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ナンパの日とはいつ?意味や由来、ナンパの語源とは

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▪はじめに

夏になるとイベントが多くなり、男女ともに開放的な気分が高まってナンパをする人が増えますよね。

そこで今回は、夏が始まる7月初旬にあるナンパに関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう。

 

ナンパの日とは

ナンパの日は、毎年7月8日にあります。

ナンパの日は、マガジンハウスが発行している雑誌「POPEYE(ポパイ)」の1991年(平成3年)6月19日号で提唱された記念日です。

 

因みに、雑誌「POPEYE(ポパイ)」では、6月19日号が発売された6月5日を「ナンパ解禁日」としています。

 

意味

ナンパの日には、見知らぬ異性を誘ってもよい日という意味があります。

また、7月7日の七夕の日の翌日なので、七夕で新しい出会いが無かった男女が、ナンパをして新しい恋を始める日という意味もあるとされています。

 

由来

ナンパの日が7月8日なのは、「7(ナン)8(パ)」という語呂合わせが由来となっています。

 

イベント

ナンパの日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

ナンパの雑学

<ナンパの語源とは>

ナンパとは、街中や海、イベント会場などで知らない異性に声をかけて誘うことを意味しますが、この「ナンパ」という言葉は、いつ頃から使われるようになったのでしょうか。

 

「ナンパ」という言葉は、明治時代から使われ始めたとされています。

しかし、はじめは異性を誘うという意味とは違う意味で使われていました。

 

もともと「ナンパ」とは漢字で「軟派」と書かれており、「硬派」という言葉の対義語として使われていました。

「硬派」とは、自分たちの意見や主義を強く押し通そうとする一派のことや自分の意見を曲げない頑固な人を指す言葉でした。

一方「軟派」とは「硬派」の対義語で、自分の意見や主義を持たない一派やその場の雰囲気で自分の意見をすぐ曲げる人を指す言葉でした。

 

また新聞社では、政治・経済面を担当する記者を「硬派」、社会・芸能・文化面を担当する記者を「軟派」と呼ぶようになります。

これらのことから、「硬派」は「腕っぷしが強くて竹を割ったような男らしい性格の男性」を意味する言葉となり、「軟派」は「ファッションや女性との交際に気を遣う軟弱な男性」を意味する言葉へと変化していきました。

 

その後「軟派」は、女性に声をかけて誘うような「軟派な行為」というような意味で使われるようになり、1980年代ごろからはカタカナ表記で「ナンパをする」という表現が使われるようになります。

そしてこのカタカナの「ナンパ」が単独で異性を誘うという意味で使われるようになったのです。

 

<ナンパ方法の今と昔>

男性が女性に声をかけるナンパは、昔から行われていました。

しかし、その方法は時代によって違っていたようです。

 

江戸時代の庶民の男女の出会いの場は、お寺や神社です。

武家や大きな店などの富裕層は、お見合いや親が決めた相手と結婚するのが常識でしたが、庶民の恋愛は自由でした。

江戸時代はお寺や神社に参るのが庶民に人気のレジャーで、人気のお寺や神社ではツアーが組まれているほどでした。

このように、毎日多くの人が参拝に来ていたお寺や神社は男女の出会いの場にもなっていたのです。

しかし、現代のナンパのようにすぐに女性に声を掛けるのではなく、気になった女性に手紙を渡すことでアプローチをしていました。

手紙も直接渡すのではなく、気になった相手の着物の袂に入れたり、信頼できる人に託して渡して貰ったりしていました。

女性が気に入ってくれるかどうかは、文字の綺麗さや文面によって左右されていたので、恋文の書き方のマニュアル本が出ていたり、代筆を仕事とする人がいたりしたようです。

また、現代のナンパのような軽い方法として「男性が女性のお尻をつねる」というものがありました。

盆踊りやお祭りなどでよく使われていたようで、女性はお尻をつねられないようにしっかりガードをしていたそうです。

 

明治・大正時代のナンパ方法も手紙が主流でした。

しかし、出会いの場は「桜の木の下」というのが定番だったようです。

この時代、女性からのアプローチははしたないとされていたので、声を掛けて欲しい女性はお弁当を作って桜の木の下に出かけて男性からの声掛けを待っていたのだとか。

また、明治から大正にかけて「軟派」と呼ばれた男性たちは、流行に敏感で過激といわれていたヨーロッパの恋愛小説に影響を受け、自由恋愛を自分たち流に実践していたとされています。

そういった男性たちは現代のチャラい男性とあまり大差なかったようで、浅草の映画館や縁日、お祭り、公園などの盛り場で、女性言葉をあえて使ったラブレターや名刺を女性の着物の袂に入れたり、道や公園で気になった女性に声を掛けたり、映画館で女性の隣に座って手を握ったりというような方法でアプローチしていたようです。

 

昭和の時代は自由恋愛が増えていきます。

とくに戦後は、男女ともに恋愛を気軽に楽しむ人が増えていきました。

高度経済成長期とともに、ナンパの方法は大胆になっていき、軽いノリでフレンドリーに声を掛けるようになっていきます。

また、女性の方も社会で働く人が増えていき、気軽に誘いを受ける人が増えていきました。

とくにバブル期には、アッシー(車を出してくれる人)やメッシー(ご飯をおごってくれる人)など複数の男友達を使い分けるなんてこともあり、ブランド品を身に付けていたりカッコいい車に乗っていたりすれば、ナンパの成功率が高かったようです。

 

平成に入ると、携帯電話の普及により、ナンパはまず携帯電話の番号を入手することが主流となっていきます。

また、インターネットの普及によって、マッチングアプリを利用して出会いを求める人も増えていきました。

 

平成の末期から令和にかけては、個人の趣味や個人的な考え方が重要視されるようになり、男女ともに1人の時間を大切にする人が増えていき、昔に比べると恋愛に積極的な人が減ってきたといわれています。

ナンパの方法も女性に不快感を与えないことが重要になっているようで、ナンパ教室やネット上でナンパのマニュアルを勉強する男性も少なく無いようです。

 

▪まとめ

ナンパと聞くとあまりいい印象はありませんが、今回調べてみて昔から行われてきたことを知ると、文化の1つでもあるのかなと思いました。

ナンパの日がある7月は、夏休みも近づきお祭りなどのイベントも増えてくる時期です。

頑張ってナンパをするのも、誘いに乗らないように警戒するのも、誘いに乗って楽しむのもそれぞれなので、ケガしない程度に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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