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土佐の日とはいつ?意味や由来、イベント、カツオのタタキ」の名前の由来とは

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▪はじめに

土佐とは現在の高知県のことで、坂本龍馬や岩崎弥太郎などの偉人やカツオや生姜などの特産品、よさこい祭りなどで有名です。

そんな土佐の国の良い所を全国に広めるために制定された記念日は、10月の初めごろにあります。

 

土佐の日とは

土佐の日は、毎年10月3日にあります。

土佐の日は、高知県が「本物の豊かさ」や「出会いによる感動」さらに、「環境との共生」を実感できる県として全国に情報発信するため、2007年(平成19年)の10月3日に高知県出身など高知県にゆかりのある有志103名によって制定された記念日です。

 

▪意味

土佐の日には、全国に200万人以上いるとされている高知県出身者を中心に、土佐(高知県)の風土や気風、人情、もてなしの心などの高知県の良い所をアピールするという目的があります。

 

▪由来

土佐の日が10月3日になったのは、「と(10)さ(3)」という語呂合わせが由来となっています。

 

▪イベント

土佐の日である10月3日には、毎年高知県で「土佐の日」というイベントが行われています。

「土佐の日」は、高知県出身の偉人や高知県の歴史、文化、特産品、豊かな自然環境などの良い所を高知県の中だけでなく全国にアピールする日として、日本全国の高知県出身者が集まって記念日の祝賀会を行っています。

また、「しあわせ」について考える「「しあわせ」シンポジウム」も行っており、しあわせ指標発表やアンケート集計結果の発表などが行われます。

土佐の日公式HP

 

土佐の雑学

<「カツオのタタキ」の名前の由来とは?>

高知県の特産品として最も有名なのが「カツオのタタキ」です。

「カツオのタタキ」とは、カツオを節に切って表面だけをサッと炙ってから刺身のように切って、ニンニクや生姜、スライスしたタマネギやネギなどの薬味と一緒にポン酢につけて食べる豪快な料理です。

私も高知県の有名な観光地でもあるひろめ市場で藁を燃やした火で炙った本場のカツオのタタキを食べましたが、一般的なポン酢だけでなく塩で食べる「塩タタキ」もとても美味しかったことを覚えています。

 

ところでこの「カツオのタタキ」、なぜ「タタキ」という名前が付けられたのでしょうか?

これは、カツオのタタキの調理方法に由来しているのです。

 

カツオのタタキが誕生したのは江戸時代初期だとされています。

この時代の土佐藩主・山内一豊は、当時土佐藩内で流行していた食中毒を予防するためにカツオの刺身を食べることを禁止していました。

しかしどうしてもカツオを食べたかった土佐藩の漁師たちが、カツオの表面だけを火で炙って「これは刺身ではなく焼き魚だ」と言い張って食べるようになったことがカツオのタタキの始まりだと言われています。

しかし、元来の刺身と違って皮が付いた状態で炙るので、皮と身の間にある脂もおいしく食べることができると評判になり、次第に広まっていったそうです。

「タタキ」という名前は、炙ったカツオを刺身のように切り分けた後に塩を振って、塩を馴染ませるためにカツオを手で叩いていたことに由来すると言われています。

江戸時代初期は塩が貴重品だったので、少ない塩でもちゃんと味が付くようにするために叩いていたそうです。

 

現在は調味料が豊富にあるので、実際には叩いていないものの方が一般的となっています。

 

<高知県はまんが王国とも呼ばれているって本当?>

高知県は、昔から漫画家を多く輩出している県でもあります。

代表的な漫画家としては、やなせたかし(アンパンマン)、横山隆一(フクちゃん)、山田彰博(十二国記挿絵)、西原理恵子(毎日かあさん)、上北ふたご(プリキュアシリーズ)などです。

 

このように漫画家との関わりの深い高知県では、漫画を1つの文化としてとらえており、自ら「まんが王国」として漫画の更なる発展を目指し「まんが甲子園(全国高等学校漫画選手権大会)」や「全国漫画家大会議」などのイベントを開催しています。

「まんが甲子園」とは、1992年(平成4年)から始まった日本全国の高校生を対象としたイベントで、本選大会は毎年8月上旬に高知県で開催されています。

学校ごとのチーム戦で、その年のテーマに沿ったマンガを1枚の大きなパネルに描いて表現して対決するというものです。

まんが甲子園は年を重ねる毎に参加校が増えていき、近年は日本の高校生だけでなく、韓国や台湾、シンガポールの高校生も参加しており、漫画文化が世界に広がっていることが実感できる大会となっています。

 

「全国漫画家大会議」とは、全国の著名な漫画家が高知県に集まってトークショーやサイン会、漫画の描き方教室などが行われるイベントで、毎年3月上旬に開催されています。

2021年(令和3年)は3月6日にオンラインで開催され、安彦良和・ちばてつや・足立金太郎・うえやまとち・大沢俊太郎・くさか樹里・ひのもとめぐる・正木秀尚・みずしな孝之・Moo.念平・村岡マサヒロ・森田将文・山田ゴロといった漫画家たちによるトークセッションや漫画対決、漫画大喜利バトル、4コマ漫画の描き方教室などが行われました。

また、声優の緑川光と石谷春貴によるトークショーも行われました。

 

そのほかにも、高知県出身の漫画家やなせたかし氏に記念館「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」や昭和を代表する漫画家・横山隆一氏の記念館「横山隆一記念まんが館」などとも連携して漫画文化の発展に繋がる活動を行っています。

 

▪まとめ

高知県は、カツオだけでなくウツボやウナギ、川エビなどの魚介類、地鶏の土佐ジローやブランドポークの四万十ポークなどの肉類、土佐文旦やナス・ピーマン・生姜・オクラなどの野菜など海の幸山の幸が沢山ある土地です。

また、坂本龍馬などの偉人に関する場所やアンパンマンミュージアムなど漫画に関する施設など大人から子供まで楽しめる県でもあります。

みなさんも、ぜひ高知に遊びに行ったり高知の特産品を購入したりして高知県の良い所を堪能してみてください。

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