■はじめに
3月といえば、卒業などのイベントも相まって、良い旅行シーズンではないかと思います。
寒い日常から抜け出して暖かい沖縄へ旅行へ、なんて方が多いのではないでしょうか。
そんな3月5日には、沖縄とも関連深い、サンゴの日という記念日があります。
目 次
■サンゴの日とは
サンゴの日は毎年3月5日にあります。
制定された年は1996年だと言われています。
制定した団体は世界自然保護基金(WWF)という団体です。
■意味
どのような目的でサンゴの日を制定したのかということは、明確に示されていません。
しかし、世界自然保護基金はサンゴの日を制定した年から石垣島の白保というところに「しらほサンゴ村」というサンゴ礁保護研究センターの設立を計画していたそうです。
「しらほサンゴ村」はその後、2000年春に設立されました。
地元の方々と共に、調査研究、普及啓発、環境保全に関する活動を行い、サンゴ礁の保全活動と持続可能な海の資源利用をすすめる取り組みを行っています。
このことから、サンゴの日を制定した目的としてはサンゴ礁の保全などが目的だったと言えるでしょう。
■由来
3月5日をサンゴの日とした由来は見てわかる通り、サン(3)ゴ(5)の語呂合わせから来ているそうです。
由来は実はその他にもあって、サンゴ(コーラル)は3月の誕生石の一つとして指定されていることも3月5日をサンゴの日とした理由の一つであるそうです。
サンゴは多産なことで知られており、そのことから生産力や発展力を向上させるお守りとなったそうです。
他の代表的な誕生石は色がだいたい決まっているのに対して、サンゴは有名な赤色のほかに、青色、ピンク色、白色、茶色などもあってバリエーションが豊富なのも人気の一因となっているようです。
■イベント
東京・池袋のサンシャインシティでサンゴの日に関する定期的なイベントが行われているそうです。
「サンゴの日記念沖縄まつり」と銘打って、沖縄にゆかりのある芸人やアーティストのライブなどが行われているようです。
もちろん、サンゴに関する体験などもあります。
サンゴのクイズ&スタンプラリーを行っていたり、サンゴのことについて学べる学習会があったり、サンゴの苗を作る体験ができたりなど様々な催しが行われています。
サンシャインシティ内には水族館もあり、そこでは「サンゴフェスタ」と銘打って、特別パネルの展示を行ったり、風化したサンゴを焙煎して淹れたコーヒー「35COFFEE」を飲むことができたりというイベントも行っています。
サンシャインシティ全体を上げた非常に勢いのあるイベントとなっています。
■サンゴの雑学
サンゴも「夏バテ」をする?!
近年、世界中のサンゴ礁で、サンゴの白化現象が問題となっているそうです。
その原因は、気候の変動による海水温の上昇、紫外線などの影響で過度のストレスに耐え切れなくなった褐虫藻がサンゴから逃げてしまい、白いからだが透けて見えているということみたいです。
簡単に言うと、ストレスによる疲労困憊状態であり、サンゴの「夏バテ」と言ってもいいような現象です。
また、白くなってしまっていてもまだすぐに死んでしまうということではないようです。
素早く対応してストレス要因を取り除いてあげることできれいな色に復活することができるそうです。
■まとめ
今回はサンゴの日についてご紹介させて頂きました。
沖縄に住んでいる人にとっては身近なものに感じるかもしれませんが、他の地域に住んでいる方からすると結構珍しいものなイメージがあると思います。
3月5日にはサンゴを見るために沖縄旅行に行く、なんていうのも素敵ではないでしょうか。
そこで素敵な出会いなどもあるかもしれませんね。
3月の誕生石でもあるので3月生まれの方にはぜひ知っておいてほしいサンゴの日でした。
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