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土木の日とはいつ?意味や由来、イベントにポスター募集

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▪はじめに

土木作業や土木工事のような「土木」に関する言葉は日常的によく耳にしますが、実際にどのような仕事をしているのかよく分かっていないという方は意外と多いのではないでしょうか?

私たちの生活に必要不可欠な土木のことをもっとよく知ってもらうために生まれたのが、「土木の日」という記念日です。

 

土木の日とは

土木の日は、毎年11月18日にあります。

この記念日は、社団法人土木学会の前身ともいえる社団法人日本工学会が、1879年(明治12年)の11月18日に創設されたことに因んで1987年(昭和62年)に土木学会・日本土木工業協会などが建設省(現・国土交通省)の支援によって制定したものです。

 

その後、土木学会が日本工学会から分かれて、1914年(大正3年)の11月24日に創立されました。

また、11月18日から11月24日までの1週間を「くらしと土木の週間」と制定しています。

 

▪意味

土木の日は、土木と触れ合うことで土木技術や土木事業に親しんでもらうことや、道路や河川などの社会基盤の整備や災害時における対応の重要性を理解してもらうことなどを目的として制定された記念日です。

ですので、毎年土木の日には、これらの目的に沿って全国各地でPRイベントが行われています。

 

▪由来

土木の日が11月18日なのは、土木会の前身である日本工学会が1879年(明治12年)の11月18日に創設されたことが由来となっています。

また、「土木」という文字を分解すると漢数字の「十一」と「十八」になることも由来の1つです。

 

▪イベント

毎年土木の日には、全国各地で土木のPRをするためのイベントが開催されます。

土木学会関西支部では、毎年「土木の日」のポスター募集されており、最優秀賞に選ばれたものはその年のPRポスターとして起用されています。

過去には「みんなのくらしをささえる土木~まち・道・鉄道・港・エネルギー~」をテーマとした作品を6月1日~9月7日までの期間で募集し、10月に土木学会関西支部のホームページ上で入賞作品の発表を行いました。

子供部門(小学生以下)と一般部門(中学生以上)に分かれており、入賞者には賞状と商品券(子供部門は図書券)が贈られます。

 

子供部門は学校によって夏休みの宿題の作品応募リストに含まれているので、絵が好きな方やお子さんはぜひ参加してください。

土木学会関西支部HP 

 

また、全国各地で土木の日に因んだPRイベントが行われているので、お住まいの地域のイベントに足を運んでみてください。

 

土木の雑学

<土木と建築の違いとは?>

土木や建築の仕事というと、道路やトンネル、橋やビルなどの建物などを作るものです。

私は、道路や川の堤防など土や木を使った作業が土木で、ビルや橋など建造物を作るのが建築だと思っていましたが、調べてみるとかなり勘違いしていた部分がありました。

 

では、土木と建築の正確な違いとはどのようなものなのでしょうか?

土木とは、土石・木材・鉄剤などを使って道路、歩道橋、橋、ダムなどの人の生活に必要不可欠なものや生活を便利にするためのものを作る仕事です。

 

建築とは、ビルや家屋、学校、お店、スポーツスタジアムなどの建築物を作るための仕事で、建築基準法では「建築物を新築し、増築し、又は移転すること」と記されています。

「建築物」とは、屋根と柱や壁などがあって人が安全に使える空間がある建物のことです。

 

つまりは、安全に使える空間がある建築物をつくるのが「建築」で、建築物以外をつくるのが「土木」になります。

 

仕事内容もそれぞれ違っていて、土木は「設計・測量・整地・施工計画・安全管理・営業」などの仕事があり、建築は「設計・鳶工・鉄筋・鉄骨工・内装デザイン・施工管理・営業」などの仕事があります。

 

<かつてトンネル工事は女人禁制だった⁈>

かつての日本では、女人禁制の職種が数多くありました。

そのなかにトンネル工事や坑内(炭坑や鉱山などの抗の中)の仕事なども含まれており、1947年(昭和22年)の施行から2007年(平成19年)の法改正まで法律で禁止されていたのです。

 

これは、山に神様が女の神様だから、女性がトンネル工事や炭坑に入ると女神さまが嫉妬して事故が起こるという理由からだとされていました。

もちろんこれは古い迷信で、本当の理由はかつての坑内の女性の労働環境が劣悪だったため1947年(昭和22年)に女性の坑内労働を法律で禁止したのです。

 

その後、炭坑や鉱山が閉鎖やトンネル工事の技術の進歩などにより労働環境が改善され、女性の土木技術者も増えていきました。

しかし、実際の現場では古い考えが固定化していて、1985年(昭和60年)に男女雇用機会均等法が施行された後もトンネル工事の見学すらさせてもらえない状況が続いていました。

 

そこで2007年(平成19年)に女性の坑内労働の禁止の法律が見直され、妊娠中及び出産後1年以内の妊産婦と18歳未満の女性以外は、掘削作業など女性に負担の大きな作業以外は坑内での仕事ができるようになったのです。

 

▪まとめ

土木と建築は似てるようで全く違う分野の仕事であったり、法律を通じて女性がより働きやすくなるような環境を作っていたりしていることに驚きました。

土木作業はどれも私たちが安全で快適に生活するために必要な仕事で、私たちも子供たちもきちんと知っておくべきだと思います。

みなさんも、土木の日にはお近くで開かれるイベントに参加してみてはいかがでしょうか?

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