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おおきにの日とはいつ?意味や由来、イベントに「おおきに祭り」「おおきに感謝祭」

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▪はじめに

「おおきに」とは関西で使われている方言の1つです。

商売をする人を中心によく使われているイメージが強く、元気で明るいポジティブな挨拶といった印象が強いですよね。

今回は、この「おおきに」といった挨拶で世界を明るくしたいといった願いが込められた記念日や、「おおきに」という言葉の雑学などについて紹介していきましょう。

 

 

おおきにの日とは

おおきにの日は、毎年9月2日にあります。

この記念日は、大阪府大阪市でコーヒーストアの経営などを手掛ける「おおきにコーヒー株式会社」によって2017年(平成29年)に制定されたものです。

 

▪意味

おおきにの日には、関西弁で「ありがとう」という意味の「おおきに」という言葉で、世界の人がお互いに笑顔でいられるようにと「おおきに!」を発信するという目的があります。

 

▪由来

おおきにの日が9月2日なのは、「おおきに=0092」という語呂合わせが由来となっています。

 

▪イベント

大阪市では、毎年9月2日近くの土日に「おおきに祭り」というイベントを開催しています。

このイベントは、「「おおきに」の言葉で大阪をもっと元気に!もっと笑顔に!」をコンセプトに2019年(令和元年)から行われているものです。

「おおきに祭り」では、プロバスケットボールチームの大阪エヴェッサの公開練習やファン感謝祭、子供を対象とした3×3バスケ大会やキッズダンスバトル、スケートボード大会などのスポーツや小学生を対象としたおおきに絵画コンクール、フリーマーケット、音楽祭、おおきにコーヒーをはじめとした多くのキッチンカーが出店するフード祭、縁日、動物ふれあい広場など子供も大人も楽しめるイベントが行われます。

興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

公式HP  https://matsuri.ookini.jp/

 

また、おおきにの日を制定したおおきにコーヒーは、毎年おおきにの日に「おおきに感謝祭」というイベントを開催しています。

 

過去では、9月2日におおきにコーヒー御堂筋瓦町店と心斎橋アメリカ村店にて開催されました。

おおきに感謝祭では「おおきにコーヒー」や「おおきにミックスジュース」などのドリンクが全品92円引き(おひとり様何杯でも)で利用できたり、「おおきにチョコバナナアイス」を特別価格で販売したりといったイベントが行われました。

また、おおきにチケットを購入するとガラポン抽選会に参加できます。

おおきにコーヒー好きの方はぜひ公式ホームページを確認してみてください。

おおきにコーヒー公式HP  https://coffee.ookini.jp/

 

 

おおきにの雑学

<「おおきに」の語源と意味>

「おおきに」という言葉は、大阪や京都など関西でよく使われています。

その語源は、「大きに有り難し」という言葉だとされています。

この「大きに有り難し」の「有り難し」が徐々に省略されていって「大きに」となり、現在の「おおきに」となったといわれています。

 

「大きに」には「非常に」という意味があります。

「有り難し」にはもともと「あってはならないほど優れている」という意味でこれが転じて「感謝」を意味する言葉となりました。

すなわち、この2つを合わせた「大きに有り難し」という言葉は、「とても感謝する」という意味で使われるようになりました。

 

 

語源の変わっていく流れから、「おおきに」には現在も2つの意味があります。

1つは皆さんもなじみ深い「ありがとう・感謝」という意味です。

もう1つは、語源のもともとの意味である「非常に・大いに・とても」という意味です。

関西の方が時々使われている「おおきにありがとう」という言葉は「ありがとう」を重複しているのではなく、「非常に(とっても)ありがとう」という意味で使われているのです。

 

 

<「ありがとう」という意味の方言>

関西で使われている「おおきに」のほかにも、「ありがとう」という意味の方言は日本各地にあります。

今回は、なかでも個性的なものを紹介していきましょう。

 

・青森県「めやぐだ」

「ありがとう」という感謝の言葉として使われているのですが、直訳すると「迷惑だ」という意味になります。

「わざわざありがとうございます」というような申し訳ないけどありがたいといったような場面で使われるそうです。

 

・山形県「もっけだの」

「もっけだ」は「気の毒だ・すまない」という意味の言葉で、これに「の」が付いた「もっけだの」には、「すみません」と「ありがとう」が合わさったような感謝の意味があります。

 

・島根県「だんだん」

「だんだん」にはもともと「重ね重ね」や「いろいろ」という意味があり、「だんだん(重ね重ね)ありがとうございます」という使われ方をしていたそうです。

それが徐々に省略されていき、「だんだん」=「ありがとう」という意味になったとされています。

因みに「だんだん」は、鳥取県・広島県の一部・愛媛県・熊本県の一部・宮崎県の一部などでも使われています。

 

そして、「おおきに」という方言も実は関西だけではないのです。

「おおきに」は、近畿地方のほかに、福井県・岐阜県・静岡県・愛知県・福岡県・佐賀県・大分県などでも使われています。

これは、かつて大阪など関西方面の商人と交流が多かった各地域の港町から関西で使われる「おおきに」が広まっていったのではないかと考えられているそうです。

 

▪まとめ

今回の雑学はいかがでしたでしょうか?

「おおきに」という方言が近畿地方以外でも使われていることに驚きました。

でも、それだけかつての大阪の商人が日本各地で活躍していたという証拠なんですね。

私は中国地方出身ですが、近畿地方以外の人間からすると、「おおきに」という言葉をかけてもらえると、とてもうれしく元気が貰えます。

昔だけでなく、今も大阪を中心に「おおきに」という言葉で世界中が明るく元気になることを願っています。

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