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地名の日とはいつ?意味や由来、アイヌ文化の振興イベントも

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■はじめに

徐々に梅雨が明け始める7月から、8月に入るといよいよ本格的な夏を意識するシーズンになります。

夏休みを迎えるにあたって、旅行の計画を立て始めている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな7月の下旬には、私達が暮らす日本各地のルーツに関係のある地名の日があります。

 

地名の日とは

地名の日は毎年7月28日にあります。

日本地名愛好会によって2008年(平成20年)に制定されました。

日本地名愛好会は日本全国の失われていった地名やインターネット上にない小字(こあざ)などを調べることができるように、情報収集した地名をWEB上でデータベース化する活動を行っています。

 

■意味

地名の日は、地名について正しく理解し興味を持ってもらいたいという意味合いがあります。

日本には珍しい地名やなかなか読めない地名がありますよね。

例えば地名のルーツをたどるツアーや研究発表などが全国各地で行われています。

 

■由来

7月28日は、アイヌ語地名研究家・山田秀三の命日(1992年)であり、地名研究家・谷川健一の誕生日(1921年)でもあります。

偉大な地名研究家お二人の功績を称えるにあたり、偶然にも日にちが一致したことから地名の日は7月28日に制定されました。

 

■イベント

北海道博物館では北海道の歴史や文化、自然を紹介する展示やイベントを行っていて、アイヌ文化の振興に寄与する活動も行われています。

2019年には7月6日~9月23日にかけて第5回特別展【アイヌ語地名と北海道】が行われます。

これは、多くがアイヌ語に由来すると言われている北海道の地名を通して、北海道を見つめ直そうというもの。

山田秀三の調査記録などの資料が紹介され、期間中に様々な講座が開催されます。

詳細はこちら

 

 

他にも、全国各地で地名をテーマとしたイベントが開かれています。

日本地名研究所による全国地名研究者大会やその土地の地名からルーツをたどるツアーなど。

この時期、お出掛けを考えている方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

地名の雑学

地名の日にちなんだ雑学をご紹介します。

 

□北海道の地名

北海道には、読むのが難しい地名がたくさんあります。

これはアイヌ語が由来となっているためと言われていて、江戸時代以降に和人(日本人)が入るようになってからアイヌの土地名に漢字をあて作られたからです。

例えば、「札幌」は“乾いた大きな川”を意味する「サッ・ポロ・ペツ」に由来しています。

 

他にも「小樽」は“砂浜の中の川”を意味する「オタ・オル・ナイ」、「稚内」は“冷たい飲み水の川”を意味する「ヤム・ワッカ・ナイ」、「釧路」は“温泉水”を意味する「クスリ」など、意味を調べるともともとどのような地域だったのか連想できるのではないでしょうか。

 

□アイヌ語とは!?

日本列島東北部に居住するアイヌ民族の言語のことです。

アイヌ民族の居住地域は主に北海道、千島列島、樺太でしたが、現在はアイヌの移住に伴って首都圏などにも拡散しています。

しかし現在は、アイヌ語を継承しているアイヌの数は非常に少なく、アイヌ語は近いうちに消滅してしまう「消滅危機言語」の一つになっています。

 

アイヌ語を幼少期から自然に習得した母語話者は、既に北海道内に数名だけと推定されていて、高齢であることから消滅に近い言語として認識されています。

アイヌ語は危機に瀕しているものの、こういった言語の中では例外的と言って良いほど大量の録音資料が残されているのだそうで、それらを活用した研究や保存活動が道内や関東を中心に行われています。

 

■まとめ

地名の日についてご紹介させて頂きました。

普段あまり意識せずに使っている地名ですが、昔どのような場所だったのか、どんなことがあったのかなど、何らかの由来に基づき現在に引き継がれているんですね。

毎年7月28日地名の日には、お住まいの地域の地名について調べてみたり、興味を持った地名からその歴史を学んでみるのも面白いかもしれません。

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