■はじめに
8月5日ははんこの日。
では、10月1日は?
印章の日です。
印鑑やはんことは違うの?
どんな日なの?
そんな疑問にお答えさせて頂きますね。
目 次
■印章の日とは
印章の日とは、毎年10月1日にあります。
公益社団法人全日本印章業協会によって制定されました。
他にも10月1日はネクタイの日、コーヒーの日、日本酒の日などさまざまな記念日があります。
■意味
印章の日は、現代では印章に関する啓発などの意味合いが強いですね。
実印が使われるようになったことを記念して制定されています。
今までは曖昧だった書類への認識が、実印を使うことで色々と変わりました。
より信頼性を持つようになったのです。
10月1日の印章の日は、そんな印章の重要性を紹介する大切な日です。
■由来
印章の日は、明治6年の10月1日に太政官布告が制定されたことを記念して制定されました。
それより以前は、実印というものが無かったんです。
それ以前は花押(かおう)や爪印(つめいん)が使われていました。
花押は署名の代わりに使用する記号のことです。
爪印は今で言う拇印(ぼいん)のようなものです。
爪や指に墨を塗って、それを押していました。
正確には拇印が指の腹で押すもので、爪印は指の先を使って押すものです。
■イベント
大切に使ってきた印章だからこそ、そう簡単には捨てられない。
そんな方には、10月1日に行われる印鑑供養がおすすめです。
実は、毎年10月1日になると日本各地でこの印鑑供養が行われているんです。
神社で行われていることが多いですね。
直接持っていっても良いですし、はんこ屋さんに聞くと持っていってくれるところが多いです。
この時、お願いすれば名前部分を削ってくれることもありますよ。
ただし、ゴム印に関しては受付していないところもあるので、事前に確認しましょう。
■印章の雑学
印章の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□印鑑とはんこ、印章の違いは?
よく間違えてしまう方が多いのですが、印鑑とは押した際に残った絵や文字のことを言います。
「契約書に使う印鑑をお持ち下さい」
というのは、間違っています。
契約書にはんこで押したものが印鑑です。
そして、印章とははんこのこと。
つまり、印章=はんこ。
印章を書類などに押して残ったものが印鑑となります。
特にビジネスの場面では間違えないようにしたいですね。
□目上の人には斜めに押す?
SNSでも少し話題になりました。
特に金融業界で見られた慣習で、部下は印鑑が斜め左になるように押印するというものです。
実際に押してみるとわかるのですが、なんだかお辞儀しているように見えるんですよね。
ちなみに、なぜ右ではなく左なのかと言いますと、偉い人の印鑑部分が左側に来る書類が多いからです。
最近ではあまり見られなくなってきている慣習ですが、会社によってはこれが常識というところも。
会社で印章を使う場合、そういったルールが無いかチェックしておきたいところです。
■まとめ
印章の日についてご紹介させて頂きました。
まさに私達の生活にとって無くてはならない物ですね。
印章の日には、所有している印章を綺麗にしたり、確認したりしてみてはいかがでしょうか。
一年ごとの良い習慣になると思います。
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