■はじめに
紅葉シーズンを迎える10月から、11月に入るといよいよ本格的な冬を意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、すでに冬の食材を使い始めているところも多いですよね。
そんな11月の中旬は、私達の食生活にとってとても身近な蓮根の日です。
目 次
蓮根の日とは
蓮根の日は毎年11月17日にあります。
蓮根の日が制定されたのは、1994年(平成6年)のこと。
「蓮根サミット」を開いたことを記念して制定されました。
この蓮根サミットでは、全国の生産者や蓮根に関わる県や農協職員など120名ほどが集まり、最新の研究成果であったり栽培に関する問題点について発表する勉強会、意見交換会と現地視察が行なわれました。
■意味
蓮根の日は、消費者に対して蓮根に興味を関心を持ってもらいたいという意味合いがあります。
そして、生産者側が消費者に蓮根をPRする日でもあるんですね。
例えば蓮根の消費拡大イベントが行われたり、飲食店では蓮根を使った料理を提供するフェアが行われています。
■由来
1994年11月17日に、一大産地である茨城県の土浦市に全国の蓮根産地の代表が集まって、「蓮根サミット」が開催されました。
このことから、蓮根の日は11月17日に制定されました。
また、蓮根の出荷は晩秋から冬にかけてがピークで、この時期がまさに旬の時季にあたります。
■イベント
JAグループ茨城れんこん流通部会にて【れんこんの日PR】が行われています。
これは、11月17日のれんこんの日に向けてPRを実施するというもの。
過去にはソフトバンクグループ株式会社の東京汐留ビルディングの社員食堂にてPR販売が実施され、16日には豊洲市場にて試食宣伝会が実施されました。
両日共に様々な蓮根料理の試食と蓮根の販売が行われ、好評でした。
また、蓮根の日を含む11月1日〜30日の期間中、茨城県内と東京都内を中心とした飲食店で旬の蓮根料理が食べられる【れんこん料理フェア】も開催されました。
料理を注文した方にアンケートを行い、応募者から抽選でレンコン加工品などをプレゼントする企画も行われたとのことです。
他にも、この時期にはあちこちで蓮根をテーマとしたイベントが開かれています。
PRイベントや蓮根の直売所での販売など。
販売店でもキャンペーンをしているところもありますので、お近くの情報をぜひチェックしてみてください。
蓮根の雑学
蓮根の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□蓮根について
蓮根は、蓮茎・はすね・藕などとも書き、原産地は中国またはインドになります。
蓮(ハス)の地下茎が肥大した物で、食用として沼沢地や蓮田などで栽培されます。
旬は10月〜3月まで。
「蓮根(はすね)掘る」は冬の季語になります。
日本では奈良時代に蓮根の栽培が始まったものの、当時の在来種は収穫量が少ないものでした。
本格的に栽培されるようになったのは、新たに中国種を導入した明治初期以降になります。
□蓮根の穴の秘密
蓮根の特徴は、なんといっても輪切りにしたときにあらわれる穴ですよね。
蓮根は蓮の茎の部分にあたりますが、この穴は水生植物である蓮が空気を運ぶために開いているのです。
葉、茎、花など全ての部分に縦に貫通した数本の穴があって、地下茎である蓮根に繋がっています。
この穴を使って、葉から取り入れた空気を送り呼吸しているんですね。
また、たくさんの穴が節の部分でギュッと詰まっていることから、その穴を締める作用が人間の身体の穴にあたる気管支やのど、鼻の炎症に良い作用があると言われているそうです。
そして、蓮根の穴は「先を見通す」ことに通じ縁起が良いと言われ、正月のおせち料理に用いられるようになりました。
■まとめ
蓮根の日についてご紹介させて頂きました。
この時期から、蓮根を食べるのを楽しみにしているという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
蓮根は、胃腸やのどの不調に加えて、風邪の予防にも役立つ食材です。
まさに、旬である冬から春に掛けて取り入れたい蓮根。
毎年11月17日蓮根の日には、関連イベントをチェックしてみたり、食卓に蓮根を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
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