▪はじめに
現在、多くの職種でなくてはならないものとなっている電子メールは、今から50年ほど前に誕生しました。
そこで今回は、電子メールに関する記念日や雑学についてご紹介していきます。
目 次
電子メールの日とは
電子メールの日は、毎年1月23日にあります。
この記念日は、1994年(平成6年)に電子メッセージング協議会(現Eジャパン協議会)によって制定されました。
電子メッセージング協議会とは、電子メールの普及を目的とした電子通信事業者やハード及びソフトメーカーで成り立っている組織で、2000年10月からサイバービジネス協議会と統合し、Eジャパン協議会として活動している団体です。
▪意味
電子メールの日には、電子メールの普及という目的があります。
▪由来
電子メールの日が1月23日になったのには、「1(いい)23(ふみ)」で「E文(Eメール)」という語呂合わせが由来になっています。
▪イベント
電子メールの日に因んだイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
電子メールの雑学
<@はもともとはメールアドレスに使われる記号ではなかった⁈>
現在メールアドレスに必ず使われている「@(アットマーク)」ですが、このマークはメールアドレス用に作られたマークではなく、もともとは会計などに使われていたもので日本では「単価記号」、正式名称は「コマーシャル・アット」と呼ばれています。
この単価記号は現在でも経理や簿記などで使用されていて、使い方の例としては「@100×5」で「1つ100円の商品が5個」という意味になります。
ではなぜ、「@」がメールアドレスに使われるようになったのでしょうか?
これは、電子メールの開発者であるレイ・トムリンソンが1971年に世界で初めてのメールを送った時に「@」をメールアドレスに使用しました。
その後、トムリンソンが自分の開発したネットワークを使用している人と、その他のネットワークを使っている人を区別するために「@」を使ったメールアドレスの表記方法を考案し、大きく支持されるようになりました。
「@」を使った表記方法はあまりにも好評で、他のネットワークを使っている人たちからもこの方法を使いたいという声が高まり、あっという間に世界中に広まったのです。
レイ・トムリンソン自身は、「@」を使った表記方法を提案したことについて「今自分たちがやらなきゃいけない仕事じゃないから、みんなには(自分が提案したことを)言わなくていいよ」と語っていたそうです。
<メールチェックの回数を減らすとお金が貯まる?>
みなさんは普段、どのくらいの頻度でメールやLINEなどのチェックをしていますか?
仕事で頻繁にチェックしなければならない人も多いかと思いますが、お友達と頻繁にやり取りをしていてメールなどをこまめにチェックしないと落ち着かないという人もいると思います。
しかしこれは、お金の無駄遣いを招く原因になっているかもしれません。
「幸福学」の研究をしている社会心理学者のエリザベス・ダンが、次のような実験をしました。
- Eメールのチェック回数を1日3回までにする
- Eメールのチェックを制限なく行う
この2つの事を期間を分けて124人の成人に行ってもらいました。
すると「Eメールのチェック回数が少ない方がストレスが減った」という結果が得られたのです。
これは頻繁にメールチェックをすると他のことをすることが出来なくなったり、メールが気になって注意力散漫になってしまうことがストレスが溜まる原因になっているのではないかと考えられています。
さて、このメールチェックとストレスの実験からどうしてお金の無駄遣いに繋がるのでしょう?
これは、ストレスが溜まると自制心が崩壊して無駄遣いしてしまうという考え方によるものです。
たしかに私も、ストレス発散のために買い物をしたり美味しいものを食べたりカラオケに行ったりします。
ストレス発散のためにお金を使うこと自体が悪いことではないと思うのですが回数が重なるとお財布も痛くなりますし、そもそもストレスが溜まらない方がいいですよね。
最近、メールチェックの回数が多いと感じている人は、回数を少し減らしてみてはいかがでしょうか?
▪まとめ
最近では、LINEなどの普及で仕事以外で電子メールを使う人が減ってきています。
気軽に文字で会話できるようになったことで便利になった反面、辞め時が分からなかったり文字で上手に気持ちを伝えることが出来なかったりとストレスやトラブルの元になることもあるかと思います。
電子メールの日には、メールやSNSでのマナーを見直してみてはいかがでしょうか?
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