▪はじめに
みなさんは甘いものは好きですか?
最近は健康のためにと砂糖以外の甘味料が使われたお菓子や飲み物も多いですが、やはり砂糖が使われたものは別格に美味しいですよね。
最近では、砂糖は脳を動かす大切な栄養素として見直されてきています。
そこで今回は、砂糖に関する記念日や雑学などについてご紹介します。
目 次
砂糖の日とは
砂糖の日は、毎年3月10日にあります。
この記念日は、2014年(平成26年)に「お砂糖“真”時代」推進協議会によって制定されました。
「お砂糖“真”時代」推進協議会は、精糖工業会・日本精糖協会・日本ビート糖業協会・日本甘蔗糖工業会・日本分蜜糖工業会・日本砂糖輸出入協議会・全国砂糖特約店協同組合連合会の8つの砂糖関係団体で構成されているもので、主に砂糖についての啓発活動を行っています。
▪意味
砂糖の日は、「砂糖の優れた栄養価を見直す日」として制定されました。
また3月10日は東日本大震災の前日ということもあり、砂糖の効用の1つである「長期保存可能なエネルギー源」ということを広めるとともに、防災についても考える日という意味もあります。
▪由来
砂糖の日は、「さ(3)とう(10)」という語呂合わせが由来となっています。
▪イベント
砂糖の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
砂糖の雑学
<昔の長崎には「こぼれ砂糖」や「もらい砂糖」と呼ばれるものがあった?>
現在では日本でも作られるようになった砂糖は、昔は全て輸入によって賄われていました。
日本には、奈良時代に唐から来日した鑑真和上が砂糖を持ち込んだことが最初だという説がありますが、同時期の遣唐使が唐から持ち帰ったという説もあります。
いずれも砂糖は薬として扱われるとても貴重な物でした。
鎌倉時代末期ごろからは中国大陸との貿易が盛んになり、砂糖の輸入量も増えましたが、一般に行き渡るほどではなく、甘味料は麹や蜂蜜や甘葛(あまずら)などが使われていました。
室町時代に入るとポルトガルなど西洋との外交が始まります。
そのことによってポルトガルやオランダからも砂糖を輸入するようになり、砂糖の流通が以前より増え、さらに江戸時代になると日本国内でも砂糖が作られるようになり少しずつ調味料として一般に広まっていきました。
しかし、江戸時代に入ると日本が鎖国をして長崎の出島のみで砂糖などの輸入品の受け入れが行われるようになります。
この出島では当時「こぼれた砂糖は砂糖を運ぶ荷物係が自由に分けて良い」という決まりがありました。
流通が増えたとはいえ当時砂糖はまだまだ貴重品だったので、荷物係がわざとこぼして砂糖を手に入れて荷物係たちが売る「こぼれ砂糖」と呼ばれるものがあったとか。
また、出島に立ち寄った外国人たちが出島の遊女に砂糖をプレゼントすることもよくある事で、遊女たちはその砂糖を売って小遣い稼ぎをしていたという話も残っています。
この遊女たちが売った砂糖は「もらい砂糖」と呼ばれていたそうです。
ちょっとずるい気もしますが、「こぼれ砂糖」も「もらい砂糖」も一般的な値段よりも安く売られていたので、庶民には重宝されていたといわれています。
<海外では緑茶にも砂糖を入れて飲む習慣がある?>
日本はお茶をよく飲む国の1つです。
緑茶やほうじ茶、麦茶など日本独自のものから、紅茶・ウーロン茶・プーアル茶・ジャスミン茶など海外のお茶まで、食後や休憩の時だけでなく水分補給のために水代わりに飲む人も少なく無いですよね。
ところでみなさんはこれらのお茶に砂糖を入れますか?
紅茶には砂糖を入れる人が多いかもしれませんが、その他のお茶に砂糖を入れる人はほとんどいないと思います。
ところが、海外ではこれらのお茶にも砂糖を入れて飲むのが普通なのです!
外国の人にはお茶の渋みが口に合わないようで、とくに渋みの強い緑茶には砂糖を入れないと飲めないという人が多いのです。
アメリカなどでも最近の健康志向から緑茶がペットボトルで販売されているのですが、砂糖がたっぷり入っていて物凄く甘くなっているそうです。
渋いお茶に慣れていそうな中国ですら、緑茶は砂糖入りと無糖の2種類のお茶がペットボトルで売られているので、日本に来て砂糖入りの緑茶が無くて困惑するのだとか。
逆にアメリカなど海外に行く時には、甘くないお茶が飲みたくなった時用に緑茶や紅茶などのティーバッグを持っていくことをおすすめします。
▪まとめ
海外には日本の常識とは違った砂糖の使い方があって面白いですね!
砂糖は取り過ぎると健康を損ねてしまう可能性が高くなりますが、適度な量は脳の働きを助けたりリラックス効果が得られるといわれています。
効率よく勉強や仕事をする為に、学校や仕事の前に少し甘いものを食べてみてはいかがでしょうか?
3月10日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!