「平和の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
平和という言葉からいろいろなことをイメージできますが、いったいどういった記念日なのでしょうか。
紹介していきます。
目 次
平和の日とはいつ?意味や由来は?
「平和の日」とは、毎年3月3日にあります。
1984年(昭和59年)の第47回、国際ペンクラブ東京大会で日本ペンクラブの発案により制定され、翌1985年(昭和60年)から世界中で実施されました。
「女の子の健やかな成長を祝う雛祭りは平和の象徴である」との考えからだそうです。
毎年この日に、世界の各ペンクラブセンターで平和を希求するキャンペーン、イベントを催すという趣旨の記念日です。
第1回にあたる1985年は、日本ペンクラブの提案により3月3日の雛祭りの日に決定しました。
この決定を受けて日本ペンクラブでは、第1回「平和の日」の集いを東京・赤坂の草月会館ホールで開催しました。
この年の5月にユーゴで開かれた平和委員会で、日本ペンクラブ提案の3月3日が「平和の日」にもっともふさわしいとの賛同を得て、翌年の第2回から恒久的にこの日に開催されることに決定しました。
また、輝く太陽をバックに鳩がデザインされたシンボルマークも日本ペンクラブの考案によるもので、世界の各ペンセンターの「平和の日」のキャンペーンやイベントで使われることになりました。
第1回から第6回までは講演と映画上映、第9回までは講演と討論会、第10回以降は講師2人1組による4組のリレートークが行われてきました。
また、第3回以降は、地方で県、府、市の後援を得て開催されています。
国際ペンクラブ
国際ペンクラブ(PEN International)は、1921年に設立され、本部はロンドンにあります。
文学を通じて諸国民の相互理解を深めていき、表現の自由を擁護するための国際的な団体です。
団体名のPENというのはPoets(詩人)、Playwrights(劇作家)、Essayists(随筆家・評論家)、Editors(編集者)、Novelists(小説家)等の頭文字を表しています。
世界各国のペンセンター、作家団体などが地域支部となっています。
日本ペンクラブ
日本ペンクラブは、国際ペンクラブの日本センターとして1935年(昭和10年)11月26日に創立されました。
その創立と歴史が示すように平和を希求し、表現の自由に対するあらゆる形の弾圧に反対するとの精神に賛同する作家団体を中心に、独立自尊をモットーに活動をし続け日本の言論界をリードしてきました。
その時代を代表する作家が、歴代会長に就任しています。
平和の日は、戦前から世界で求められていた平和に向けての思いが関係していたんですね。
この日に読書等を通して、平和について少し考えてみるのもいいかもしれません。
以上、平和の日についてでした。
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