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鹿児島黒牛・黒豚の日とはいつ?意味や由来、特徴と歴史

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▪はじめに

鹿児島県は、昔から日本でも有数の畜産県です。

なかでも、黒牛や黒豚はブランド肉として国内だけでなく海外でも高い人気があります。

そこで今回は、美味しい鹿児島の黒牛や黒豚に関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう。

 

鹿児島黒牛・黒豚の日とは

鹿児島黒牛・黒豚の日は、毎年9月6日にあります。

この記念日は、鹿児島黒豚銘柄促進協議会によって1998年(平成10年)に制定されたものです。

 

▪意味

鹿児島黒牛・黒豚の日は、鹿児島県の名産品である鹿児島黒牛と鹿児島黒豚の銘柄の確立と消費の拡大図るために制定された記念日です。

 

▪由来

鹿児島黒牛・黒豚の日が9月6日なのは、「く(9)ろ(6)」(黒)という語呂合わせが由来となっています。

 

▪イベント

鹿児島黒牛・黒豚の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

鹿児島黒牛・黒豚の雑学

<日本一になった鹿児島黒牛の特徴とは?>

鹿児島黒牛とは、5年に1度開催される和牛の品評会「全国和牛能力共進会」で、2017年と2022年の2度に渡り総合優勝し日本一となった日本を代表するブランド和牛です。

日本でも最高水準とされる鹿児島黒牛は、きめ細かく柔らかい肉質と融点の低く口の中で蕩けるような食感の脂、繊細さの中にも鹿児島の大自然の中で育っているためしっかりとした肉と脂の旨みといった特徴を持っています。

 

和牛には、黒毛和種(黒毛和牛)・褐色和種・日本短角種・無角和種の4つの品種があり、日本で飼育されている和牛の95%が黒毛和種です。

鹿児島県は食肉用牛を育てるのに適した環境が整っており、黒毛和種の生産量日本一となっています。

 

鹿児島県は黒毛和種の歴史も古く、日本人が牛肉を食べるようになって間もない1900年(明治33年)に全国に先駆けて畜産試験場が設立されました。

鹿児島県では、幕末のころから飼われていた羽島牛・加世田牛・種子島牛などの在来種に、鳥取牛や田島牛などの良質な和牛をかけ合わせて品種改良を進められてきました。

長い年月をかけて改良されてきた鹿児島県の和牛は、1986年(昭和61年)に発足した鹿児島県黒牛黒豚銘柄販売促進協議会により、「鹿児島黒牛」というブランド牛となりました。

 

鹿児島黒牛は現在も改良が重ねられ、より美味しく品質の良い黒毛和牛となるために大切に育てられているのです。

 

 

<鹿児島黒豚の特徴と歴史>

鹿児島黒豚とは、鹿児島県内で生まれて育てられたバークシャー種で、肥育後期にさつまいもを10~20%含んだ飼料を食べさせた豚の肉です。

さつまいもを含んだ飼料を食べ、鹿児島の豊かな自然の中でのびのびと育てられた鹿児島黒豚は、柔らかくて歯切れがよい、肉の臭みが少ない、肉のしまりがよく弾力がある、うまみ成分のアミノ酸を多く含んでいるため美味しい、といった特徴があります。

 

鹿児島黒豚の歴史はとても古く、今から約400年前に島津家18代当主・島津家久によって琉球から移入されたとされています。

薩摩藩(現在の鹿児島県)ではその後も黒豚を飼育し食べる習慣が根付き、肉食を禁じられていた江戸時代にも豚肉を食べていたため体格の良い人が多く、江戸時代に流行し不治の病とされていた脚気(ビタミンB1欠乏症 白米を主食とし肉を食べなかった江戸時代に流行した)にかかる人が居なかったといわれています。

 

鹿児島黒豚が全国に知られるようになったのは、幕末から明治にかけてです。

これは、幕末に水戸藩主を務めていた徳川斉昭が「いかにも珍味、滋味あり、コクあり、何よりも精がつく」と鹿児島黒豚を大変気に入り、好んで食べていたことや、その息子で徳川家最後の将軍であった徳川慶喜が鹿児島の豚肉が大好きで度々薩摩藩に黒豚の献上を要求したり薩摩藩出身の家老・小松帯刀に黒豚をねだったりし「豚一殿」(豚が好きな一橋家の殿様)と呼ばれていたことなどがその要因とされています。

 

明治時代以降も鹿児島では黒豚の飼育は続けられ、鹿児島県出身の獣医師で「鹿児島黒豚の父」とも呼ばれる園田兵助によって鹿児島黒豚の養豚は産業として根付いていきました。

園田氏は、当時導入されたばかりのイギリスから輸入したバークシャー種に着目し、住民に養豚を説得する一方、品種改良や養豚組合の設立などにも力を尽くし、そのお陰で鹿児島黒豚は鹿児島の特産品として確立されていきました。

 

その後も鹿児島黒豚の品種改良は進められ、ブランド豚として日本だけでなく世界中でも人気の豚肉となりました。

 

▪まとめ

鹿児島の黒牛や黒豚は、日本の中でも歴史の古い食用肉です。

その長い歴史の中で、品種改良を進めていき、牛や豚を鹿児島の雄大な自然の中でストレスなくのびのびと育て、日本でも最高品質の肉となるよう努力が積み重ねられてきました。

みなさんも、鹿児島黒牛・黒豚の日には、大切に育てられた美味しい牛肉や豚肉を味わってみてはいかがでしょうか。

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