▪はじめに
現在は、家庭用ゲーム機がほとんどの家に置いてある時代です。
でも、初めてファミコンが発売された時にはゲームセンターなどでしかすることができなかったゲームが家で出来ると、大騒ぎになりました。
今回はそんなファミコンにちなんだ記念日やファミコンに関する雑学を紹介します。
目 次
ファミコンの日とは
ファミコンの日は、毎年7月15日にあります。
ファミコンの日は、1983年(昭和58年)7月15日に任天堂から「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」という家庭用ビデオゲーム機が発売されたことを記念して制定された記念日です。
▪意味
ファミコンの日は、任天堂からファミコンが発売されたことを記念し、家族でゲームを楽しむ日という意味があります。
ファミコンの登場で、これまでゲームはアーケードで楽しむものから家庭で楽しむものに変わっていきました。
ファミコンの日は、ゲームの歴史上重要な日なのです。
▪由来
ファミコンの日は、1983年(昭和58年)の7月15日にファミコンが発売されたことに由来しています。
▪イベント
ファミコンの日にちなんだイベントは見つかりませんでした。
ファミコンの雑学
<ドンキーコングはキングコングに裁判で勝ったことがある?>
ファミコンが発売された時、「ドンキーコング」「ドンキーコングJR.」「ポパイ」の
3本のソフトも同時に発売されました。
ドンキーコングは、1981年にアーケードで出たゲームで、1982年にはゲームウォッチに移植され1983年にファミコンに移植された人気のゲームでした。
ドンキーコングシリーズは今でも人気が高く、様々なゲーム機でプレイすることが出来るので、みなさんも1度はプレイされたことがあるのではないでしょうか。
このドンキーコングですが、何かに似ているとは思いませんか?
1933年にアメリカで作られ多くのシリーズもある特撮映画「キングコング」です。
あまりにも似ているために、1982年にアメリカの映画会社ユニバーサルがキャラクターの著作権侵害で裁判を起こしたのです。
これに対して任天堂は、決して真似をしたわけではないのに訴えられるなんて名誉棄損だとして訴え返したのです。
この裁判の結果は任天堂の「ドンキーコング」と「キングコング」は別物という主張が認められ、ユニバーサルは任天堂に約160万ドルの損害賠償を支払うことになったのです。
<スーパーマリオブラザーズの主人公は本当はマリオではなかった?>
ファミコンで世界一有名なキャラクターと言えばスーパーマリオブラザーズのマリオですよね。
2016年に開催されたリオオリンピックの閉会式で安倍総理がマリオに扮するほど世界中に知られ愛されているキャラクターと言えると思います。
今ではこれほど有名なマリオですが、初めは名前もないキャラクターだったって知ってますか?
マリオは最初、「ドンキーコング」の中でさらわれたヒロインを救う主人公として登場しました。
この時はまだ名前が無かったのですが、当時アメリカで借りていた倉庫のオーナーのマリオさんに似ているということで、スタッフ内でこのキャラクターのことを「マリオ」と呼んでいたそうです。
そして「ドンキーコングJR.」を発売した時に悪役である彼の名前を「マリオ」と正式に名付けました。
このように、そもそもマリオはドンキーコングのキャラクターの1人でしかなかったのですが、次のゲームを開発している時にある事件が起こりマリオの運命が大きく動いたのです。
任天堂では、当時人気だったアニメーションの「ポパイ」と契約を結んでポパイを主人公としたゲームを作っていました。
しかし、様々な事情からポパイを使うことができなくなってしまったのです。
そこで急遽主人公に抜擢されたのが、任天堂のディレクター宮本茂さんが作った「マリオ」でした。
こうしてマリオは現在、全世界で売り上げ累計5億本を超える大人気のシリーズの主人公となったのです。
<まとめ>
いかがでしたでしょうか?
今では家庭でクオリティの高いゲームをすることは当たり前のことになっていますが、これは任天堂がアーケードに負けないクオリティのゲームが一般家庭でもプレイできるように販売金額を抑えて発売してくれたことも大きな要因の1つです。
家庭用ゲーム機に「ファミリーコンピュータ」と名付けられたのも家族みんなでゲームを楽しんで欲しいという願いが込められているそうです。
ファミコンの日には、家族みんなでゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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