■はじめに
まだ肌寒さが抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、季節の変わり目で天候が荒れやすく、お家でテレビ鑑賞を楽しんでいるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな4月の後半は、私達の娯楽や情報源として欠かせない民放の日です。
目 次
民放の日とは
民放の日は毎年4月21日にあります。
民放の日が制定されたのは、1993年(平成5年)のこと。
もともと1968年(昭和43年)に日本民間放送連盟(民放連)が「放送広告の日」として制定した記念日が改称されました。
民放連は正会員206社、準会員1社の計207社で構成されていて、放送事業を支えることやPR、放送文化を育成する活動をしています。
■意味
民放の日は、視聴者・聴取者に対して民間放送への理解を深めてもらいたいという意味合いがあります。
そして、業界側が視聴者・聴取者に民間放送の取り組みをPRする日でもあるんですね。
例えば4月21日~27日の1週間を「民放週間」として特番が放送されたりします。
■由来
1951年(昭和26年)4月21日、日本初の民間放送としてラジオ16社が予備免許を受けました。
これを記念して、民放の日は4月21日に制定されました。
ちなみに、翌1952年(昭和27年)のこの日、日本民間放送連盟が発足しました。
■イベント
民放の日を中心に、民間放送の取り組みをPRするキャンペーンなどが民放連で行われています。
過去には民放の日である4月21日を中心に、統一キャッチコピー「4月21日は民放の日」を用いて全国で一斉にキャンペーンを展開するとともに、民放連ウェブサイトにPRページを開設しました。
これは、キャッチコピーのロゴをクリックすると4月26日まで民放連のPRページを見ることが出来るというもの。
このロゴは、民放連会員の各社が統一で使っているもので、キャンペーン期間中に様々な局の番組やウェブサイトなどに登場しました。
民放連ウェブサイトのトップページも、民放の日スペシャルデザインにされていたとのこと。
期間中は番組やウェブサイトをぜひチェックしてみてください。
民放の雑学
民放の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□民放とは!?
民放とは、民間放送の略語で、国営放送、公共放送の対義語になります。
主として民間の資本によって設立された放送事業者によって行われる放送を指します。
□民放の始まり
太平洋戦争終結後、GHQは当初軍事的な立場と急進的な放送局の出現を危惧し、「NHK独占、民放却下」の原則を打ち出していたため民放の設置は否定されていました。
その後、1950年(昭和25年)に民間放送の設置が認められる放送法が公布施行され、翌年の1951年(昭和26年)9月1日、愛知県の中部日本放送(現在のCBCラジオ)と大阪府の新日本放送(現在の毎日放送・MBSラジオ)のラジオ放送開始が日本で最初の民間放送とされています。
ちなみに、テレビ放送の第一号は1953年(昭和28年)8月28日に放送を開始した日本テレビです。
□民放連が主催の放送大賞
民放連が主催の放送大賞として、日本民間放送連盟賞と日本放送文化大賞があります。
それぞれ年に1回実施され、質の高い優れたテレビ・ラジオ番組が発表・表彰されます。
■まとめ
民放の日についてご紹介させて頂きました。
テレビやラジオの民放をいつも楽しみにしているという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
今では、たくさんの民放があり、私たちを楽しませてくれたり、大事な情報源になっていますよね。
そんな、私達の日常に欠かせないツールとなっている民放。
毎年4月21日民放の日には、関連イベントをチェックしてみたり、民放の始まりに思いを馳せて改めて楽しんでみてはいかがでしょうか。
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