みなさんはさつまいもはお好きですか?
夏の終わりから秋にかけて、さつまいもが旬を迎えます。
今回は、ビタミンCや食物繊維が豊富で、ダイエット食品としても有用なさつまいもについてまとめてみました。
目 次
さつまいもの由来
さつまいもは、ヒルガオ科サツマイモ属の中米から南米北部を原産地とされている植物です。
それがスペイン人によって東南アジアにもたらされ、16世紀末に中国を経て宮古島に、さらにその後、琉球、九州と伝わってきました。
九州の薩摩地方(今の鹿児島県)で主に栽培されていたことから、薩摩芋(さつまいも)という名前になったようです。
日本に伝わってからは、繁殖能力が高いこと、痩せた土地でも育つことなどから広く栽培され、度々訪れた食糧難の時代に人々の生活を支えてきました。
さつまいもの用途
現在、さつまいもは多様な形で利用されています。
焼き芋はもちろん、スイートポテトなどお菓子の材料になっているのは皆さんご存知の通り。
他にも、いも焼酎の原料となるだけでなく、さつまいものデンプンは春雨や水飴、葛餅に使われたり、天然着色料であるカロチンやアントシアニンの原料とされたりしています。
さらに、食べ物としてだけでなく、デンプンが豊富なため、昔からバイオエタノールの原料として着目されていて、第二次世界大戦中の日本では航空燃料として研究されていたそうです。
それが現代になり、将来的な化石燃料の枯渇に備える意味でも研究対象とされています。
さつまいもの種類と特徴
現在、日本国内では約40種類のさつまいもが栽培されていますが、代表的な品種の特徴について調べてみました。
「紅あずま」
関東地方の代表的な品種がこの紅あずまです。
甘みが強く、繊維が少ないのが特徴で、焼き芋、天ぷらからお菓子まで幅広く利用されています。
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「高系14号」
これは西日本を代表する品種で、糖度が高くやや粉質で適度にねっとり感があり焼き芋やペーストなどに向いているそうです。
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「黄金千貫」
皮が白い外見が特徴的な品種で、焼酎やデンプンの原料として栽培されています。
しかし、デンプンが多いので甘みがあり、焼き芋や天ぷらにしてもおいしいとのことです。
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「パープルスイートロード」
この品種は農研機構で最近開発された紫さつまいもで、5品種による多交配から生まれました。
その名の通り中は紫色で甘くほくほくした食感があり、焼き芋だけでなく色を利用してサラダやお菓子にも使われています。
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お菓子にあうさつまいもは?
さつまいもは基本的にどの品種もお菓子にあいますが、紅あずまやカロチンを多く含む紅隼人、ペーストを作るのに適した高系14号がよく使われているようです。
中には山川紫などといった、お菓子やアイスクリームの彩りとして使用するための加工用の品種も存在しています。
焼き芋にあうさつまいもは?
焼き芋にするのに最適と言われているのが種子島紫という品種です。
中身がきれいな紫色で、食味もいいことから全国で人気があるということです。
ほかには安納芋、高系14号、鳴門金時も共通して甘みが強く、ねっとりとした食感で焼き芋にあうとされています。
特に安納芋はテレビでも多く取り上げられ、その甘い蜜の多さからスイートポテトや焼き芋にも抜群です。
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ぜひ秋には、甘いさつまいもをいろいろな形で食してみてはいかがでしょうか!
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