府は諸外国の圧力から、5か国と相次いで締結した修好通商条約を「安政五カ国条約」とまとめて言いますが、この条約の勅許が天皇に拒否されたものの、威信低下につながるとして幕府が無勅許調印を強行したため、以後、公武間の緊張が高まって、安政の大獄、桜田門外の変などに始まる幕末の動乱になだれ込むことになります。

 

圧力に屈した条約なので当然ですが、この条約は裁判権、関税自主権、最恵国待遇などで極めて不平等なものでした。

 

開港当時は横浜が輸出入の8割近くを占めていましたが、これは政治の中心で、大消費地でもある江戸に近いことと、主要輸出品の生糸(関東)や茶(静岡)の生産地に近いという地の利のためと思われます。

 

■貿易記念の日のイベント

「貿易記念日」のイベントを仕切ってもよさそうな団体は経済産業省の他に、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)、一般社団法人日本貿易会(JFTC)がありますが、どこも大所高所からの視点で、研修会やらシンポジウム、フォーラムばかり、一般人相手に記念日がどうの、貿易がどうのっていうイベントは眼中になさそうです。

「国民に輸出入の重要性を認識してもらう」という記念日のお題目はどこに行ったのでしょう。

 

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■貿易記念日の雑学

 

▽日本は「貿易立国」ではない

中学校の授業で、日本は資源がないため、原油、鉱物など原材料を輸入し、加工した製品を輸出する加工貿易国であり、「貿易立国」であると教えられ(どういうわけか、高校の授業の記憶がない)、最近までそれを信じて疑わずにきましたが、どうやらその認識を改めなければならないようです。

 

国民ひとり当たりの国内総生産(GDP)に対する輸出額の比率を「輸出依存度」と言って、この比率が大きければ貿易立国であるとされています。

2014年の財務省の資料によれば、日本の輸出依存度は15.2%で、オランダの66%、台湾58.8%、アイルランド57.8%、スイス45.7%、韓国43.9などには遠く及びません。

輸出依存度はGDPの小さい国ほど大きくなることを差し引いても、もはや日本は貿易立国の数字ではありません。

 

▽サービス貿易

貿易と言えば自動車や家電製品、農畜産物などの輸出入を思い浮かべるのは当然のことですが、目に見えない、形のないものの貿易もあって、世界の全貿易量の20%を占めています。

これは運輸、交通、金融、通信、観光などのサービス産業に関わる輸出入で、サービス貿易と呼ばれ、世界貿易機関(WTO)がサービス貿易を4つの形態に定義しています。

  • 外国の航空機を利用して外国へ行くことは運送サービスの「越境取引」に当たります
  • 外国でのコンサート鑑賞やホテル宿泊は、娯楽サービス・観光サービスの「国外消費」に相当します
  • 外国での外貨両替、レストラン利用は、金融サービス・飲食店サービスの国外拠点を通じた提供で「拠点の設置」に該当します
  • 外国人歌手のコンサートを国内で鑑賞しても、娯楽サービスの「自然人(提供者)の移動による提供」になります

 

■まとめ

複雑に世界の経済が絡み合う今、円高円安がどう揺れて生活にどんな影響が出るのか、TPPで安い農畜産物が入ってきたら農漁業はどうなってしまうのか、研究予算削減が科学技術の衰退を招かないか等々、真面目に経済を勉強しなかった筆者には見当もつきません。

おまけに貿易立国日本も幻想と判明するに及んで、日々暗澹たる思いで過ごしています。

 

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