▪はじめに
子供会とは、乳幼児から高校3年生の年齢までの子供をメンバーとし、地域を基盤とした様々な年齢の子供たちの集団と、親や地域の大人など活動を支える指導者、育成者を含めた団体の総称です。
日本では、小学生を中心とした子供会がほとんどで、全国各地にあり、色々な活動をしています。
そこで今回は、子供会に関する記念日や子供会の活動内容、メリット・デメリットなどを紹介していきましょう。
目 次
子供会の日とは
子供会の日は、毎年8月8日にあります。
この記念日は、「日本中の子ども達の真の成長と幸福のための子ども会活動」を理念とし、様々な活動を通じて得た成功や失敗の経験をもとに、子供の心身の成長発達を目指して活動している公益社団法人全国子ども会連合会によって、1996年(平成8年)8月8日に制定されたものです。
▪意味
子供会の日には、男女が仲良くする日として位置づけ、全国の子供会での取り組みを促すという目的があります。
▪由来
子供会の日が8月8日なのは、子供会の日を男女が仲良くする日としているので、女の子の節句のひな祭りの3月3日と男の子の節句の端午の節句(こどもの日)の5月5日を足した日にちが8月8日になることに由来しています。
▪イベント
子供会の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
子供会の雑学
<子供会の活動内容とは?>
子供会では、子供が仲間との遊びを通じて社会の一員として必要な知識や技能、人との接し方などを学ぶことを手助けし、子供たちの心身の成長を促すという目的のもと様々な活動を行っています。
その活動は、次のようなものに分類されています。
・社会的活動:地域のお祭りへの参加・資源回収・町内清掃など
・スポーツ・レクリエーション活動:ラジオ体操・運動会・キャンプ・遠足・バレーボール大会・ソフトボール大会・ドッヂボール大会など
・文化的活動:演劇鑑賞・絵画鑑賞・創作活動など
・科学的活動:科学館や天文台のイベント参加・ごみ焼却施設の見学
・生産的活動:七夕飾り作り・地域の寺社仏閣の縁日に奉納する飾り作り・地域の商店街などのイベント参加など
これらの活動は地域や各子供会によって様々で、子供たちが自主的に行うレクリエーションや、指導者や育成者が考えて行う活動、町や市が主催する活動などがあります。
私の子供が小学生の時に所属していた子供会では、歓迎会、海岸で行われる砂の造形コンテスト、スケッチ大会、ミニバレーボール大会、資源回収、ラジオ体操、ミカン狩り、学校キャンプ、クリスマス会、餅つき大会、ボーリング大会などがありました。
歓迎会やボーリング大会、学校キャンプの出し物などのレクリエーション活動は6年生が企画や準備などを行い、その他の活動は親や役員が引率や指導をしたり、一緒に活動したりしていました。
<子供会のメリット・デメリット>
私が子供の頃は、子供会に入っている子がほとんどでしたが、現在は子供会に入る子供が少なくなってきています。
これは、そもそも少子化で子供が少なくなっていることが大きな原因ですが、子供会に興味がない、メリットやデメリットがよく分からないといった理由も大きな要因の1つのようです。
では、子供会にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
子供会に参加するメリットには次のようなものがあります。
・色々な年齢の子供と一緒に活動することができる
学校や幼稚園・保育園では、他の学年の子供と接することがほとんどありません。
しかし、子供会では色々な学年の子供たちが一緒に活動するため、年上の子は年下の子の面倒を見るようになったり、年下の子は年上の子から色々なことを教えて貰ったりして、年齢の違う子供との接し方を学ぶことができます。
・地域の人たちと接することができる
子供会は地域ごとにあるため、お祭りや清掃活動などで近くに住んでいる大人や高齢者と一緒に活動することがあります。
それにより、子供たちはどんな大人が周りにいるのかを知ったり、地域に根付いた文化を教えて貰ったりすることができます。
また、大人側も子供たちの顔を知ることができるので、活動以外でも声掛けができたり何かあった時に助けてあげたりでき、また地域の文化を継承することができます。
・パパ友やママ友を作りやすい
子供会の活動には、親が役員としてサポートしたり一緒に活動したりするものも多くあります。
そのような活動を通して親同士も繋がりやすくなり、お互いに助け合うこともできるようになったりします。
このようなメリットがある一方、次のようなデメリットもあります。
・子供のトラブルが起きることがある
スポーツや芸術、ゲームなど子供によって向き不向きがあるので、失敗したり上手く出来なかったりすることで人間関係のトラブルが起きてしまうことがあります。
また、地域によっては強制的に入らされる子供会もあり、子供にとって負担となる場合もあります。
・親が役員をしなければならない
子供会を運営するために、親が会長や副会長、会計、書記などの役員をする必要があります。
地域の人たちや町内会、お祭りの運営委員会などと連携を取るために、夜間や休日の会合に参加したり、各方面に連絡をしたり、会計報告書などの書類を作成したり、クレームを受け付けたりしないといけません。
仕事が忙しかったり小さい子供がいたりしても、強制的に役員が回ってくる子供会も少なく無いので、親の負担が大きくなっています。
・お金がかかる
子供会は年会費を払う必要があります。
年会費の金額は子供会によって違っていますが、月1,000円前後が一般的なようです。
子供会によっては4月に1年分まとめて支払わなければならない場合や、子供が参加しなくても支払いを求められる場合もあり、負担に思う家庭もあるようです。
・土日の習い事と活動が被ってしまうことがある
子供会の活動は土日に行われることが多いため、土日に習い事を入れている場合は調整が難しいというデメリットがあります。
子供会に入る場合は、習い事と両立できるか確認してからの方が良いでしょう。
地域によっては強制的に子供会に入らなければならなかったり、子供会に入っていないのに役員をしなければならなかったりする場合もあり、不満を感じる家庭もあるようです。
子供会には色々なメリット・デメリットがあります。
しかし近年では、デメリットを少なくするために運営方法を変えている子供会もあるようです。
▪まとめ
近年、子供会に対しては色々な意見が飛び交っています。
しかし、子供会は子供たちが色々な人と関わることで社会的に成長していく場となるので、無理なく楽しく参加できる子供会が増えていくと良いと思います。
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